脱力系カーアクション『キャノンレース』

おすすめの映画 Konishi

#3 キャノンレース

皆様こんにちは。毎週おすすめ映画をご紹介いたします小西です。

 

第3回目にご紹介するのは2014年公開、ハルヴァルド・ブレイン監督の映画『キャノンレース』です。

 

地元でも名の知れたストリートレーサーで自動車修理工場を営むロイは、ライバルレーサーのTTから勝負を挑まれる。ノルウェーの首都オスロからスカンジナビア半島最北端のノール岬まで2200キロの道のりをルールなしの公道レースで駆け抜ける。さらにロイは離れて生活する娘のニーナもつれていくことになり自慢の愛車フォード・マスタングでゴールを目指す。北欧中から集まったドライバーも参戦しカオスで壮絶なレースが幕を開けた。

北欧の素晴らしい景色と豪華なスポーツカー、個性豊かな登場人物たちにより今までに見たことない作品に仕上がっています。また、レースだけではなくユーモラスなヒューマンドラマも見ものとなっています。

この映画ノルウェー本国では異例の大ヒットを飛ばし年間興行ランキングではあの「ワイルドスピードユーロミッション」を押さえ第一位を記録しました。

この映画、日本公開当時「北欧映画」としては珍しく、地方の大きな映画館でも公開されていました。しかし、私も実際に映画館に足を運んだのですが、週末の昼の上映時間にもかかわらず見に来ている人はまばらだったのを覚えています。映画自体はとてもおもしろくカーアクション映画でありながら人間ドラマに重点を置いており、終始脱力感のある緩い空気が流れた作品になっています。独特の間の使い方、決して多くないカット割りからはハリウッド映画には出せない独特の北欧の国民性のようなものを感じ、今までに見たことない「脱力系カーアクション」ジャンルのパイオニアになれるかもしれない作品です。

スカンジナヴィア半島の景色も楽しめ、迫力のレースも楽しめるユニークな映画ですので是非週末に鑑賞なさってはいかがでしょうか。

最後までご覧いただきありがとうございます。それではまた来週の記事でお会いしましょう。

 

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