【映画「1987」韓国の民主化運動を、今、体験する❗️】
久しぶりに感動する映画に出会いました。
娘のオススメで今日、見に行った「1987 ある闘いの真実」
韓国で、実話を元にして2018年9月8日(わたしの誕生日?)に公開された映画です。
ほんの30年前に、韓国でこんなことがあったなんて!
韓国の人々が命がけで闘ったなんて!
映画で今、そのすさまじい真実を体験できました!
チョン・ドファン大統領軍事政権のもと、ソウル大学の学生運動家だった一人の若者が、警察の拷問によって死んでしまう、そしてそれを隠蔽しようとした大統領の側近。
真実の隠蔽を拒む検察官を演じる、破天荒な ハ・ジュンウ
大学生の民主化運動のリーダー 知的なカン・ドンウォンを初め、
刑務所の看守たち、新聞社の記者たちにいたるまで、
すべてのキャラクターが魅力的で、
実在の人物を彷彿とさせてくれます。
徹底した時代考証により、
街並みの再現、ファッションは当時の布地まで考えて作られたそうです。
そして、それぞれの人々のいくつもの物語が交錯し、
すさまじい暴力を受ける弾圧の中、
ひとりひとりが、命がけの勇気で真実をあばく、
まさに、現代の私たちにメッセージを送っているようです。
光州事件を描いた 映画「タクシー運転手」が話題になりましたが、
その続編とも言えるかもしれません。
大学生たちが、秘密裏に集まり、光州事件の悲惨なビデオを見るシーンがあります。光州事件では、デモをしていた民間人、147人もが軍と警察により銃殺されています。
娘は、「少年が来る」という小説を読んで、この映画に関心を持ったそうです。
ラストシーンで、100万人の国民が集まったこの写真は、当時のものだと思います。
圧巻でした。
南アフリカの黒人解放運動の映画「遠い夜明け」を思い出しました。
映画館で涙がとまりませんでした。
映画は、長崎のセントラルという映画館で上映されました。
大きな大衆向けの映画館ではなかなか上映してくれないような、良い映画をピックアップしてくれる小さな映画館です。
みなさんも、ぜひぜひ、「1987 ある闘いの真実」をご覧になって下さい。
今の日本に必要な勇気をもらえます。
DVD発売は、今年の12月くらいになるようです。
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