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    先日、フランスの作曲家 フランシス・レイ Francis Lai が亡くなったと言うニュースが、ひっそりと届きました。享年86歳だったそうです。

    最近の「映画音楽」というと、映画とのタイアップ曲か、ヒット曲やオールディーズの有名曲などの既存の音楽を使うことが多いようです。しかし以前は、「映画音楽」と言えば、主題歌やテーマなどその映画のいろんなシーンに対して専門の作曲家が作曲し、演奏家を集めて演奏するというのが主流でした。ですから、昔の映画のサウンドトラックというと、メインテーマとか愛のテーマとか、シーンごとに造られた曲がずらっと並んでいたものでした。現在は、サウンドトラック自体が発売されることも少ないですし、あったとしても、映画の中で使用した既存の曲のオムニバスというものが多いようです。どちらが良いというわけではありませんが、以前の映画音楽というのは、レコード・ラジオ以外で新しい音楽と出逢うことができる貴重なジャンルの一つだったのは確かでした。
    有名な映画音楽の作曲家と言うと、ニーノ・ロータ、ヘンリー・マンシーニ、バート・バカラック、フランシス・レイ、エンリオ・モリコーネ、ミシェル・ルグランなどでしょうか。いずれも、かけがえのない映画音楽を私たちに届けてくれた作曲家たちです。

    さてその中で、今回取り上げるフランシス・レイは、映画監督クロード・ルルーシュとのコンビで多くの映画音楽を作曲し、60年代から70年代にかけてフランス映画を彩った作曲家です。有名な映画だけでも

    「男と女」 (1966年)「パリのめぐり逢い」 (1967年)「個人教授」 (1968年)「白い恋人たち/グルノーブルの13日」 (1968年)「雨の訪問者」(1969年)「脱走山脈」 (1969年)「ある愛の詩」 (1970年)「狼は天使の匂い」 (1972年)「男と女の詩」 (1973年)「ビリティス」 (1978年)「愛と哀しみのボレロ」 (1981年) など当時の映画ファンなら涙がでるくらいの作品がズラリと並んでいます。映画の映像とともに当時のほろずっぱい思い出が浮かんでくる人も多いのではないでしょうか。

    ダ・バ・ダ・ダバダバダ・ダバダバダのスキャットで有名な「男と女」。オリンピックの記録映画「グルノーブルの13日」で、記録映画とは思えないような甘くて美しいメロディーとその中で競技するプレイヤーたちをロマンティックな映像で描いた「白い恋人たち」(お菓子の名前ではなく)。どれも、フランス映画の華やかさ、おしゃれでエレガントな振る舞い、大人びた哀愁などなど、「映像と音楽の融合した世界」で、当時の若者たちにたっぷりと教えてくれました。


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    余談ですが、韓流ブームを作った韓国ドラマ「冬のソナタ」の雪の中のデート・シーンでも、この曲が使われていました。
    今日はその中から、歌詞のある曲ということで、アカデミー賞・作曲賞を受賞し、アンディ・ウィリアムズの歌でヒットした 「ある愛の詩 Love Story 」を聴いてみましょう。

    Love Story  Francis Lai  1970

    Where do I begin
    To tell the story of how great a love can be
    The sweet love story that is older than the sea
    The simple truth about the love she brings to me
    Where do I start
    With her first hello
    She gave new meaning to this empty world of mine
    There’ll never be another love, another time
    She came into my life and made the living fine
    She fills my heart
    She fills my heart with very special things
    With angels’ songs, with wild imaginings
    She fills my soul with so much love
    That anywhere I go I’m never lonely
    With her around, who could be lonely
    I reach for her hand, it’s always there
    How long does it last?
    Can love be measured by the hours in a day?
    I have no answers now but this much I can say
    I know I’ll need her till the stars all burn away
    And she’ll be there
    How long does it last?
    Can love be measured by the hours in a day?
    I have no answers now but this much I can say
    I know I’ll need her till the stars all burn away
    And she’ll be there

    ソングライター: Carl Sigman / Francis Lai
    ある愛の詩 歌詞 © Sony/ATV Music Publishing LLC

    岩谷時子さんのすばらしい訳詞(超訳)がありますので、これも紹介しておきます。こちらも、とてもすてきです。アンディ・ウィリアムズも来日して、日本語で歌ってくれていました。

    ある愛の詩 岩谷時子 日本語訳詞

    海よりも 美しい愛があるのを
    おしえてくれたのは あなた
    この深い愛を 私は歌うの

    いつかしら 最初に声かけてくれた
    あの時あなたは 私の世界に
    光と いのちを与えた

    大きな その不思議な力で
    心みたし 愛してくれたの
    私はもう こわくない
    あなたの いるほうへ
    手をだせば とどくから

    もうなにも この世で欲しいものはない
    美しい愛は 続くの
    星が夜空に 燃えつきるときまで

    この機会に、レコード棚から当時の愛聴盤を引っ張り出して、久しぶりに針を落とし、レコードの音の世界に浸ってみたいと思います。

    それでは、また。#10

     



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