映画『移動都市/モータル・エンジン』都市が都市を喰らう!本格SFファンタジー

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皆様こんにちは。毎週おすすめ映画をご紹介いたします小西です。

本日ご紹介するのは2019年3月1日公開、クリスチャン・リヴァーズ監督の映画『移動都市/モータル・エンジン』です。

 

 

60分戦争と呼ばれる戦いから1,700年が経過した地球。人々は荒廃した大地をはうようにして進む巨大移動都市に暮らし、ほかの移動都市を取り込み資源を奪いながら生活していた。そんな中、少女ヘスター(ヘラ・ヒルマー)は、ある目的を果たすために移動都市のロンドンへと潜入し、トム(ロバート・シーアン)という青年と出会う。

人気小説シリーズの『移動都市』を実写化。独自の世界観を見事に映像化したSFファンタジー作品。

 

 

今年1月の記事でも少しご紹介した『移動都市/モータル・エンジン』がついに公開されました。

今作は遥か未来、戦争により一度文明が崩壊した世界が舞台のポストアポカリプスのジャンルではあるものの、新たな文明の築かれた世界で物語が展開。小道具や建物、巨大メカに至るまで世界観を反映させたデザインを徹底的に追及しており、SFやファンタジー映画では最も大切な、作品世界に入り込むための重要な要素に仕上がっています。中でも最強の移動都市ロンドンはその構造から都市システム、デザインに至るまですべてが洗練されており目を見張るものがあります。ほかにも海上を移動する刑務所、空に浮かぶ空中都市などが次々に登場し最後まで飽きることなく、2時間ワクワクしっぱなしです。

また、戦闘シーンもスチームパンクな武器を使ったスタイリッシュなアクションが展開。特に反移動主義同盟のリーダー、アンナ・ファングが逆手持ちの刀や銃を振り回し無双するシーンはかっこいいの一言に尽きます。

ストーリーは薄味ながらも、その世界観のボリュームのために2時間に納めるにはちょうどよいシンプルさ。メカ好きな方にはそのビジュアルだけでご飯3杯行けちゃうボリューミーな映画です(笑)。正直ここまで練られた世界観を映画だけにとどめておくのはもったいないので、ゲーム好きとしてはゲーム化なんかもしてより深く世界観を掘り下げてほしい作品でした。

現在絶賛公開中ですので、是非劇場でご覧になってみてはいかがでしょうか。

 

 

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