【予習は泥棒の始まり?暗記中心の学校教育に危機感❗️】

教育

小学生のランドセルが重くなっている

今、よくニュースで見かけるのが、
小学生のランドセルが、重くなっているということです。

学習指導要領の改訂で、
学習内容が増え、教科書や、予習、復習のためのノート、プリントが増えているためです。

わたしが小学生の頃は、
学校が終われば、友だちと、緑の中で遊び回るというのが当たり前の時代でした。
今では、公園で遊んでいる子どもたちの姿を見かけることも少なくなりました。
なんと小学生から進学塾に行っている子どもが増えています?

あー? 幼稚園くらいの子どもたちが、午後からサッカーしてる?
と思って、よくよく見ると、それは、4,5歳児のためのサッカークラブなんです❗️
びっくりしました❗️
こんな小さな頃から遊びも「習い事」なんですね?

 

 

今の暗記中心の学校教育は、安い労働力を作るため

暗記中心の学校教育は、基礎的な学力をしっかりつけさせ、
大量生産の、前時代的な企業の中で、
単純労働をこなし、上司の命令をきちんと聞いて働く、労働者を大量生産するための教育でした。
でも、今でも、それが続いています。

日本の学校は、まだまだひたすら、暗記競争❗️❗️❗️です。

授業の仕方によっては、
教科書の予習をきちんとしてきて、学校では、わからなかったところの質問に答えるのみという形式を取っていることもあるそうです。これでは、受験のための塾と同じです?

時代はインターネットの進化により、すさまじい速さで変化しています。
このような暗記中心の学校教育が、必要なくなる時代も、もうすぐそこまで来ているのです。

単純労働は、AIに、一番早く取って代わられる仕事です。
また、教科書の内容はメモリスティックに入ってしまうくらいの量です。
インターネットでの検索もすぐできるようになりました。

もちろん、基礎的な学力は必要ですが、
それ以上の、膨大な、暗記中心の学校教育は、必要でしょうか?

医師や弁護士の仕事さえ、
インターネットのビッグデータと、
眠る必要の無いAIや、ロボットの出現で、多くが無くなってしまうのではと言われています。

それでは、
インターネットに奪うことのできないものはなんでしょう。

それは、
人間の創造性、クリエィティビティです?????

これからは、テストのための勉強は必要なくなるのでは無いでしょうか?

 

学校は、発見、考える、議論する、教え合う、助けあう、感動するための場所

 

授業は、発見、感動の場であるべきだと思っています。
たとえば、高校での長文読解の授業で、
すでに、塾の先生に教えてもらって、すべての日本語訳を書いてきている生徒がいます。
指名すると、その部分を読み上げるだけです。
びっくりして、生徒に聞くと、「間違えて、恥をかきたくないから」と言っていました。

わたしは、予習は必要ないと思います。だから、冗談で、「予習は泥棒の始まり(笑)」と言いますが、これは、「仮設実験授業*」の「考える授業」「たのしい授業」の理念でもあります。

授業で、たった一つの英語の文章でも、
みんなで、考え、いろんな日本語の意味を、それぞれの言葉で表現し、
間違うことによって、発見があるのです!!!

時には、生徒たちの素晴らしい訳に感動します!!!

わたしは、長文読解のプリントを作り、
グループ学習を行っていました。

アインシュタインは、
「人に教えることができて始めて、真に理解したと言える」と言ってますが、
わからない友だちに説明することで、さらに理解が深まります。

また、ひとつのテーマについて話し合うことで、
さらに深い理解、広い興味がわいてきます。

そして、得意分野も体験も違う、お互いの意見に感動することで、
互いを尊重するという、人間関係も磨かれていきます。

卒業生の竹森学くん(現在大村市議会議員)が、わたしのプロフィールに書いてくれているように、
​「英語の授業で学んだこと、
『感動すること』そして『優しさ』
テキストを暗記するだけではなく、人とつながる英語を教えてくださって
ありがとうございました。」
という感想を授業の終わりにもらえることは、ほんとうに幸せです?

遊びの大切さ

受験のための小手先の勉強は、本当に身についているのでしょうか?
それらの情報をいかに使うかを
「考える力」こそが大切だと思います。

しかも、それをこの社会がさらに暮らしやすい社会になるための、
「他者に対する共感」「優しさ」を育む教育が大切です。

それは、遊びの中でこそ、育まれるものです。

デンマークの「森の保育園」では、ゲーム機もタブレットもありません、
プラスチックのおもちゃもありません、

ただただ、森の中で、
葉っぱや、どろんこで、子どもたちは創造性を伸ばしています。
青い、果てしない空をながめては、空想の翼を伸ばしています。

このような環境こそ、子どもたちにとって、大切なものだと思います。

また、フィンランドでは、
「宿題という概念そのものが時代遅れだ」と考えられています。
宿題はなく、たいせつな10週間もの夏休みがあります。

このような豊かな創造性を伸ばす教育に、
暗記中心の日本の学校では、このままでは、たちうちできないでしょう。


以下の記事も参考にされてください。

AIの進化でなくなる職業

オックスフォード大学が認定 あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」

702業種を徹底調査してわかった

「コンピューターの技術革新がすさまじい勢いで進む中で、これまで人間にしかできないと思われていた仕事がロボットなどの機械に代わられようとしています。

たとえば、『Google Car』に代表されるような無人で走る自動運転車は、これから世界中に行き渡ります。そうなれば、タクシーやトラックの運転手は仕事を失うのです。

これはほんの一例で、機械によって代わられる人間の仕事は非常に多岐にわたります。私は、米国労働省のデータに基づいて、702の職種が今後どれだけコンピューター技術によって自動化されるかを分析しました。

その結果、今後10~20年程度で、米国の総雇用者の約47%の仕事が自動化されるリスクが高いという結論に至ったのです」

人間が行う仕事の約半分が機械に奪われる—そんな衝撃的な予測をするのは、英オックスフォード大学でAI(人工知能)などの研究を行うマイケル・A・オズボーン准教授である。

そのオズボーン氏が、同大学のカール・ベネディクト・フライ研究員とともに著した『雇用の未来—コンピューター化によって仕事は失われるのか』という論文が、いま世界中で話題となっている。

…………………

ロボットやコンピューターは芸術などのクリエイティブな作業には向いていません。となれば、人間は機械にできる仕事は機械に任せて、より高次元でクリエイティブなことに集中できるようになるわけです。

人間がそうして新しいスキルや知性を磨くようになれば、これまで以上に輝かしい『クリエイティブ・エコノミー』の時代を切り開いていけるのです」

もちろん、そうした高次元でクリエイティブなスキルを身につけられなければ、失業者に転落するリスクが大きいということでもある。

 

 

 

 

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