【映画・新聞記者〜現政権に向き合った勇気ある作品❗️】

Candy's Review

【映画・新聞記者】見てきました?

月曜日でも、祝日ということもあってか、
中くらいの大きさの劇場でしたが、
ほぼ満員でした❗️

嬉しいです?

もう少し若者の数が多かったら良かったのに(×_×)

東京新聞の記者・望月衣塑子が実際の体験を元に書き上げた
同名ベストセラーを元に作られた、
日本の政治を切る❗️映画でした❗️

主役の女優は、
韓国の著名な、演技派女優シム・ウンギョン

日本人女優で演じる人がいなかったそうです。
この役を引き受けなかったプロダクションは、
臆病者?!として、映画史に名前を残すでしょう。

そして、ダブル主演の、国側のエリート官僚役を見事に演じた、
松坂桃李くんは、
勇気ある、志の高い俳優として、
映画史に名前を残すでしょう。

まさに、映画の内容そのままに❗️

映画の後半では、
ハリウッド映画のアクションシーンを超える❗️
静かな中の、
緊張感❗️
恐怖感❗️
で、どきどきして息を止めてスクリーンに釘付けになりました❗️

日本って何て恐い国なんだ❗️

物語は、
東都新聞の記者・吉岡エリカのもとに、政府の極秘情報が、
匿名FAXで届くところから始まります。

彼女は、日本人の父と韓国人の母のもとアメリカで育ち、
同じくジャーナリストの父親が、
過酷な運命を引き受けて悲劇的な死を体験しています。

そして、日本の東都新聞で働く彼女は、
真相を突き止めようと調査に乗り出します。

一方、内閣情報調査室の官僚・杉原(松坂桃李くん)は、
現政権に不都合なニュースをコントロールする任務についています。

この調査室は、
現政権にとって都合の悪い人々についての偽の情報をでっち上げ
それをTwitterを使いまくって拡散するという仕事をしています。

エリート官僚たちが、
PCに向かい、
国の命令通りに、いくつものTwitterアカウントで投稿している姿に、
苦笑(笑)してしまいました。

こんなことのために、
東大などのエリート大学で、勉強してきたの???

そんなある日、杉原(松坂桃李くん)は尊敬するかつての上司と久々に再会すしますが、
上司ははその数日後に投身自殺をしてしまいます。

その上司の自殺の陰には、
彼が背負いきれなかった、
国の陰謀が隠されていました。

まさに、今の日本そのものの姿がそこに見えます。

「この国の民主主義なんて、形だけでいいんだよ」
と言い放つ、官僚。

こんなことを言われていていいのでしょうか❗️

7月21日の参議院選挙❗️
ひとかけらの、ガラスの破片であろうと、
相手の目を傷つけることができます。
選挙に行くことは、
想像以上に、国を動かす力を発揮します❗️

ただ、気になったのは、
映画作品としてみると、
前半、話が長すぎて、途中で見るのを諦める人がいるかも、
です。

そして、この映画は日本では、本当に勇気を持って作られたドラマですが、
まだまだ及び腰だなあと感じました。

アメリカ映画
マイケルムーア監督の作品や、
ペンタゴンペーパーズ、

イラク戦争の真相に迫った、「グリーンゾーン」
などの迫力

このような映画が日本ではあまり作られないことが残念です。

アメリカは貧富の格差など大きな問題を抱えていますが、
表現の自由度は、日本よりはるかに大きいと思います。

しかし、
同調圧力の強い日本の中で、
国を正面に見据えた映画を作ったことは、
日本がよりより社会になるための、一歩には、間違いありません❗️

この作品に、拍手を送りたいです。

監督は「デイアンドナイト」の藤井道人。

 

 

 

 

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