暑い夏はアニメを見よう!『PSYCHO-PASS(サイコパス)』未来の法執行システムの是非を問う

おすすめの映画 Konishi

皆様こんにちは小西です。

今週ご紹介するのはアニメ『PSYCHO-PASS(サイコパス)』です。

2012年から2013年に第1期、2014年に第2期が放送され今年の10月から第3期の放送が予定されている近未来SFアニメ。

舞台は近未来の東京。市民の性格的傾向や精神状況を分析する「シビュラシステム」により数値化されたデータ「サイコパス」を絶対とする社会。その中でも犯罪に関する数値は「犯罪係数」として計測され、数値が高い者はたとえ犯罪を犯していなくとも「潜在犯」として裁かれる。

そんなシビュラシステムに強く依存した監視社会で起こる犯罪に対処する公安局刑事課の監視官として着任した常守朱(つねもりあかね)。シビュラシステムとリンクした拳銃「ドミネーター」や犯罪係数の高い者たちで構成された監視官直属の部下である執行官の扱いに困惑しながらも重大犯罪に立ち向かっていく新人監視官の姿を描くクライムサスペンス。

数値で人間を評価するシステムにすべてをゆだねた世界のほころびや矛盾を、犯罪を取り締まる刑事の視点から体感できる大人気作品。未来の物語でありながら現代の社会の行く末に一石を投じているような徹底的監視社会を、魅力的な登場人物たちで描く。『何をもって「犯罪」となすか―』難しい状況に葛藤する主人公たちに感情移入し社会の矛盾に切り込んでいく手に汗握るストーリー。

近未来SFサスペンスアクションということもあり23分の中で映画的表現が多用され、先の見えない展開にあっという間に見終わってしまう作品です。

ホログラムやバーチャルリアリティ、『ナイトライダー』のナイト2000のようにしゃべる拳銃など未来的ガジェットも多数登場し世界観の作りこみも秀逸。アクションシーンで手を抜かない丁寧な作画とアニメならではの演出で迫力満点です。

深夜アニメとして放送された大人がハマる完成度の高い作品です。グロテスクな表現が苦手な方は視聴の際に注意が必要ですが、大人向けの見ごたえのある作品をお探しの方は是非一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。

 

 

コメント