豪華❗️レオナルド・ディカプリオ&ブラッドピット
レオナルド・ディカプリオが、次第に落ちていくダメな俳優リック・ダルトンを演じます。そんなリックを支える親友でもあり、兄弟同様に親しいクリフ・ブース(ブラッドピット)は、付き人兼スタントマンです。
私は、この二人の演技の素晴らしさを隅々まで、堪能しました。また、1960年代のハリウッドの何気ない毎日の様子も味わい深かったです。見終わった後、とっても満足感でいっぱいでした?????
レオナルド・ディカプリオの演技力は素晴らしいです。本当に残念な人を演じてくれていて、本当かと心配になるくらいです(笑)また、ブラッドピットは、相変わらず、かっこいいです。ちょっと、この美しさと強さでスタントマンなのが、納得できないかもです(笑)
しかし、この映画を楽しめる人は限られるかもしれません。
なぜなら、シャロン・テート事件を知らない、またはそこまで気にしていない人にとっては、全くストーリーがない、わけのわからない、多分ハリウッドのことを長々と描いた退屈な映画に過ぎないからです。娘は、「長過ぎ〜」とちょっとピンとこなかったようです。
シャロン・テート事件について、辛いですが書きますね。
ハリウッド女優・シャロン・テート惨殺事件
シャロン・テートは、1960年代にテレビの人気シリーズに出演、その後映画に進出しました。映画『吸血鬼』で共演したのが縁で1968年に映画監督のロマン・ポランスキーと結婚します。
ところが幸せの絶頂の時、翌1969年8月9日、
夫のロマン・ポランスキー監督の留守中、3人の友だちとロサンゼルスの自宅で談笑しているときに、
狂信的カルト指導者チャールズ・マンソンの信奉者達の一人、スーザン・アトキンス(en)ら3人組によって、惨殺されたのです。何の罪もないシャロンと友人3人が。
シャロンは妊娠8か月の大きなお腹をかかえていました。襲撃を受けたとき「子どもだけでも助けて」と哀願しましたが、情け容赦なくお腹の赤ちゃんとともに、アトキンスらにナイフで計16箇所を刺されて命を絶ちました。
この事件を知ったときは、ものすごいショックでした。ホラー映画みたいです。
私は、シャロン・テートと聞くだけで、今日までずっと恐くてたまりませんでした。事件を思うと、悪魔的な人間の怖ろしさを感じていました。その名前も口に出せないくらい恐い事件です。最初、この映画がシャロン・テートに絡んでいると知ったときは、絶対に見ることができないと思ったほど、恐ろしい事件でした。
でも、実際に見て、クエンティン・タランティーノ監督がなぜこの映画を作ったのか分かるような気がしました。
シャロン・テートへの追悼作品
落ち目になっていく、リック(レオナルド・ディカプリオ)の隣に時代の寵児である映画監督のロマン・ポランスキーと、美しく若い妻で女優シャロン・テートが引っ越してくるのです。
シャロンは、自分が出演している映画を見に、映画館に入ります。周りの人の反応に喜ぶ笑顔いっぱいの可愛らしさが、輝くように演じられています。ファッションも当時のミニスカートと白いブーツ姿がまぶしいくらい素敵です。
シャロンとは、何のつながりもないスタントマンのクリフ(ブラッドピット)も、謎の女性の集団や怪しい男と出会ったりと、ラストのクライマックスへと、じわじわと近づいていきます。
いよいよラスト・事件当日の映像はまるで、分単位で物語がゆっくり、ゆっくりと進むかのようです。ものすごく長く感じました。そして、事件は起こります。凄惨なシーンです。私は目を覆って、直視はできませんでした。
せつない
とてもせつなくて、シャロンのことを思って涙がこぼれました。
でも、クエンティン・タランティーノ監督のおかげで、シャロン・テートの名前を聞いても、もう大丈夫になりました。もう恐くありません。レオナルド・ディカプリオ、ブラッドピットの力が必要な映画でした。この最高の二人にクエンティン・タランティーノ監督は、シャロンの思いを託したのだと思います。
この映画を作ってくれてありがとうという気持ちでいっぱいでした?????
天国のシャロンも喜んでいる気がします。
ぜひぜひ、皆さんもご覧になって感想を教えてください。
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