• 北欧に学ぶ持続可能な世界・人生100年時代を生きるスキル・英語学習コーチング

ラジオから流れてきた歌声に一瞬にして虜になる。ありがちと言えばありがちなシチュエーションですが、実際に、そんな経験をすることは、多くありません。何の情報も無いなかでバッタリと出会って、言い様もなく惹かれてしまう。そういう経験をする瞬間は、いわば魔法の時間なのかもしれません。

私にとって、エヴァ・キャシディ Eva Cassidy の「フィールズ・オブ・ゴールド Fields Of Gold」との出逢いは、まちがいなく、その貴重な経験の1つです。

 

Fields of Gold Eva Cassidy 1996

You’ll remember me when the west wind moves
Among the fields of barley
You can tell the sun in his jealous sky
When we walked in fields of gold

So she took her love for to gaze awhile
Among the fields of barley
In his arms she fell as her hair came down
Among the fields of gold

Will you stay with me? Will you be my love
Among the fields of barley?
And you can tell the sun in his jealous sky
When we walked in fields of gold

I never made promises lightly
And there have been some that I’ve broken
But I swear in the days still left
We’ll walk in fields of gold
We’ll walk in fields of gold

I never made promises lightly
And there have been some that I’ve broken
But I swear in the days still left
We’ll walk in fields of gold
We’ll walk in fields of gold

Ooh
Many years have passed since those summer days
Among the fields of barley
See the children run as the sun goes down
As you lie in fields of gold

You’ll remember me when the west wind moves
Among the fields of barley
You can tell the sun in his jealous sky
When we walked in fields of gold
When we walked in fields of gold
When we walked in fields of gold, ooh

提供元: LyricFind
ソングライター: Gordon Sumner / Dusan Bogdanovic
Fields of Gold 歌詞 © Sony/ATV Music Publishing LLC

エヴァ Eva のフィールズ・オブ・ゴールド Fields Of Gold はアルバム「Live at Blues Alley」に収録されていますが、ベスト・アルバム「Songbird」にも、取り上げられています。

この曲は、ポリス The Police のスティング Sting のカバー・バージョンなのですが、初めて聞いたとき、スティングのオリジナル以上に、心に訴えかけてくるものがありました。なにか、目の前に広々とした草原の情景が浮かび上がってくるように感じたのです。だれだ、このスティングの曲をこんな風に歌えるなんて。透明でありながら深みのある声の持ち主を、思わず探してしまいました。そして、こんな歌手がいたんだって自分の無知を恥じました。ちょっと、大げさですが。

Fields Of Gold は、スティングの5枚目のソロ・アルバム 「Ten Summoner’s Tales」 に入っています。(スティングの本名は Gordon Matthew Thomas Sumner なので、「10のサムナーの物語」という駄洒落?。)スティングのオリジナルも、淡々とした中に、しみじみとした広がりを感じさせていいのですが、エヴァのカントリーテイストのカバーは、それ以上に私の心に響いてきました。調べてみると、Sting 自身がインタビューの中で、Eva の Fields of Gold の方が自分のよりもいいと言っていたとか。ほめられたエヴァも、ほめたスティングも、いやあ、どちらもすごいですよね。

さて、歌詞の方なんですが、特にむずかしい単語は使われてはいないのですが、その意味するものとなると、とても難解です。

いろんな方が、日本語訳をしていらっしゃいますが、Lady SatinさんのLady Satin’s English Project というブログに、とても詳細な解釈と訳が書かれています。訳詞の世界~Fields of Gold – Sting(和訳)  興味ある方はご覧ください。

特に、the fields と fields 定冠詞の有無とか、his she you 何を指しているのかとか 私も謎でした。このブログを読んで納得がいきました。

その中で、特に興味深かったのが、スティング自身による歌の説明の部分。

This is what Sting had to say in his lyrics book:
“In England our house is surrounded by barley fields, and in the summer it’s fascinating to watch the wind moving over the shimmering surface, like waves on an ocean of gold. There’s something inherently sexy about this sight, something primal, as if the wind were making love to the barley. Lovers have made promises here, I’m sure, their bonds strengthened by the comforting cycle of the seasons.”

Sting がご自身の詞の本に書いている内容です。
「僕達のイギリスにある家は、大麦畑に囲まれているんだ。夏になるとね、黄金の海の波のように揺らめいてきらめく表面を、風がそよいで渡るんだ。それを見るとうっとりする。この景色はまるで、風が大麦に愛の行為を行っているように見えて、元からある何か性的なもの、何か原始的なものだ。恋人達は、ここで約束を交わしてきたんだよ。きっと、心地よい四季の移り変わりが彼らの絆をより強くしたんだろうね。」

そうここに書いてあることからわかるように、風は男性で、大麦は女性を象徴しているのです。
この詞の中には風と大麦が出てきます。そして二人は恋人同士だったというわけ。

 

さらに、エヴァは、歌詞や順番を少し変えて歌っているのですが。

「石五郎のライフスタイル」というブログ には、こんな風に比較してあります。

Fields Of Goldに込められたEva Cassidyの想い

こちらが Sting のオリジナル。

Sting – Fields of Gold

 

Fields of Gold Sting 1993

You’ll remember me when the west wind moves
Upon the fields of barley
You’ll forget the sun in his jealous sky
As we walk in fields of gold

So she took her love for to gaze awhile
Upon the fields of barley
In his arms she fell as her hair came down
Among the fields of gold

Will you stay with me, will you be my love
Among the fields of barley
We’ll forget the sun in his jealous sky
As we lie in fields of gold

See the west wind move like a lover so
Upon the fields of barley
Feel her body rise when you kiss her mouth
Among the fields of gold

I never made promises lightly
And there have been some that I’ve broken
But I swear in the days still left
We’ll walk in fields of gold

Many years have passed since those summer days
Among the fields of barley
See the children run as the sun goes down
Among the fields of gold

You’ll remember me when the west wind moves
Upon the fields of barley
You can tell the sun in his jealous sky
When we walked in fields of gold

提供元: LyricFind
ソングライター: Gordon Sumner / Dusan Bogdanovic
Fields of Gold 歌詞 © Sony/ATV Music Publishing LLC

その違いを、石五郎さんは、こんな風にまとめていらっしゃいます。

Stingの歌はなまめかしく意味が複雑。解釈も難しい。Evaは、原曲の構成に手を入れその難解な部分を削ぎ落とし敢えてわかりやすくしているように思える。時間の流れをより明確に感じさせている。それは伝えるべき想いがあったから・・・余命を知ったEvaが愛する人たちに伝えたかった想いは、こんなふうに曲に込められていたのでは とボクは想像するのです。

そうです。この歌を歌っていた頃には、彼女は自分が余命わずかなことに気づいていたのではないか。そんなふうに想像されています。

エヴァ・キャシディ 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

エヴァ・キャシディ(Eva Cassidy, 1963å¹´2月2日 – 1996å¹´11月2日)は、アメリカの女性歌手・ギター奏者。本名・Eva Marie Cassidy。アメリカ合衆国ワシントン特別区に生まれ、ワシントンD.C.近郊のメリーランド州オクソンヒル及びボウイで育つ。年少の頃から音楽・芸術への興味を示し、エヴァが9歳のときにギターを弾き始める。1992年にジャズ、フォーク、ゴスペル、カントリー等の音楽を独自の解釈で表現したThe Other Sideでデビューする。1996年に皮膚癌により死去。

エヴァ死去の4年後、カヴァー曲の「虹の彼方に」(原題: Over the Rainbow)がイギリスBBCラジオ2で紹介されたことをきっかけに大きな反響を呼ぶ。程無くしてコンピレーションアルバム「Songbird (「虹の彼方に」収録アルバム)」がイギリスアルバムチャートのトップになる。アルバムが発売されてからおよそ3年後のことだった。英国とアイルランドでのアルバムチャート入りをきっかけに、彼女の存在が世界的に認知され、オーストラリア、ドイツ、スウェーデン、ノルウェイ、スイスにおいて、チャートトップ10圏内の人気を得る。

フィールズ・オブ・ゴールドは、1996å¹´1月2日/3日に録音され6月に発表されたライヴ盤「LIVE AT BLUES ALLEY」で歌われています。同年7月には黒色腫(皮膚癌)と診断され、余命数ヶ月の宣告をうけ、11月に33歳で亡くなっています。亡くなる直前のパフォーマンスは1996å¹´9月、最後の曲は、ルイ・アームストロングの”What A Wonderful World”だったそうです。残念でなりません。もっと、彼女の歌声を聴きたかったです。

貴重なライブ映像。What A Wonderful World Eva Cassidy

 

 

それでは、また。#59

 

 



コメントを残す

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。