大人の社会も、子どもの社会も同じで、どんな人がいるかで、クラスの雰囲気が変わります。
特に大変なのは、ネガティブな生徒が多いクラス。
ある日の例?
まず、教室に入っても、挨拶も無ければ、なぜかみんな不機嫌で、こちらを見るという礼儀正しさもありません。まるで、自分の部屋にいるかのように、足を投げ出し、漫画の本に読みふけって、おやつを食べて、教師の存在は無視?
それだけでも、傷つきますが、
「先生の服、へーん!」
(そうですか(×_×))
「どうしてボクの椅子がこんな方向に曲がってるんですか!」
(知りません。私は何もしてないし、今、入ってきたばかりだし。)
次から次へ、ネガティブ発言全開です!
「先生のこと嫌いな人〜! 手を上げて〜!」
(そんな世論調査いらないから)
でもでも、皆さん心配しないでください。
ここでも方法は、きっとあります?
I find a way !
1.生徒のネガティブな気持ちに引きずられないこと
カチーンときても、同じ土俵に立って、反論すると、それはネガティブな生徒たちの思うつぼです。
「先生の服、へーん!」に、
「そういう風に、人に言うのは失礼だよ!」
「へー! 先生はいつも正直にしなさいって言うけど、あれは嘘なんですね。先生は嘘つきだ!」
「でも、人が傷つくことをいってはいけないでしょう?」
「え? 別に、私は何を言われてもいいです。」
と、ますます、すねまくります。
教えている方も嫌になってくるし、
勉強が好きな子も、足を引っ張られ、彼らもネガティブになるという悪循環が!
そこでの対処法ですが、
2.常にポジティブなポジションから動かない
ネガティブ発言は、「風の音(笑)」と思って、聞き流しましょう。
いっさい気にしないことです?????
そして、いつもの通りに、
生徒たちのいいところを見つけて感動する
という授業をしていきます。
「先生、服がへん!って言ってますよ。どうして、ちゃんと意見を聞かないんですか?」としつこく絡んできたら、
「ネガティブ発言には、返事しませーん」と笑顔でストップをかけて、
あとは、いっさい返事する必要もありません(笑)
すると、すると、
不思議なことに、
いつのまにか、みんな笑顔になっていって、
めちゃめちゃ、がんばっているではありませんか?????
京都大学の心理学者、故・河合隼雄さんは、カウンセリングについて、いつもこのことを言っていらっしゃいました。
カウンセラーが、自分の心の中心にずっといつづけることで、
クライアントの気持ちが安定してくるのだそうです。
2.先生にとっても気持ちのいい態度をとってもらう
私のクラスは、たとえ保育園生でも、小学生でも、敬語を使ってもらっています。
「先生、次、カルタしてよ」と言っても、
敬語で無ければ、
「え? なんか言った?」と聞こえないふりをします。
そして、「Be Polite! カルタをしてください、だよね」
敬語を使うことになれていない子どもたちにとっては、いい練習です。
そして、私を大事にしてくれる生徒は、外でも、他の人を大切にするようになります。
逆に、先生に気に入られる方法の一つとして、
他の先生の悪口を言う生徒もいます。
「〜先生は、こんなにひどいんだ。でも先生はいい人」みたいな。
でも、決してその手に乗ってはいけません。
そんな風に他の先生の悪口を言う生徒は、
別の場所では、あなたの悪口も言っているんです。
だから、私は、学校の先生たちのいいところを話す生徒たちが大好きです?????
そういう生徒たちは、子どもでも人格者だと思っています。
いつも、方法を見つけながら、子どもたちと学びの道を歩いて行きたいです。
Always find a way !
これは、先日見たDisneyチャンネルの、Toy Story ミニムービーの中のせりふです。映画って、英語の勉強の宝庫です??
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