皆様こんにちは。毎週おすすめ映画をご紹介いたします小西です。
本日ご紹介するのは2002年公開、ロニー・ユー監督の映画『ケミカル51』です。
エルモはかつて大学で薬理学を学び、薬剤師を目指していたが、卒業式の日にマリファナ吸引が見つかりその道を断たれてしまう。今では裏の世界でドラッグ精製人の仕事をしているエルモは、ある日、ついに究極のドラッグ“POS51”の開発に成功する。これを利用して足を洗おうと考えた彼は、LAの麻薬組織を裏切り、リヴァプールの犯罪組織に“POS51”を売り込むのだった。現地でエルモはサッカー狂で大のアメリカ人嫌いというフィーリクスの護衛を受けることに。互いに反発し合う2人だったが、そんな彼らのもとにLAからは凄腕の女殺し屋が送り込まれるのだった。
サミュエル・L・ジャクソンが謎の天才ドラッグ精製人の役を務める異色のアクションコメディ作品。
序盤から派手なアクションや強烈な登場人物たちであっけにとられる衝撃作です。
ストーリーなどの作りこみはいまいちで、粗さが目立つ部分もありますが、要所要所でネタを挟んで笑わせてくるのが本作の見どころ。そのうえテンポもよくパワーにあふれた展開に意外と飽きずにみられるというか妙に引き込まれてしまいます。
アメリカ人嫌いでかなりポンコツのフィーリクスとなぜかキルトスカートをはいたドラッグメイカーのエルモの凸凹コンビの主役2人も個性的なのに、それ以外も全員が強烈キャラで最初から最後までめちゃくちゃです。
ドラッグを題材として扱った作品をここまでコメディに全振りできてしまう監督の潔さ?が創り出した怪作です。ぜひ一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
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