@今週の洋楽 ノー・ウーマン、ノー・クライ No Woman, No Cry ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ Bob Marley & The Wailers きっとうまくいく

今週の洋楽 ぶろっこり

音楽大好きの ぶろっこり が、気ままに気になる気分のミュージックをお送りする @今週の洋楽 。

今日5月11日は、レゲエの神様 ボブ・マーリー Bob Marley の命日にあたります。今から39年前の1981年5月11日、悪性腫瘍のため36歳という若さでこの世を去ったボブ・マーリーは、レゲエを世界中に広めた伝説的なミュージシャン。

ということで今回は、ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ Bob Marley & The Wailers の名曲「ノー・ウーマン、ノー・クライ No Woman, No Cry」をピックアップ。

さて、次の文章は、私が1999年ころに書いた文章の一部なんですが。

レゲエの神様 ボブ・マーリー Everything’s gonna be alright
私は、1時間以上かけて車で通勤していますが、運転しているときは、大抵音楽を聴くか、FMラジオを聞いてます。最近、スウィートボックスの Everything’s gonna be alright という曲がよくながれています。みなさんも聞いたことがありますか。クラシックのストリングスに Everything’s gonna be alright というくり返し、そしてラップがはいる曲です。Everything’s gonna be alright というメロディが、私の好きな曲とまったく同じで最初に聴いたときは、あれっ?と思いました。パクリなのか、はたまたサンプリングなのかは知りませんが本当によく似ています。で、その私が好きな曲というのがボブ・マーリーのノーウーマン・ノークライという曲です。
さて、さる5月11日は、休日でした。みなさんは、何をしていたでしょうか。この日私は、もう何年も見ていなかったボブ・マーリーのライブ・ビデオをなぜか突然見たくなって、見ていたのです。そして、この汚いジーンズを着たおやじが、なんでこんなにかっこいいんだろうか?どうして、このジャマイカの音楽は私に元気を与えてくれるのだろう?などと考えていたのです。しばらくして、その日が何回目かのボブ・マーリーの命日だったことを、ラジオのディスクジョッキーが教えてくれました。

少し恥ずかしいですけど、今と全然変わっていませんね。個人的に、ちょっとしんみりした出来事でした。
そして、今でもこの曲は私を元気づけてくれるマイ・フェイバリット・ミュージックのひとつです。

ロック史に輝く名盤として名高い「Live!」。このアルバムの先行シングルが、No Woman, No Cry

No Woman, No Cry (Live At The Lyceum, London/1975)

※ロンドン、ライシアム・シアター(1975年7月18日)のライブの編集版ですが、二日間のライブをオリジナルで完全収録したLPとCDも発売されています。

No, Woman, No Cry Bob Marley & The Wailers 1974
No, woman, no cry;
No, woman, no cry;
No, woman, no cry;
No, woman, no cry.
Said – said – said: I remember when we used to sit
In the government yard in Trenchtown,
Oba – obaserving the ‘ypocrites
As they would mingle with the good people we meet.
Good friends we have, oh, good friends we’ve lost
Along the way.
In this great future, you can’t forget your past;
So dry your tears, I seh.
No, woman, no cry;
No, woman, no cry.
‘Ere, little darlin’, don’t shed no tears:
No, woman, no cry.
Said – said – said: I remember when-a we used to sit
In the government yard in Trenchtown.
And then Georgie would make the fire lights,
As it was logwood burnin’ through the nights.
Then we would cook cornmeal porridge,
Of which I’ll share with you;
My feet is my only carriage,
So I’ve got to push on through.
But while I’m gone, I mean:
Everything’s gonna be all right!
Everything’s gonna be all right!
Everything’s gonna be all right!
Everything’s gonna be all right!
I said, everything’s gonna be all right-a!
Everything’s gonna be all right!
Everything’s gonna be all right, now!
Everything’s gonna be all right!
So, woman, no cry;
No – no, woman – woman, no cry.
Woman, little sister, don’t shed no tears;
No, woman, no cry.
I remember when we used to sit
In the government yard in Trenchtown.
And then Georgie would make the fire lights,
As it was logwood burnin’ through the nights.
Then we would cook cornmeal porridge,
Of which I’ll share with you;
My feet is my only carriage,
So I’ve got to push on through.
But while I’m gone:
No, woman, no cry;
No, woman, no cry.
Woman, little darlin’, say don’t shed no tears;
No, woman, no cry.
Eh! (Little darlin’, don’t shed no tears!
No, woman, no cry.
Little sister, don’t shed no tears!
No, woman, no cry.)
提供元: Musixmatch
ソングライター: Bob Marley
No Woman No Cry 歌詞 © Cayman Music, Peermusic Musikverlag G.m.b.h., Odnil Music Ltd., Fifty Six Hope Road Music Ltd., Blackwell Fuller Music Publishing Llc, Bob Marley Music Ltd

 

ノー・ウーマン ノー・クライ (ライブアルバム Japan の歌詞カード )

ノー・ウーマン ノー・クライ (X4)

憶えているよね
トレンチタウンの片隅に よく座って
眺めたよね
偽善者が善良な人たちに混ざって生きているのを
いい友達は大勢いた
でも 皆いなくなってしまった
忘れろったって無理さ でも未来は明るいんだ
さぁ 涙を拭いて

ノー・ウーマン ノー・クライ (X4)

憶えているよね
トレンチタウンの片隅に いつも座っていた
ジョージが薪で起こした火は
一晩中燃え続けた
コーン・ミール・ポリッジを作って
君と分け合って食べたよね
僕を運んでくれるのは この足だけ
だから歩き続けるんだ

僕がいなくても
すべてが うまくいく
すべてが うまくいく

この記事を書くに当たって、いくつかのレコードやCDの歌詞を確認、すると少しずつ歌詞が違っていました。そこで、ネットを調べてみると、驚くべきことに最近になって「No Woman, No Cry」のほんとの意味がわかったってことが書いてあったんです。

実は、私もモヤモヤしていたんですよね。いくつかの日本語訳では、いわゆる二重否定で「泣かない女は、いない」となっていたものや No pain, no gain. みたいに「女がいなければ泣くこともない」というものもあって、でも私は歌詞の内容から言ったら「ダメだ、女よ泣くな」だろうという気がしてたんです。歌詞の中には、よくありますよね。呼びかけを強調して No を繰り返すヤツ。ネイティブではないし、今まではっきりしたことがわからないままだったんですが。Wikiにも、こんな風に書いてありました。

繰り返されるフレーズ「No Woman, No Cry」はジャマイカ・クレオール語に直すと「No, woman, nuh cry」と表記される。「nuh」は「don’t」を縮めたジャマイカの言葉。つまりマーリーはこの曲で「No, woman, don’t cry」と歌っていることになる。

同じように思っていた方がいて、その顛末をブログで書かれています。これでちょっと、すっきりとしました。

Nagi (id:Nagi1995) さんの記事 No Woman, No Cry もしくはすべてはオーライ (1974. Bob Marley and the Wailers)

そして、Nagi さんと同じく、私も 「きっとうまくいく Everything’s gonna be alright 」に元気づけられていた、というわけです。

ちなみに、 Three Little Birds という曲でも、every little thing’s gonna be all right と歌っています。

また、Sweet Box の Everything’s gonna be alright については、また別の機会に取り上げたいと思います。

こちらが、1999年当時見ていたライブ映像。大変、懐かしいですね。現在、最高画質・最高音質で手に入る、マーリーのベスト・ライブ映像と言われています。

Bob Marley and the Wailers (Live at the Rainbow Theatre) London 1977.

 

00:00 Trenchtown Rock
03:55 Them Belly Full (But We Hungry)
06:50 I Shot The Sheriff
12:03 Rebel Music
16:52 Lively Up Yourself
23:24 Crazy Baldhead / Running Away
32:31 War / No More Trouble
40:22 The Heathen
46:00 No Woman No Cry
52:06 Jamming
58:27 Get Up Stand Up
1:03:03 Exodus

 

1974年にボブ・マーリーの「アイ・ショット・ザ・シェリフ」をエリック・クラプトンがカヴァーし、全米ビルボードNo.1を獲得したことから、ジャマイカ国内で活動していたボブ・マーリーが世界の音楽シーンに広く知られるきっかけとなったことは、以前このブログでもお話ししたと思います。(@今週の洋楽 みんなで歌おう アイ・キャン・シー・クリアリー・ナウ I Can See Clearly Now ジミー・クリフ Jimmy Cliff) それ以外にも、ボブ・マーリーについては書きたいことがたくさんあるんですが、それはまた、別の曲で。

最後まで、ご視聴ありがとうございました。

 

それでは、また。#105

 

 

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