@今週の洋楽 のっぽのサリー Long Tall Sally ビートルズ The Beatles リトル・リチャード Little Richard 追悼

今週の洋楽 ぶろっこり

音楽大好きの ぶろっこり が、気ままに気になる気分のミュージックをお送りする @今週の洋楽 。

“ロックの草創期”にロックン・ロールをつくったと言われるリトル・リチャード Little Richard が5月9日、骨肉腫で死去。リトル・リチャードの冥福を祈るとともに追悼の意味で、今回は ビートルズ The Beatles「のっぽのサリー Long Tall Sally」ピックアップ。

ほとんどの方がそうだと思いますけど、リトル・リチャードの代表曲「のっぽのサリー Long Tall Sally」を最初に聴いたのは、ビートルズのカヴァーの方です。私と同世代の方なら間違いなくそうだと思います。ビートルズ、カッコ良かったですよね。ポールのボーカルも最高です。しびれた (^_^) 今、聴いてもいいなあ。当時は、ビートルズのオリジナルと思っていました。

The Beatles – Long Tall Sally – Live 1964

Long Tall Sally (Live At The Festival Hall in Melbourne) – The Beatles 1964

 

でも、「ロング・トール・サリー または、のっぽのサリー Long Tall Sally」は、リトル・リチャードのオリジナル。1956年にシングル盤として発売。(B面は、「Slippin’ and Slidin’」こちらも、ジョン・レノンがソロ・アルバムでカヴァーしてます) ロックンロールのスタンダード・ナンバーとして、エルヴィス・プレスリーをはじめ多くのアーティストがカヴァーしています。ビル・ヘイリー、ジェリー・リー・ルイス、バディ・ホリー、エディ・コクランなど。特にビートルズはリトル・リチャードのファンで、彼の楽曲をライブの定番曲として演奏していたそうです。

Long Tall Sally (Elvis Presley) 1956

で、こちらがオリジナルのリトル・リチャード。

Long Tall Sally  Little Richard 1956 from album “Here’s Little Richard”

ポールは、リチャードのマネっぽく歌っていたのがわかります。ビートルズだって、最初はそうだったんですよね。

Long Tall Sally  The Beatles 1964

I’m gonna tell aunt Mary ‘bout uncle John
He said he had the misery but he got a lot of fun
Oh baby, yeah now baby, woo baby
Some fun tonight

I saw uncle John with long tall Sally
He saw aunt Mary comin’ and he ducked back in the alley
Oh baby, yeah now baby, woo baby
Some fun tonight
Well, long tall Sally’s built pretty sweet
She got everything that uncle John needs
Oh baby, yeah now baby, woo baby
Some fun tonight
Well, we’re gonna have some fun tonight
Have some fun tonight, oh
Everything’s all right
Have some fun tonight
Have some fun, yeah, yeah, yeah
We’re gonna have some fun tonight
Have some fun tonight
Everything’s all right
Have some fun tonight
Yeah, we’ll have some fun
Some fun tonight

Songwriter(s)
Enotris Johnson、Robert Blackwell、Richard Penniman

サリーって、背の高い男の子だと思っていたのは、私だけ?歌詞をじっくり見ると、ビックリです。

いつもの なんちゃって ぶろっこり訳 です。

のっぽのサリー

メアリおばさんに言いつけるんだ ジョンおじさんのこと
おじさんは自分のことを みじめだとか言ってたけど
いっぱい楽しんでたよ
ああ ベイビー
今夜は 面白くなるぞ
Yeah

おじさんが”のっぽのサリー”と一緒のとこを見たんだ
メアリが近づくと おじさんは陰に隠れたんだ
ああ ベイビー
今夜 見ものだぜ
Yeah

そうさ”のっぽのサリー”はスタイル抜群
おじさんの好みに バッチリさ
ああ ベイビー
今夜は 楽しめそう
Yeah

ああ 今夜は楽しみだ
今夜は楽しもう
それで みんなうまく行ってるんだ
お楽しみだよ
今夜のケンカも見ものだぜ

ジョンはメアリと夫婦で、サリーは浮気相手、いつも夫婦喧嘩をしていて、まわりもあきれている そんなことを歌っているようですね。built pretty sweet = スタイルがよくてかわいい、duck back behind the corner=さっと曲がり角に引き返して身を隠す というような意味みたいです。

 

ジョン・レノンのソロ・アルバム「ロックン・ロール Rock ‘n’ Roll 」1975年で、50 – 60年代にヒットしたロックのスタンダード・ナンバーをカヴァーしていますが、リトル・リチャードの曲を3曲も取り上げています。ジョンにとってのスターだったのかもしれません。ジョンのルーツを歌ったアルバム、よく聴きました。「ジョンの魂」ですね。

Side A 3. メドレー:リップ・イット・アップ / レディ・テディ – Medley: Rip It Up / Ready Teddy
Side B 1. スリッピン・アンド・スライディン – Slippin’ And Slidin’

Slippin’ and Slidin’ – John Lennon (official music video HD)

リトル・リチャードのすごさが正直ピンとこない人も多いと思いますが(実際、ぶろっこり もそうでした)、そんな方はこちらをお読み下さい。どんなにすごかったか、おわかりになると思います。

ロックの「創造者」リトル・リチャード逝去。ビートルズら後進から崇拝された「オリジナルのすごさ」とは?

最後までご視聴ありがとうございました。

 

それでは、また。#108

 

 

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