【映画・ブラッドダイヤモンド 内戦の真実を体験する名画】

Candy's Review

ダイヤモンドと聞いてあなたは、何を想像しますか?

わたしは、ティファニー、最高級の煌めく宝石、女王の王冠、などなど

そのくらいの知識しかないわたしは(恥ずかしい?)

ブラッドダイアモンドという映画は、アフリカでのスパイ映画か何かと思って、長いこと見ていませんでした(^▽^;)

初めて試聴して、圧倒的な迫力の名画に感動しました。

しかし、あまりの残酷な紛争地帯、内戦の真実に、衝撃を受け、

朝まで眠れませんでした!

 

 

Blood diamond とは、紛争地帯のダイアモンドを、先進国に売ることによって、その利益で、武器を購入し、さらに紛争が長引いているという、血塗られたダイアモンドなのです。

 

ダイアモンドのために、

何万もの、市民が子どもも含めて殺され、

村は焼かれ、

若者は、手を切られ、

ダイアモンド採掘場で、働かされる、

家族はバラバラになり、

子どもたちは、少年兵として洗脳され、村人を殺させるのです。

 

ダイアモンドは、地下深くでしかできない石です。

だから、地殻変動などで地表に出てくる以外は見つかりません。

わずかな場所でしか見つからない貴重な宝石なのです。

その高価なダイヤモンド・マネーを、人の命を奪ってさえ欲しがる人々がいるのです。

 

ストーリー

1990年代

西アフリカのシエラレオネを舞台に、

ダイアモンド密売人ダニーを、レオナルド・ディカプリオが演じます。

 

そこで、出会った勇敢で美しい女性ジャーナリスト、マディーとのつながりの中で、ダニーが次第に変わっていきます。

 

現地の人ソロモンは、内戦の中で、RUF(反政府武装勢力の革命統一戦線)に捕らえられ、ダイアモンド採掘場で働かされます。そこで、彼は世界最高とも言える、ピンクダイヤを見つけ、警備兵の目を逃れ、地中に埋めます。

しかし、ソロモンの息子は、RUFの少年兵に仕立て上げられる、という過酷な運命が待っています。

ダニー、ジャーナリストのマディー、そしてソロモンの運命が複雑に絡み合って、ラストへと向かいます。ピンクダイヤモンドを巡り。。。

 

ピンクダイヤのために何万にもの人々が、殺しあうのです。

 

このような現実が、ダイヤモンドの歴史に秘められていました。しかも、ブラッドダイアモンドは、完璧になくなったわけではありません。

 

ダイヤの価値を決める5番目のCを忘れてはならないと思いました。

color(色)

cut (カット)

clarity (透明度)

carat (カラット・重さ 1ctは、0.2グラム)

そして、

conflict (紛争)

 

解説 映画.comより

内戦下のアフリカで発見された巨大なピンク・ダイヤモンドを巡って繰り広げられる争いをサスペンスフルに描く社会派ドラマ。それぞれ異なる目的のためにダイヤの行方を追う3人の男女の運命が交錯する。冷酷なダイヤ密売人にレオナルド・ディカプリオ、ダイヤ採掘場での労働を強いられた漁師にジャイモン・フンスー、真実を求める女性ジャーナリストにジェニファー・コネリーが扮する。監督は「ラストサムライ」のエドワード・ズウィック。

2006年製作/143分/アメリカ
原題:Blood Diamond
配給:ワーナー・ブラザース映画

 

レビューの動画も、アップしましたので、こちらもご覧ください。

 

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