洋書多読【Holes】名作です❗️
洋書多読で、英語で名作を楽しみながら、英語力も爆速でアップしましょう?????
Holes 読みましたので、レビューしますね。
ジュブナイル(青少年向け)ですが、友情、努力、読後感が素晴らしい名作、全ての人に読んで欲しい作品です?????
この本は、次のような人にオススメです。
? 英語初級者から上級者まで全ての人に。
? あきらめず、がんばる勇気が欲しい人に。
? 友情とは、優しさとは何かと考える人に。
ストーリー展開
主人公のスタンリーは、中学生。
学校ではいつもいじめられています。
家庭は、貧しく、いつもついてなくて、幸運に見放されています。
それは、ひいおじいさんのせいだという、代々の言い伝えがあります。
なんでも、財産をまるごと大盗賊に盗まれてしまったとか。
さらに、悪いことが重なり、
スタンリーは、超一流の野球選手が孤児院に寄付した靴を盗んだと、濡れ衣を着せられ、逮捕されます。
そして、グリーンレイクキャンプという、
名前とは全く異なる、荒れ果てた土地にある、少年矯正施設に送られ、
毎日、毎日、穴を掘るという謎の重労働をさせられます。
いつ終わるか分からない、灼熱の太陽の下での重労働です。
ここまで、読んだ皆さんは、
なんともお決まりの、つらそうな話だなあと思いますよね。
わたしも、つらくなりました。
ところが❗️❗️❗️
すでに、ここまでのストーリーの中に、
後半の驚きの展開に続く、
伏線が、宝物のように散りばめられているのです❗️❗️❗️
どの部分かは、実際に読んで、驚いてください(笑)
また、100年以上前の、ラブストーリーが同時進行で、語られます。
美しい学校教師、白人のKateと、黒人のSamの切ない運命です。
当時は、白人が黒人と、付き合うことは、死刑に値する重罪だったのです。
この出来事が、100年後の
スタンリーと、キャンプの少年たちを、思いがけない運命へと導いていくなんて。
また、キャンプの少年たちとの交流も、
だまされ続けても、全てを受け入れ、許しているスタンリーは、ただのお人好しなのでしょうか。
Zeroという、少年との友情は泣けます。
Zeroは、母親のニグレクトで、まだ小さな頃に公園に捨てられ、ストリートになってしまった少年です。
字が読めないZeroに、スタンリーはアルファベットから文字を教えますが、
実はZeroは、数学の天才です。
Zeroとスタンリーが、とても、とても、つらいことに出会うのですが、
その時の、タマネギの役割に、衝撃でした❗️❗️❗️
ここに、タマネギが出てくるか〜❗️❗️❗️
しばらく、タマネギに感動して、読み進むのがもったいなくて、
じーんと、感動を味わっていました。
なぜ、穴を掘らなければならなかったのかが、分かる頃から、
物語は、急展開を迎えます。
そして、最後のページを読んだ皆さんは、
心から、この物語が腑に落ち、そして、温かな勇気をもらうことでしょう。
印象に残った一節を引用します。
ラストの部分です。
「Everyone suffers equally. You’re all in this together. Race, skin color, the grades you got at school, whether you were one of the popular kids; none of that matters. You will earn the respect of the others by doing your job without grumbling.」(『Holes (English Edition)』(Louis Sachar, Vladimir Radunsky, Bagram Ibatoulline 著)より)
「誰もが同じように苦労しているんだ。君も含めて。人種や、肌の色や、学校での成績、学校で人気者かどうかなんて、なんにも関係ない。君は、不満を言わず、黙々とやるべきことに努力を傾けることによって始めて、尊敬を得られるんだ。」
皆さんもぜひぜひ、読まれて感想を教えてください?????
Wikipediaより
著者:ルイス・サッカー(Louis Sachar、1954年3月20日 – )は、アメリカ合衆国の児童文学作家である。
1954年、アメリカニューヨーク市生まれ。
カリフォルニア大学で学んだ。
1998年に全米図書賞、1999年にニューベリー賞を受賞した。
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