@今週の洋楽 風に吹かれて Blowin’ in the Wind ピーター・ポール&マリー Peter, Paul and Mary ボブ・ディラン Bob Dylan

今週の洋楽 ぶろっこり

音楽大好きの ぶろっこり が、気ままに気になる気分のミュージックをお送りする @今週の洋楽 。

今では、英語の教科書に載ったり授業で歌われたりしているボブ・ディランの「風に吹かれて Blowin’ in the Wind 」、しかしこれを世界的にヒットさせたのは PPM ことフォーク・グループの Peter, Paul and Mary です。ぶろっこりが初めてこの曲に触れたのも彼らの歌でした。ということで、今回は、「風に吹かれて Blowin’ in the Wind 」ピーター・ポール&マリー Peter, Paul and Mary とボブ・ディラン Bob Dylan をピックアップ。

 

オリジナルのボブ・ディランから。ジェームズ・ディーンを気取ったジャケットが懐かしい。

超有名曲なので、ぶろっこりが付け加えることもないんですが。Wiki を見ると、

「風に吹かれて」(かぜにふかれて、英: Blowin’ in the Wind)は、ボブ・ディランのセカンド・アルバム『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』(1963年)に収録され、シングル・カットされた楽曲。

ピーター・ポール&マリーのカバーが世界的にヒットして、作者のディランを一躍有名にした。1960年代のアメリカ公民権運動の賛歌とも呼ばれ、現在に至るまでディランの作中最も愛唱されることの多い歌曲となっている。

ディラン・バージョンは1994年に、ピーター・ポール&マリー・バージョンは2003年に、それぞれグラミーの殿堂入りを果たしている。雑誌『ローリング・ストーン』誌が2004年に選出した「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500」では14位にランクされている。ロックの殿堂の「ロックン・ロールの歴史500曲(500 Songs that Shaped Rock and Roll)」の1曲にも選出されている。

若者の支持する歌の形が、感情的な反抗のロックンロールから、冷静で論理的な抵抗のフォーク・ソングへと変わっていった時代ですかね。集会などの終わりに、ギターを弾きながらみんなで歌うときに必ず選ばれるような曲でした。

Blowin’ in the Wind Bob Dylan 1963
How many roads must a man walk down
Before you call him a man?
How many seas must a white dove sail
Before she sleeps in the sand?
Yes, ‘n’ how many times must the cannon balls fly
Before they’re forever banned?
The answer, my friend, is blowin’ in the wind
The answer is blowin’ in the wind
Yes, ‘n’ how many years can a mountain exist
Before it is washed to the sea?
Yes, ‘n’ how many years can some people exist
Before they’re allowed to be free?
Yes, ‘n’ how many times can a man turn his head
And pretend that he just doesn’t see?
The answer, my friend, is blowin’ in the wind
The answer is blowin’ in the wind
Yes, ‘n’ how many times must a man look up
Before he can see the sky?
Yes, ‘n’ how many ears must one man have
Before he can hear people cry?
Yes, ‘n’ how many deaths will it take ‘til he knows
That too many people have died?
The answer, my friend, is blowin’ in the wind
The answer is blowin’ in the wind
提供元: LyricFind
ソングライター: Bob Dylan
風に吹かれて 歌詞 © Sony/ATV Music Publishing LLC, Universal Music Publishing Group

あまり難しい文ではないのですが、意味はいろいろととれる歌詞ですね。

最初の call him a man は、「一人前の男」と言われるという意味だと思いますが、黒人は成年でも差別的に「boy」と言われていたことも含んでいるのかもしれません。dove「白い鳩」は平和の象徴、世界中で争いが起きているということ。pigion の方は、灰色の野バトのイメージだそうです。ban は、「禁止する」YouTubeがバンされたとか最近使われます。’n’ は、and のこと。

2番の mounten は後に free とあることから制度・体制とかを指しているかと思います。exist「存在する」ですから、体制が続くことでしょうか。a man turn his head And pretend that he just doesn’t see? は、顔を背けて、見なかったふりをする ということでしょう。

3番の look up, he can see the sky も、いろいろな意味にとれる言葉みたいです。いろいろと解釈されています。

そして、The answer is blowin’ in the wind の意味については、ディラン自身がこんな風にコメントしています。

歌詞は、1962年に雑誌「シング・アウト!」に、ディランのコメントとともに掲載された。

「この歌についちゃ、あまり言えることはないけど、ただ答えは風の中で吹かれているということだ。答えは本にも載ってないし、映画やテレビや討論会を見ても分からない。風の中にあるんだ、しかも風に吹かれちまっている。ヒップな奴らは「ここに答えがある」だの何だの言ってるが、俺は信用しねえ。俺にとっちゃ風にのっていて、しかも紙切れみたいに、いつかは地上に降りてこなきゃならない。でも、折角降りてきても、誰も拾って読もうとしないから、誰にも見られず理解されず、また飛んでいっちまう。世の中で一番の悪党は、間違っているものを見て、それが間違っていると頭でわかっていても、目を背けるやつだ。俺はまだ21歳だが、そういう大人が大勢いすぎることがわかっちまった。あんたら21歳以上の大人は、だいたい年長者だし、もっと頭がいいはずだろう。」

遅くなりましたが、PPMの「風に吹かれて」も忘れていませんよ。

彼らの歌は、普通にくちずさめるものが多くて、アルバムなんか聴いていると歌いっぱなしになってしまいます。世代ですね。この頃の歌は、聞くものじゃなくて、一緒に歌うものだった様な気がします。

ピーター・ポール&マリー(Peter, Paul and Mary)は、1960年代アメリカのフォークグループの一つ。ピーター・ヤーロウ(Peter Yarrow、1938年5月31日 – )、ノエル・ポール・ストゥーキー(Noel Paul Stookey、1937年12月30日 – )と マリー・トラヴァース(Mary Travers、1936年11月9日 – 2009年9月16日)のトリオ。60年代にベトナム反戦のメッセージを全世界に送り出した。通称PP&M、またはPPM。

1961年に結成。「背の高いブロンド(トラヴァース)、陽気なやつ(ストゥーキー)、そして見た目の良い気のいいやつ(ヤーロウ)」を揃えた「スーパーグループ」をイメージしたマネージャー、アルバート・グロスマンによって生み出された。結成後、グロスマンはグループを早速、ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジのコーヒーハウス「ビターエンド」に出演させた。ここはフォークソングを聴くには人気の店であった。

1962年4月、「レモン・トゥリー」でデビュー。同年5月、ファーストアルバム『ピーター・ポール&マリー』をリリース。それには、「500マイル」、「レモン・トゥリー」、「花はどこへ行った」、そしてピート・シーガーのヒット曲「天使のハンマー(ハンマーソング)」が含まれていた。アルバムは、ビルボード誌のトップ10に10ヶ月君臨し、トップ100に3年以上にわたり留まった。

1963年2月、新曲「パフ」をリリース。この曲は、ヤーロウと彼の友人でコーネル大学の学生レオナルド・リプトンがもともと1959年に作詞作曲したものである。全米2位を記録。同年6月に発表したボブ・ディランの「風に吹かれて」のカバーも全米2位を記録。

同年8月28日のワシントン大行進では「天使のハンマー」が歌われた。マーティン・ルーサー・キングの演説「私には夢がある」(I Have a Dream)は、この行進の際に行われた。その後長くグループは、アメリカ合衆国の公民権運動やその他の社会的正義を主導する運動の第一線に立ち続けた。

「500マイル」「レモン・トゥリー」「花はどこへ行った」「天使のハンマー」「パフ」「悲しみのジェット・プレーン」などたくさんのヒット曲があり、どれもが好きでよく歌っていました。ボブ・ディランやPPMについて話しだすととても長くなるので、また別の回にピックアップしたいと思います。ごめんなさい。

 

最後までご視聴いただきありがとうございました。

それでは、また。#141

 

 

コメント