@今週の洋楽 ドント・ギブ・アップ Don’t Give Up ピーター・ガブリエル Peter Gabriel ケイト・ブッシュ Kate Bush

今週の洋楽 ぶろっこり

音楽大好きの ぶろっこり が、気ままに気になる気分のミュージックをお送りする @今週の洋楽 。

先日、アマゾン・プライム・ビデオで懐かしい映画「ボーン・コレクター The Bone Collector 」を見ました。1999年の映画ですから、今ではしぶい役ばかりのデンゼル・ワシントン Denzel Washington がすっきりした二枚目で、マレフィセントのアンジェリー・ナジョリー Angelina Jolie がかわいいのに驚いて見ました。とても、よくできた映画でしたが、ぶろっこりが気になったのは、エンドロールに流れる曲。Don’t Give Up という特徴のある声、えーっと誰だっけ。最近は、こんなことが多いのですが、思い出しました。ということで、今回は、ピーター・ガブリエル Peter Gabriel ケイト・ブッシュ Kate Bushの「Don’t Give Up」をピックアップ。

ピーター・ガブリエルのアルバム「So」におさめられたしっとりとした名曲です。ピーターのボーカルもすてきですが、デュエットのケイト・ブッシュの癒やしのある声の方も気になります。独特なアーティスですよね。このPVでも、歌うというより演技してる感じです。最後まで見つめ合わない二人と噛み合っていない歌詞も話題になりました。

Don’t Give Up Peter Gabriel – ft. Kate Bush 1986
In this proud land we grew up strong
We were wanted all along
I was taught to fight, taught to win
I never thought I could fail
No fight left or so it seems
I am a man whose dreams have all deserted
I’ve changed my name, I’ve changed my face
But no one wants you when you lose
Don’t give up
‘Cause you have friends
Don’t give up
You’re not beaten yet
Don’t give up
I know you can make it good
Though I saw it all around
Never thought I could be affected
Thought that we’d be the last to go
It is so strange the way things turn
Drove the night toward my home
The place that I was born, on the lakeside
As daylight broke, I saw the earth
The trees had burned down to the ground
Don’t give up
You still have us
Don’t give up
We don’t need much of anything
Don’t give up
‘Cause somewhere there’s a place
Where we belong
Rest your head
You worry too much
It’s going to be alright
When times get rough
You can fall back on us
Don’t give up
Please don’t give up
‘Got to walk out of here
I can’t take anymore
Going to stand on that bridge
Keep my eyes down below
Whatever may come
And whatever may go
That river’s flowing
That river’s flowing
Moved on to another town
Tried hard to settle down
For every job, so many men
So many men no-one needs
Don’t give up
‘Cause you have friends
Don’t give up
You’re not the only one
Don’t give up
No reason to be ashamed
Don’t give up
You still have us
Don’t give up now
We’re proud of who you are
Don’t give up
You know it’s never been easy
Don’t give up
‘Cause I believe there’s a place
There’s a place where we belong
提供元: LyricFind
ソングライター: Peter Gabriel
ドント・ギヴ・アップ 歌詞 © Sony/ATV Music Publishing LLC, Universal Music Publishing Group, BMG Rights Management
いつものぶろっこり訳です。

あきらめないで

誇り高いこの国で、俺たちは強くなれといわれ
そんな風に望まれたんだ
戦って、打ち勝つんだと教え込まれた
負けるなんて思いもよらなかった
でも もう戦う気持ちも失せてしまったのさ
夢も希望も消えてしまった
顔も変え 名前も変えても
負け犬は 誰からも相手にされない

あきらめないで
友達だっているじゃない
あきらめないで
まだ終わったわけじゃない
あきらめないで
きっと うまくいくから

挫折したヤツも近くにいたけど
他人事だと思っていた
自分だけはと 思っていたんだ
あれよという間に 様変わりさ
夜中に 故郷まで車を走らせた
湖のそばの 生まれた場所へ
夜が明けると 周りが見えてきた
そこには 焼け落ちた木々があった

あきらめないで
私たちが ついているわ
あきらめないで
無理しないでいいのよ
あきらめないで
いつかきっとみつかるから
自分の居場所が

考えすぎないで
心配しすぎよ
きっと 大丈夫
つらいときは 頼っていいのよ
あきらめないで
どうか お願い

ここから出て行こう
もう無理なんだ
橋の上に立って見下ろすと
水面を見下ろしてみる
どんなことがあっても
どこまで行っても
川は流れている
川は流れ続けている

他の街にいってみたし
頑張ってもみた
けど どんな仕事も人が集まり
人手は余っていたんだ

あきらめないで
友達がいるわ
あきらめないで
あなただけじゃないわ
あきらめないで
恥ずかしがらなくていい
あきらめないで
私たちがいるから
あきらめちゃだめよ
あなたを誇りに思っているの

あきらめないで
いままで楽な路ではなかったけど
あきらめないで
きっといつか みつかるわ
私たちが落ち着ける場所が

 

この曲は、下の有名な写真にインスパイアされて、サッチャー時代のイギリスの不況で失業している男性の孤立感、孤独感、絶望感を表した曲。ピーターが歌う歌詞ですね。これにたいして、ケイトが歌うのは、希望と励ましの言葉です。最初はドリーパートンを予定していたそうですが、ケイトが歌うことによって母親というよりも恋人のメッセージという雰囲気になったのではないかと思います。

ドロシア・ラング Dorothea Langeの写真「移民の母 Migrant Mother」1936

 

ウィリー・ネルソンとシネイド・オコナーのカバー。
「あきらめないで Do n’t Give Up」Willie NelsonSinéad O’Connor 1993

アメリカのミュージシャン ウィリー・ネルソンとアイルランドの歌手シネイド・オコナーのデュエットとしてカバーされました。アルバム「アクロスザボーダーライン」に含まれています。しぶい、渋すぎる。沁みる。

 

アリシア・キーズとボノ・バージョン
「あきらめないで(アフリカ)」 Alicia Keys&Bono 2005

AliciaKeysとBono「あきらめないで(アフリカ)Don’tGiveUp」の収益は、慈善団体Keep a ChildAliveに寄付されています。

アフリカという大きな広がりを持つことになったこの曲、隠れた名曲かもしれません。

 

さて、ぶろっこりがケイト・ブッシュを初めて知ったのは、来日して歌ったパフォーマンス。テレビで見て、目がテンになりました。とてもかわいい顔しているのにエキセントリックで、シンガーと言うよりはパフォーマーといった方がいいようなステージでした。その頃は、こんなアーティスト他に知りませんでした。
東京音楽祭 銀賞 嘆きの天使 Kate Bush – Moving (1978 Tokyo Music Festival)
ファースト・アルバム「The Kick Inside 天使と小悪魔」のオープニング・ナンバーです。このアルバムもよく聴きました。
ケイト・ブッシュは、他にも好きなアルバムがあるのでまたの機会に。

最後までご視聴いただきありがとうございました。

それでは、また。#149

 

 

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