デンマークの教育4回目です。
ニールセン 北村朋子さんと小寺豪さんオーガナイズのセッションです。
今回はデンマークの生徒たちの自立についてお話ししたいと思います。
高校は義務教育ではありませんね。
その考え方が、日本よりも徹底しています。
先生の考え方は、
生徒が学びたいから教えていると言うことです。
だから日本の高校のように、
勉強したくない生徒も何とかしてやらなければならないとか、
保護者からの、
「先生がもっときちんと教えてくれないから子供が勉強をやる気にならないんだ」
と言うような発想は全くありません。
高校の勉強はしたくない、
または必要としない生徒は高校には来ないのです。
なので、中学校卒業してすぐに働く生徒も多いです。
そして本当に勉強したくなったときにここに来ることができるのです。
そして18歳で自立しているとみられています。
18歳を過ぎると親でも子供に干渉することができません。
学校に行っているかのチェックも親はできなくなります。
すべて子供自身の責任において勉強するからです。
例えばデンマークの森の保育園では、
子どもたちは思いっきり遊びたいだけ遊びます。
そしてそれが真の教育なのです。
なぜならば先生からのスケジュールがないので、
今日何をして遊ぶのか、
そこから子どもは自分で決めなければなりません。
雨の中や雪の中で遊ぶことも自由です。
でもその雨を避けるとか、寒さをどうするか、
それも幼児が自分自身で考えて対処するのです。
それこそが教育だと考えられています。
その中で子どもたちは、
自分で考える、
と言う力を身に付けていくのです。
そもそも責任と言うことの意味が日本とは違う気がします。
日本で責任と言うと、何か怖いイメージがあります。
例えば会社で失敗したときに全ての責任を負って辞めなければならない。
そういうことが責任だと考えられていませんいないでしょうか。
本当の責任と言うのは、
「考えて問題に対処していく」と言うことだと思います。
工夫したり努力したりそういうことが責任だと思います。
デンマークではカリキュラムは大まかなものですが、
根本の理念は、Well being です。
つまりよりよく生きると言うことです。
デンマークの保育園幼稚園では読み書きを教える事はありません。
とことん遊び倒すことで、考える力を伸ばし、自分と他の人を知ると言うことを学びます。
そのため、学校という集団生活に入る前のオリエンテーションみたいな学年があります。
小学校に上がると0年生と言う学年があるのです。
そこで初めて数字やアルファベットを学びます。
そして学校の仕組みを学びます。
つまり意見を言う時は手を挙げるとか、
ルールを学ぶのです。
学校の先生たちは、大学で教育実習が半年ほどあります。
日本では多分2週間位だったと思います。
また教育学部の生徒たちはグループワークがほとんどで、そこでの学びを通して、
大学院を卒業したらすぐに現場に入って指導することができます。
先生の役割は、知識を与えることに加えて、
生徒を理解して生徒に最適なアプローチができると言うことです。
全てをコントロールするのではなく、
モデレーター、ファシリテーターというのが先生の役割です。
そしてヒュッゲが日本でも流行りましたが、
それは家庭に帰ってお茶を飲んで団欒すると言う事だけではなく、
小学校や中学校の授業の中の雰囲気でもあります。
ヒュッゲはあらゆる場所で必要とされています。
そのようなリラックスした気持ちの良い空間の中で、
のびのびと、
自分の気持ちを素直に表現すことができる、
そんな場面を設定することも教師の仕事です。
皆さんはどのような感想を持たれましたか。
教育⑤に続く。。。。
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