?Candy先生?毎日をたのしく生きる、知と学びのブログ
Vol.3「ビジネスの未来・エコノミーにヒューマニズムを」山口周
ユニバーサル・ベイシック・インカムとは、
無条件で、
全国民に対して、
文化的で健康な生活を維持するのに必要な金額
を給付する制度
のことです。
日本の社会保障のほとんどは、
条件付き、
限定的、
選択的、
に与えられるので、大きな違いがあります。
導入の目的は、
「貧困の解消」と「格差の是正」ですが、
山口さんは、他の面からも切り込まれて、
私には目から鱗でした❗️
「ライフスタイルの多様化」と、
「社会的イノベーションの促進」のためだというのです。
私たちの社会が抱えている問題、課題に挑むためには、
チャレンジが必要です。
しかも、成功に至るまでには、
多くの失敗を繰り返して、フィードバックをする必要があります。
失敗してもいい、チャレンジの量が大切なのです。
しかし、
安心して、失敗を繰り返すためには、
結果がどうであれ、
生きていくのに困ることはないという、
セイフティネットが必要です。
研究でも、
知的生産の「質」は、「量」によって生み出されるということがわかっています。
ノーベル賞受賞の科学者たちも、
どれだけ、かえりみられることのない多くの論文を書いてきたかでも知られています。
どれだけ、ダメなアウトプットをたくさん繰り返してきたかで、
研究が実を結ぶのです。
様々な試行錯誤を、
多くの量おこない、
結果的に、イノベーションが生まれる、
ということです。
失敗を気にして、チャレンジが少なくなれば、
「質」もダメダメになってしまうということです。
今も、多くの才能ある若者が、
経済的不安のために、
芸術やクリエィティブな活動を諦め、
効率優先、利益優先の仕事につかざるを得ない、
そんなことが起こっています。
私たちの
価値ある生き方を、
「利益」から「文化」へと切り替えていくことが、
今目指すべき方向だというのです。
続く。。。。。。
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