【Candy先生?毎日をたのしく生きる、知と学びのブログ】
真鍋淑郎さん(90)。地球温暖化の予測法を開発し、ノーベル物理学賞受賞❗️
1931年に生まれた真鍋さんは東大大学院を修了後、58年、米国に渡った。97年にはいったん日本に帰国し、科学技術庁(当時)の地球温暖化予測研究領域長のポストに就いたが、2001年に辞任した。
当時の記事を読むと、日本の縦割り行政を批判し、「長く米国にいた私は適役ではない」と語っている。
朝日新聞Digital https://www.asahi.com/articles/ASPB64FL0PB6UHBI00N.html?oai=ASPB67J03PB6PTLC023&ref=smartnews_rltd&rank=0
地球温暖化❗️
まだまだ、自分のこととして真剣に考えている人は少ないと思います。
授業で、
小学生に「地球温暖化」のことを話しても、
「うそー!!!」と知らない児童もいます。
学校でも、家庭でも、特に話題になっていないということが、よくわかります。
今日は、10月7日、
今日の最高気温は、30度です。
10月といえば、
数年前なら、
長袖に、
カーデガンを羽織って、
黄金の銀杏の落ち葉道に感動したり、
涼しい風の中で、紅葉を楽しんで散歩したり、
そんなことをしていた「秋」でした。
でも、今日の私の服は、
真夏と全く変わりません。
しかも、エアコンをつけなければ苦しいくらいです?
自分に深刻な危害が及ばないと、人間は、なかなか気付けないものなのでしょうか。
しかし、地球温暖化、危害を直接感じたときは、
もう後戻りできないほど、
遅い❗️
のです。
このことを、
今から50年以上も前に、
数式化し、コンピューターで計算していた人がいたのは、
驚きでした。
しかし、日本人が、ノーベル賞❗️と浮かれてる人に、ひとこと❗️言いたいです。
真鍋さんは、今ではもう、
日本人ではなく、アメリカ人です。
アメリカ国籍なのです。
朝日新聞デジタルより
日本の学術界で問題になっている「頭脳流出」と、教育機関における改善点について聞いた。
すると真鍋さんは
「日本の研究は好奇心に基づくものがどんどん少なくなっていっているように思う」
と答えた。
まさしく❗️です。
教育現場にいると、そのことをひしひしと感じます。
また、大学で講師をした時も、
大学でなら、自由に好奇心の赴くままに、教えることができるかと思っていたのですが、
全くと言っていいほど、自由はありませんでした。
真鍋さんは、
アメリカのプリンストン大学では、
研究計画を提出せよ、
などと一度も言われたことがない。
と言ってました。
小、中、高校と、
教員は、細かなカリキュラム通りの授業をしなければなりません。
また、実施報告も書かなければなりません。
大学でも同じでした。
しかも、
日本では、教育予算が、先進国35か国の中で最下位で、
優れた知能を持つ研究者さえ、
派遣労働者と同じような不安定な労働条件です。
来年も、仕事があるのかわからないのです。
研究を続けられるか、わからないのです。
優秀な人たちは、海外の大学や、企業へと流れていきます。
このような日本に、
真鍋さんが、ジョークのように、
「もう帰りたくない」
と言われても、
私たちは、笑えません。
日本は、もっと教育を大切にする国にならなければ❗️
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