【Candy先生?毎日をたのしく生きる、知と学びのブログ】
ここのところ、思い出してレビューするのがつらいような、鬱になるような作品を見てきました。
韓国ドラマ「スゥイング・キッズ」(戦後の悲惨さ)や、「明日へ」(労働組合員の悲惨さ)、「THE GUILTY/ギルティ」(デンマークのアカデミー賞候補の警察官の映画)
などなど、
今回は、ディズニープラスで、「フリー・ガイ」を見て、とても楽しかったのでご紹介します。
大好きな「ナイト ミュージアム」のショーン・レビ監督作品。
あの「デッドプール」のライアン・レイノルズが主人公。
共演にテレビドラマ「キリング・イヴ」のジョディ・カマー、「ジョジョ・ラビット」のタイカ・ワイティティ。
ゲームの世界が舞台で、背景に過ぎないモブキャラが、戦う姿を描いたアドベンチャーアクションです。
オンライン参加型アクションゲーム「フリー・シティ」。
そこで銀行の窓口係として強盗に襲われる毎日を、
プログラム通りに、
単調に繰り返していたモブキャラのガイは、
謎の女性キャラ、モロトフ・ガールと出会い変わっていきます。
ゲームの謎を知り、
さらに普通のゲームではあり得ないことに、
成長をしていくのです。
そして、実はこのゲームには、
世界のゲームの常識を覆すような、秘密が隠されていることを知るのです。
このゲームのモブキャラについて思うのは、
現実の世界でも、このような生活を送っている人が意外と多いのではないでしょうか?
毎日、同じことを繰り返し、
少しでも違うことがあれば、びびってしまいます。
カフェの女性は、ガイがいつものコーヒーとは違って、「カフェラテ」を頼んだだけで、
驚き、対応できなくなります、
周りの客たちも、なぜ「いつもと違うことを」と、非難の驚きの目で、ガイを見つめます。
カフェがシーンと静まりかえるのです(笑)
このようなことって、
今の日本の日常では、意外とよくあることではないでしょうか?
「いつもと違う」「他の人と違う」というのは受け入れられない!という雰囲気。
コンフォートゾーンを出て、新しいことを始める難しさ。
そうなんです、モブキャラ自身も、「いつもと違う」ことをするのに抵抗を示します。
ガイの親友は、
ガイから「スーパーヒーロー」になれる「サングラス」を渡されますが、
拒否するのです。
モブキャラでも、自由がなくても、「今のままでいい!」と、恐れるのです。
「何も特別なことを見たくない」と。
しかし、このサングラスをかけ、
本当の世界と、本当の自分を知り、ガイは成長していきます。
ここに、コンフォートゾーン、安定の中に目を閉じず、成長への一歩を踏み出すことの大切さが象徴的に語られていると思いました❗️
映像のクオリティは高く、
始まりから終わりまで、ユーモアたっぷり。
そして、人が成長するというのはどういうことか、
というテーマが貫かれています。
こんな映画を見ると、
うつうつとした気分も吹き飛んで、
やる気が出ます。
何度も繰り返し見ることができるポジティブな内容なので、
英語の勉強にも最適です。
皆さんもぜひぜひ、ご覧になって、感想を聞かせていただければ嬉しいです?????
2021年製作/115分/G/アメリカ
原題:Free Guy
配給:ディズニー
コメント