韓国、そして世界の
トップアイドルミュージシャングループ
BTSが
活動休止を発表して、
多くの若者が泣いているとか、
そんなニュースがTVから流れてきます。
そんな中、
Forbes Japanの記事を読んで、
なるほど〜と、
目から鱗が落ちました。
これからは、
ビジネスは、Z世代をターゲットとしなければならない、
とは、よく言われています。
また、これからの世界を支えていくのも、
このZ世代の人々です。
Z世代とは、wikiによると、
概ね1990年代半ばから2010年代序盤あたりのどこかで生まれた世代ではあるが、カナダ統計局の場合には1993年生まれ以降を[3]、アメリカ心理学会の場合には1997年生まれ以降を指すなど[4]、定義は厳密に決められているわけではない(何年生まれまでを指すかについても、2010年頃とされる場合や2010年代序盤から中盤とされる場合もあり流動的である)[5]。日本においては概ね1995年(平成7年)の阪神・淡路大震災後から2011年(平成23年)の東日本大震災までに生まれた世代に相当する。主に2010年代から2020年代に掛けて社会に進出する世代となる。大半がジェネレーションXの子供世代に当たる。
生まれた時点でインターネットが利用可能であったという意味でのデジタルネイティブ世代としては最初の世代となる[6][7]。デジタル機器やインターネットが生まれた時から当たり前のように存在し[6][7]、ウェブを日常風景の一部として感じ取り、利用している世代である。また、パソコンよりもスマートフォンを日常的に使いこなし、生活の一部となっている「スマホ世代 (iGen)」でもある[8]
そしてForbes Japanの記者は、
Z世代の若者にとっては、
既存の大手企業やブランドには価値がないと言い放ちます。
BTSが、巨大なブランドになってしまっては、
魅力がなくなってしまうと、
個人での活動を始めることこそに価値があるのだと。
なるほど❗️でした。
インターネットで、
世界の情報と自由自在につながる時代だからこそ、
個人のナラティブが、重要になるのです。
これは、山口周さんの書籍から教えてもらったことにつながります。
BTSという超有名ブランドではなく、
一人ひとりが、どのように成長していくのかが、
人々を惹きつけ、
これからの商品価値にもなる。
まさしく、BTSという成功のブランドではなく、
個人が次の生き方を探して、
歩んでいく、
プロセスこそが、
真に価値のあるものなのです。
プロセスエコノミーの時代です。
以下、Forbes Japanより
「ブランド」になってしまったBTS 活動休止はZ世代に支持される選択か?
韓国の男性音楽グループ、BTSが14日、当面の間、活動を休止。ソロ活動に専念することを明らかにした。なぜ、人気絶頂のいま、このような発表をしたのか。
電通、外資系広告代理店、ウォルト・ディズニー・ジャパンなどでマーケターとしてのキャリアを重ね、現在は、グロービス経営大学院大学 教授、武井涼子氏に聞いた。BTS=ミレニアル世代後半からZ世代。この世代は「ブランドを信頼しない」という特徴がある。共感型で口コミを信頼する。つまり、人そのものへの思いで価値を判断するという傾向がある。その結果、インフルエンサーの影響力が強いという形で顕在化する。
それは、需要側だけの話ではない。供給側、つまりはインフルエンサーにもそれなりの個人としての覚悟が求められる。
BTSは、「個人」ではなく、「ブランド」になってしまったと考えると、今回の彼らの発言がよく理解できる。メンバーのVは休止を発表したユーチューブで、「しばらくの間ソロ活動に専念する。その後、再びみんながグループとして集まれば、他に類を見ないシナジーを発揮できる」と語り、ジョングクは、「成長するための時間が必要だということを理解してほしい」とファンに呼びかけた。
BTSが大きくなりすぎてしまったというのは、BTSがブランド化してしまって、一人一人の個人の集合ではなくなってしまったということ。
そういう「ブランド化したもの」は信頼されなくなることを彼らの世代は知っている。
だからこそ、今回個人での活動をするためにこのタイミングで休止を発表したということだろう。
ブランド至上主義であった時代と異なり、長く売れるためには「個人の強さ」が必要な時代。
GAFAが必要だったWeb2.0から個人が大切にされるWeb.3.0へ。ミッションではなくパーパスとナラティブが経営に必要になったということと同じ流れだろう。
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