音楽大好きの ぶろっこり が、気ままに気になる気分のミュージックをお送りする @今週の洋楽 。
ブラス・ロックつながりで今回は、シカゴ Chicago のデビュー曲「クエスチョンズ 67/68 Questions ’67 And ’68 」をピックアップ。
シカゴ Chicago は、アメリカのロックバンド。ロックにブラス(ホーンセクション)を取り入れたバンドの先駆けでしたが、長いバンドの歴史(1967年から現在まで)を通じて、ラブ・バラードやソフト・ロック、AORなどの路線に変化していきました。前回のチェイスつながりで、ブラス・ロックの頃のヒット曲をピックアップしました。
シカゴはその名の通りシカゴで結成され、最初は「シカゴ交通局 Chicago Transit Authority 」というバンド名でしたが、実在の「シカゴ交通局」に訴えられて「シカゴ Chicago 」に変更しています。「クエスチョンズ67/68 Questions ’67 and ’68 」は1969年のデビュー曲でそこそこヒットしました。けれど1970年に「長い夜 25 Or 6 To 4」が大ヒットした後、再リリースされるとこちらもビック・ヒットに。まあ、バンドあるあるですけどね。
イントロのドラムからホーンが続き、歌メロ部はとてもキャッチーでゆったりと進みますが、長い間奏ではテンポアップ、厚いホーンのアンサンブルが爽快に突っ走しるこれぞブラス・ロックといった展開が気持ちいいナンバー。
Questions 67 and 68 The Chicago 1967
Can this feeling that we have together
Ooh, suddenly exist between?
Did this meeting of our minds together
Ooh, happen just today, somewhere?I’d like to know
Can you tell me – please don’t tell me
It really doesn’t matter anyhow
It’s just that the thought of us so happy
Appears in my mind
As a beautifully mysterious thingWas your image in my mind so deeply
Ooh, other places fade away
blocking memories of unhappy hours
Ooh, leavin’ just a burnin’ love
I’d like to know,Can this lovin’ we have found within us
Ooh, suddenly exist between?
You were somehow try to make it happen
Ooh, was it just a natural thing?I’d like to know
Can you tell me – please don’t tell me
It really doesn’t matter anyhow
It’s just that the thought of us so happy
Appears in my mind
As a beautifully mysterious thing
Yes it does now babyQuestions 67 and 68
さてさて、いつものぶろっこり訳です。
僕らに突然訪れたこの感情は ほんとうにあるの
ほんの今触れ合った 僕らのこころはどこにあるの
僕は知りたいんだ
教えて いや 言わないで
どっちだっていい
僕たちは今 とっても幸せだから
心の中は美しく神秘的なものに包まれている
心の奥深くに 君のイメージが刻まれ 他は色褪せる
辛かった思い出も消えて 熱い愛だけか残る
僕は知りたいんだ
教えて いや 言わないで
どっちだっていい
僕たちは今 とっても幸せだから
心の中は美しく神秘的なものに包まれている
そう今 君のせいさ
僕たちが突然見つけたこの愛は ほんものなのか
なんとかしようと思ったわけじゃない それは自然なことだった
僕は知りたいんだ
教えて いや 言わないで
どっちだっていい
僕たちは今 とっても幸せだから
心の中は美しく神秘的なものに包まれている
それは今 君の力さ
1967年と68年に抱いていた疑問がそれさ
いかがですか。当時は、どういう意味?と思っていた歌詞ですが、当人が1967年と68年に疑問に思っていたこと(悩んでいたこと)を曲にしたと話していたそうなので、こんな感じかなと思って訳してみました。ご指摘がありましたら、ぜひコメントください。
この曲も、以前紹介した「ロウダウン」と同じく、日本語版があります。
この日本語ヴァージョンについては、面白いエピソードがあるようです。
「ハイソサエティー」は、現在話題になっている初代ジャニーズのバックバンドで、ジャニーズ解散後はソロ活動や「フォーリーブス」のバックバンドなどをしていました。そのセカンド・アルバム「ハイソサエティー・ファースト・ヒット・アルバム」には、当時大ヒットしていたシカゴの日本語カヴァーが収められています。「ぼくらに微笑みを MAKE ME SMILE」北山 修訳詞/J・バンコウ作曲/三保敬太郎編曲 「クエスチョンズ 67/68 QUESTIONS 67 AND 68」片桐和子作詞/R・ラム作曲/三保敬太郎編曲 「 長い夜 25 OR 6 TO 4」有馬三恵子作詞/R・ラム作曲/三保敬太郎編曲 の3曲。1971年ころフォーリーブス渡米の際ハイソのメンバーも同行して録音したようです。アルバムの解説には「ブラス・ロックの王者シカゴのヒット・ナンバーをハイソが日本語で歌います。このマスター・テープをアメリカのシカゴのメンバーにプレゼントしたところ、「ぼくらに微笑みを」と「クエスチョンズ67/68の2曲をシカゴが大変気に入り、そのテープを手本にアメリカで日本語で録音しました。そのシカゴの日本語版も近々発売される予定です。」と記載されていて、実際に「ロウダウン」と「クエスチョンズ67/68」の2曲が発売されていますね。ホントかいな。
最後までご視聴いただきありがとうございました。
それでは、また。#403
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