音楽大好きの ぶろっこり が、気ままに気になる気分のミュージックをお送りする @今週の洋楽 。
1月30日、歌手で俳優のマリアンヌ・フェイスフルが78歳で亡くなったという知らせが届きました。
彼女を追悼して、今回は「涙あふれて アズ・ティアーズ・ゴー・バイ As Tears Go By 」マリアンヌ・フェイスフル Marianne Faithfull をピックアップ。
「涙あふれて アズ・ティアーズ・ゴー・バイ As Tears Go By 」は、ミック・ジャガーとキース・リチャーズによって書かれた最初のオリジナル曲で、マリアンヌ・フェイスフルのデビュー曲・代表曲でもあります。

ミック・ジャガーとキース・リチャーズはストーンズのマネージャーから文字通り缶詰にされて曲を書かされたとか。元々のタイトルは「As Time Goes By」だったが、ハンフリー・ボガートの『カサブランカ』の主題歌と紛らわしいので改変されたというエピソードも残っていますが、イギリスでトップ10入りするヒットに。マリアンヌ・フェイスフルはその後もアルバムを20枚も残すほど活躍することになります。
As Tears Go By Marianne Faithfull 1964
It is the evening of the day
I sit and watch the children play
Smiling faces I can see, but not for me
I sit and watch as tears go byMy riches can’t buy everything
I want to hear the children sing
All I hear is the sound of rain falling on the ground
I sit and watch as tears go byIt is the evening of the day
I sit and watch the children play
Doing things I used to do, they think are new
I sit and watch as tears go byComposers: Mick Jagger, Keith Richards, and Andrew Loog Oldham
いつものぶろっこり訳です。
涙あふれるままに
一日も終わり 夕暮れ時
座って 遊ぶ子どもたちを見ている
笑顔は見えるけれど
それは私のためじゃない
座って見つめている 涙を浮かべたまま
何でも買えるほど 金もない
子どもたちの歌声を聴きたいのに
聞こえてくるのは打ちつける雨音だけ
座って見つめている 涙を浮かべたまま
一日も終わり 夕暮れ時
座って 遊ぶ子どもたちを見ている
見慣れた懐かしい遊び
でも彼らにとっては新しい遊び
座って見つめている 涙を浮かべたまま
TVショウのライブ映像。
彼女のヒット曲では、「かわいい小鳥 This Little Bird」なんかも人気ですね。


その後、アイドルとして活躍、ミック・ジャガーと結婚、映画出演、薬物中毒、離婚、自殺未遂、アルコールとタバコでハスキーボイスに、事実上引退、復活、グラミー賞にノミネートとかなり波瀾万丈な生活を送ることになりましたが、その輝きは衰えません。謹んでご冥福をお祈りいたします。
さて、「涙あふれて アズ・ティアーズ・ゴー・バイ As Tears Go By 」は後にローリング・ストーンズ自身もレコーディング。演奏はキース・リチャーズのアコースティック・ギターのみで弦楽四重奏のアレンジというストーンズにとってはめずらしいスタイル。賛否分かれるところですが、イギリスでは『19回目の神経衰弱』のカップリング曲としてシングルリリース、アメリカではシングルA面でリリースされビルボードHOT 100で6位を記録しています。

最後までご視聴いただきありがとうございました。
それでは、また。#428
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