@今週の洋楽 雨にぬれた朝 Morning Has Broken キャット・スティーヴンス Cat Stevens

今週の洋楽 ぶろっこり

音楽大好きの ぶろっこり が、気ままに気になる気分のミュージックをお送りする @今週の洋楽 。

もうすでに梅雨入りした地域もあるようなので、こんなタイトルの曲をピックアップ。「雨にぬれた朝 Morning Has Broken 」キャット・スティーヴンス Cat Stevens 。

ギリシャ系イギリス人シンガーのキャット・スティーヴンスで一番有名な曲。1971年リリースで、翌年の1972年に全米第9位を記録しいてます。

キャット・スティーヴンスは、1971年に「ワイルド・ワールド Wild World」が全米11位のヒット、この曲を収録したアルバム「父と子 Tea for the Tillerman」も全米8位、年間チャート8位の大ヒットになります。

次のアルバム「Teaser and The Firecat」を制作しているときに、たまたま書店でエレノア・ファージョンの本を見てこの曲を見つけレコーデイング。レコード会社の反対にもめげず、シングル・カットすると彼の最大のヒットに。イントロ、間奏、アウトロに繰り返される印象的なピアノは元イエスのリック・ウェイクマンです。

『ティーザー・アンド・ファイアーキャット Teaser and The Firecat 』  1971に収録。

古く19世紀からあった曲にゲール語の歌詞がついて『ブネサン Bunessan』と呼ばれていた歌に、児童文学の作家エレノア•ファージョンが1931年に英語歌詞をつけたのが「雨にぬれた朝 Morning Has Broken 」です。

賛美歌として歌われ、日本では讃美歌444番 『世のはじめさながらに』。

世のはじめ さながらに、 あさ日てり 鳥 うとう。みことばに わきいずる きよきさち つきせじ 世のはじめ 朝つゆの おきしごと 雨 ふり、 キリストの ふみゆきし 園のさま  なつかし 世のはじめ さしいでし みひかりを あびつつ あたらしき あめつちの いとなみに あずからん

Morning Has Broken Cat Stevens 1971

Morning has broken, like the first morning
Blackbird has spoken, like the first bird
Praise for the singing, praise for the morning
Praise for the springing fresh from the world

Sweet the rain’s new fall, sunlit from heaven
Like the first dewfall, on the first grass
Praise for the sweetness of the wet garden
Sprung in completeness where his feet pass

Mine is the sunlight, mine is the morning
Born of the one light, eden saw play
Praise with elation, praise every morning
God’s re-creation of the new day.

Written by: Cat Stevens (Music) , Eleanor Farjeon (Lyrics 1931)
Produced by: Paul Samwell-Smith

新しい朝を天地創造の始まりになぞらえて神を讃える歌。 いつものぶろっこり訳です。

夜が明けた 始まりの朝のようだ
クロウタドリが歌う まるで最初の鳥のさえずりのように
歌を讃えよう 朝を讃えよう
この世に新しく生まれたものを讃えよう

新しく降る雨は優しく 天からの光が照らす
生えたばかりの草に宿る 最初の露のように
神が通り過ぎてあらわれた 全きもの
雨に濡れる庭の美しさを 讃えよう

私に陽の光が 私にこの朝が 与えられた
エデンにて 神のみわざで生まれたひとつの光
意気揚々と讃えよう すべての朝を讃えよう
神の創られた 新しい日を

夜が明けた 始まりの朝のようだ
クロウタドリが歌う まるで最初の鳥のさえずりのように
歌を讃えよう 朝を讃えよう
この世に新しく生まれたものを讃えよう

アート・ガーファンクルとダイアナ・クラールのデュエット。美しい。

Morning Has Broken – Art Garfunkel & Diana Krall

キャット・スティーヴンス ものすごく覚えやすい名前ですが芸名、本名はスティーヴン・デメトレ・ジョルジオなので、芸名にして正解でしょう。当時は、売れっ子だったのですが最近は名前を聞かなくなりましたね。でも、いい歌がありますのでまた別の回でピック・アップしたいと思います。

最後までご視聴いただきありがとうございました。

それでは、また。#443

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