「機動戦士ガンダムNT」が面白すぎた

教育

#11 機動戦士ガンダムNT

みなさんこんにちは!先週は休んでしまい申し訳ありません。今週から毎週土曜日投稿とさせていただきます。休まずがんばって行こうと思いますのでよろしくお願いします。

唐突ですがみなさんは「ガンダム」は好きですか?私は大好きです!

1979年の放送開始以来30年以上にわたって新シリーズが制作され続けるロボットアニメです。モビルスーツと呼ばれる巨大人型兵器や濃密な世界設定、戦場で交錯する人間ドラマなど老若男女問わず魅了する要素の数々により他方のメディアに進出し多数の熱狂的なファンを獲得しています。

そんなガンダムシリーズですが2019年の生誕40周年記念を前に「UC NexT 0100 PROJECT」というものが発表されました。

これは1979年に放送を開始したアニメ「機動戦士ガンダム」(以下1stガンダムと呼称)から数多くのシリーズで継承され続ける時代設定の宇宙世紀(人類が地球上で増えすぎた人口を宇宙に移住させるために宇宙に移民を送り出した年を元年と位置づける暦のこと。)が1stガンダムの宇宙世紀0079から「機動戦士Zガンダム」、「機動戦士ガンダムZZ」、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」、「機動戦士ガンダムUC」などのシリーズを経て宇宙世紀0100の節目を迎えるのを前にこれまでの100年と新たな100年を創作するというプロジェクト。

 

このプロジェクトの第1弾として発表されたのが今回ご紹介する『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』です。

2018年11月30日全国公開、監督 吉沢俊一、脚本 福井晴敏の今作は、前作にあたる『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』の一年後となる宇宙世紀0097が舞台。

ニュータイプ(人が宇宙に進出し生活し始め適応するために進化した人々のこと。超人的な適応能力や未来予知などが可能。)の存在と権利に言及した「宇宙世紀憲章」の存在が明らかにされた「ラプラス事変」から1年。争乱の中心にあった「ユニコーンガンダム」と呼ばれたフルサイコフレーム(人の感応波に反応する金属。サイコフレームを使用したモビルスーツにニュータイプが搭乗することで驚異的な性能を発揮する。)仕様の2機のモビルスーツは最後の戦闘で人知を超えた力を発揮し、それゆえに危険視され、封印された。しかし、2年前に消息を絶っていたユニコーンガンダム3号機が再び地球圏に姿を現し、同機をめぐる争奪戦が勃発。この戦いに、新たなモビルスーツ「ナラティブガンダム」が投入される。

歴代の登場人物たちを巻き込み宇宙世紀100年の総決算的作品になった前作『機動戦士ガンダムUC』に対し次世代のニュータイプの可能性を違ったとらえかたで描いた今作は「UC NexT 0100 PROJECT」の第1弾にふさわしい作品。

歴代の作品の中でニュータイプ像は様々に変容してきました。今作でもニュータイプ像を深く掘り下げ、新たな解釈で戦乱の世に翻弄されるニュータイプたちの人間模様が描かれています。ニュータイプやサイコフレームは人知の及ばないシンギュラリティ(技術的特異点)として半ばオカルトや都市伝説のような扱われ方をしていて、技術と超自然的な現象をあいまいに融合させながら兵器として扱う危うさを感じさせながら物語が進んでいきます。

中でも今作のメインモビルスーツの一つであるユニコーン3号機「フェネクス」はえげつない性能を劇中で発揮し中盤までほぼ無双状態。そのためか個人的には主役機であるはずのナラティブガンダムの存在感が少し薄かったように感じました。(笑)しかしながらメカニックデザイナーのカトキハジメ氏の新規デザインであるナラティブガンダムは武装を換装して戦うというロマンあふれるギミックを搭載した秀逸なデザインでした。また、『機動戦士Zガンダム』の中でアムロ・レイが搭乗し活躍した「ディジェ」が黒塗りのマイナーチェンジで出てきた時やサプライズで登場した意外な人物など様々な「ファンサービス」にとても興奮しました。

黒塗りのディジェ

1時間半という短い尺でガンダムの濃密な世界観を扱いながら簡潔にまとめ上げ、最後には感動必至の展開を迎える今作は今までガンダムを見てきた人もそうでない人にも非常におススメです。来年には「UC NexT 0100 PROJECT」の第2弾として大人気コミック『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』が映画化されることが決まりますます盛り上がるガンダムシリーズ。この作品をきっかけにガンダムの世界に興味を持っていただける方が増えたら幸いです。

(大好きなガンダムの紹介のため熱量2割増しでお送りしました。笑)

 

 

今回紹介した『機動戦士ガンダムNT』の前作にあたる『機動戦士ガンダムUC』のダイジェスト版です。UCの世界観を知っていればより今作が楽しめると思いますので掲載しておきます。できれば実際にOVAもしくはアニメを全話見ていただきたいのですが時間がないという方はよかったらどうぞ。

 

『機動戦士ガンダムNT』の本編冒頭23分です。少し興味はあるけど映画館に行くのを決めかねている方がいれば是非。

 

 

 

 

 

 

コメント

  1. りた より:

    紹介ありがとうございます!!!
    とても、とても、感動しました。現代では、小手先のビジネス書などがはやっていて忘れられている、人間のたましい、を、わたしも、もう一度思い出して、涙がとまりませんでした!!!
    そして、自分の信じていることを貫いて、それが、人々を導く光になっている!そんな生き方をわたしも、したいと思えた映画でした!!!