国連開発計画による「人間開発報告書」によると、
2020年度幸福度ランキング1位はノルウェーでした。
そのノルウェーのジャーナリスト、あぶみあきさんのレポート(秋田新聞掲載)
を読んで感じたことを皆さんにシェアいたします。
北欧に学ぶ「幸せな社会」の作り方 あぶみあきさん
秋田市出身で、ノルウェーを拠点に活動するジャーナリストで写真家のあぶみあきさん。
北欧の民主主義を題材にした
「北欧の幸せな社会の作り方~10代からの政治と選挙」
(かもがわ出版)を出版されました。
あぶみさんは、1984年秋田県秋田市生まれ(現在36歳)、
オスロ大学を卒業されノルウェー政府の産業推進機関イノベーション・ノルウェーから、
「ノルウェーを日本に広めた優秀な大使」として表彰されました。
あずみさんの記事を読んで、
一人ひとりを大切にし誰もが安心できるような幸せな国を作る事は可能なんだなぁ、
と言うことを改めて感じましたので、皆さんにもシェアいたしますね。
この世界一幸せな国と言うのは、
「あなたは幸せですか」と言う主観的な質問をただ投げかけただけでの回答を集計したものではありません。
他人を信頼し合える社会なのか
信頼できる政府があるのか
体が健康的な状態なのか
仕事があって平均的な収入を得られているのか
差別からある程度自由な社会になっているのか
夜に1人で歩いているときに安心だと感じられるのか
人生で困ったことがあるときに自治体や政治や国レベルで社会的なサポートをしてくれるのか
家族や友達と頻繁に会っているのか
………
などと言う具体的な様々な項目についての調査の結果が反映されているのです。
皆さん日本ではどう思いますか?
自分自身の毎日を考えてみてどう思いますか?
私の住んでいる町では、とても夜に1人では歩けません?
また人生で困ったときに自治体や政治や国レベルでサポートしてもらおうと考えたこともあり、ありません。
平均的な収入を得られていると安心している人が日本では一体どのくらいいるのでしょうか?
日本では子供たちの7人に1人が貧困と言われています。
今年度の日本の幸福度は19位でした。
幸せの指標を見たときに、一位のノルウェーと、この19位の差が納得できる感じがしました。
皆さんはどう思われますか?
この北欧レベルの「信頼性」と「社会的なつながり」さえあれば、
それだけで日本の幸福度も60%も上がると言うことです。
「信頼性」と言うのは、
情報の透明度、
政府が信頼できるか、
「社会的なつながり」と言うのは、
ただ単に家族や友人などの自分の周りの狭いつながりではなく、
日本人の私たちがよく言う、世間と言うものではなく、
もっと広い社会のつながりです。
自分とは何の関係もない遠い国の人々、それらの人々とのつながりも考えられるかどうかと言うことなのです。
では次回は、あぶみさんのレポートを読んで、
ノルウェーの教育や民主主義等に関して感じたことをご紹介いたしますね。
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