【パワハラをする人とは?】
最近よく、ニュースで見かけます。
大学の教授や、人気のある芸能人、スポーツの監督、政治家、のパワハラが問題となっています。
部下を平気で次々にやめさせる。暴言を吐く。精神的にも身体的にも、暴力を振るう。
これらの人たちは、他人に共感できない「サイコパス」だと、脳科学者の中野信子さんが書かれています。
他人の痛みが分からない人。
人の弱みに敏感で、その弱みを利用し、
心に傷を持った人に寄生してその人を踏み台にして、
平気で、人の不幸の上に自分の成功を築こうとする人です。
初めて会うと異常に魅力的な人が多いそうです。
しかし少し近寄ってその人を知ると、ひどいことを平気でしていることがわかります。
この人たちは、泣かなければならないところでは、とてもじょうずに泣く。
優しいふりをしなければならないときも、異常に優しく演ずることができる。
日本では、1%位の人がその傾向があるそうです。
100人に一人って、けっこう多いですね?
サイコパスは、生育環境というよりも、
前頭葉の他人に共感する部分が欠損しているということです。
アメリカでは、5%くらいもいるそうです。
日本は小さな国なので、何かひどいことをすると、その人のことが周りに分かってしまうのですが、
アメリカでサイコパスが多いのは、ある場所で犯罪を犯しても、
別の場所に移って、名前を変えて別人として、生き延びることが出来るからだそうです。
最近は、ネットの発達などもあり、情報がオープンになってきているので
サイコパスの人からの被害が公になってきて、
パワハラなどが明らかになってきているのは、とても良いことだと思います。
すべてのサイコパスの人が、
恐ろしい犯罪を起こしたり、パワハラをしたりするわけではなく、
自分の性格を自分で認識して、他人の痛みがわからないところを、他者貢献に生かすことも出来ます。
たとえば、外科医になるとか
普通の人はかわいそうに思って切れないところを、
論理的に考えて、患者を生かすためには患者が泣いても切らなければならないと。
日常生活で、非情なサイコパスの人から利用されないための一番いい方法は、
適切な距離をとって、なるべくかかわらないようにすることです。
映画 「悪の教典」は、このようなサイコパスの人を描いていますね。
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