女性として共感! ?ペンタゴンペーパーズ

ペンタゴンペーパーズ スティーブン・スピルバーグ Candy's Review

【ペンタゴンペーパーズ】

ずっと見たかった、スティーブン・スピルバーグ監督の「ペンタゴン・ペーパーズ」が、Amazon Primeに来たので、さっそく見ました! 劇場では、あまり一般受けしなくて観客動員数が少ないと思ったのか、すぐに上映が終わってしまい、見に行くことができませんでした。

たしかに、インターネットのない時代

国家機密情報は、紙に書かれたアナログ

機密文書を消すのに、ハサミを使う

などと、きらきら、ドキドキのアクションシーンは皆無

 

また、父親と夫が亡くなって、仕方なくワシントンポストのCEO?!についた女性社長

メリルストリープが、自信なさげに、ぼそぼそと話す様子が長く続き

途中で退屈する人もいると思います。

 

でも❗️

この、メリルストリープのゆっくりした、おぼつかないCEOの演技が

ラストシーンの、感動につながります。

 

わたしは、女性として、とても共感できました。

女性として、現代でも、リーダーシップを引き受けることは大変なことです。

自分がこんな立場に立ったら、引け目を感じたり、気を遣うだろうと思います。

 

長く主婦として子育てをしてきたケイ(メリルストリープ)にCEOの仕事は無理だと、周りからも見られています。

しかし、「ジャーナリズムは、国家のためではなく、国民のためにある」という決断をするシーンでは

彼女が真に、賢い人間だということがわかりました。

 

先週、見に行った、韓国の民主化運動の映画「1987」と同じテーマです。

 

先日、インターネットのニュースで読んだ

ニュースキャスターの田原総一朗さんが「メディアに中立なんかいらない

『中立公平』がメディア自身の行動を縛っている」

「権力ににらまれたくない」「視聴者からのクレームが怖い」「日本の新聞社には言論の自由はない。」という態度の日本のジャーナリズムに対する危機感を言っていたのを思い出しました。

 

ジャーナリズムの原点を問いかける映画。

すべてのジャーナリストの方に見てほしいです。

わたしは、英語のリスニングもかねて、なんと今日一日、3回も見てしまいました?

 

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