ニュージーランドの教育と不登校

留学・マッキー

こんにちは?

中学生の途中で不登校になったのがきっかけで、ニュージーランドに約3年間高校留学したマッキーです!

 

今日は、不登校について、お話したいと思います。

 

日本では不登校になる生徒が増え続けており、不登校で悩んでいる方が少なくありません。

 

ニュージーランドでは、不登校はどのような感じなのでしょうか。私が感じたことを書きたいと思います。

 

日本の不登校

 

日本の状況をちょこっと説明しますね?

 

文科省は、

 

「不登校児童生徒」とは、

 

「何らかの 心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、 登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間 30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を 除いたもの」

 

と定義しています。

 

文科省が平成30年度間で調べたものでは、小中合わせて16万人を越えています!

 

だいたいで見ると、小学校では学年に1人。中学校ではクラスに1人という感じです。

 

しかし、この中に保健室登校や年間の欠席日数が30日以下の子は含まれていません。

 

それを考えると、この16万人という数字は氷山の一角だと思います。

 

2019年5月30日に放送された、

 

NHKスペシャル

 

《シリーズ  子どもの「声なき声」”不登校”44万人の衝撃》

 

この放送では、隠れ不登校と言われる中学生が33万人いることが明らかになったとあった。

 

不登校の11万人とあわせたら、44万人となるわけです。この数は、中学生だけでですよ❗️

 

驚きです‼️

 

なぜ不登校に?

 

私は中学1年生の11月から学校に行かなくなりました。

 

今では、中学校でクラスに1人はいる計算になるので、何も不登校は珍しいことではありません。

 

なぜ不登校になるのか…

 

それは、様々な理由や背景があると思います。家庭に関わる状況、いじめ、友人関係の問題など…

 

その他に、不登校になる1つの原因としてあげられているのが、学業不振。

 

勉強についていくのが難しい

私の経験では、日本の中学校では、学習内容を詰めすぎていて、1日でも学校を休むと、勉強についていくのが難しくなります。2日、3日と休むともっと大変です。

 

塾に通っている子などは、先取りしていたり、塾で教えてもらえるのでいいかもしれませんが、私は塾に通っていなかったので、そうもいきませんでした。

 

勉強ができるように、わかるように、なりたくても追いつかない、追いつけないのは、結構ストレスだと思います。自分を追い込みやすくなり、不登校に繋がるのではないかな…

ニュージーランドでは…

 

私が通っていたニュージーランドの高校では、

 

  • 授業がゆっくり進む
  • 1クラスの人数が少ない

 

なので、休んでもついていけます。

先生のペースでなく、生徒達のペースで授業が進んでいきます。

 

先生もゆとりがあるので、聞けば授業時間内に教えてくれます。

授業というのも、ずっと先生が話しているわけではありません。空白の時間ができることが多いので、その時に聞くか、場合によっては、中休みや昼休みに教えてくれることもあります。

学校が終わった3:15以降に時間をとって教えてもらうということは、ありません。

 

先生方は、その都度、クラスの状況を見て、わかっていない子が多いようであれば、何回も説明したり、復習したりしてくださいました。

 

だから、日本のように1日休むと、ついていくのが大変だ。ということは全くありませんでした。塾に通っている子もいません。まず、塾がほぼありません。全ての勉強は、学校で完結できるから、必要性を感じる人がいないんだと思います。

 

「 積極的 不登校? 」はいるけど…

ある日、ホームステイ先のホストマザーとホストファザーに私が日本で不登校だったんだよ〜。と、言うことを話したら、信じられない‼️と言っていました。

 

ニュージーランドでは、日本の不登校のような概念は無いように思います。

不登校という日本語にピッタリ、しっくりくる単語がありません。よく使われるのが、TruancyやTruantのようですが、ちょっとニュアンスが違います。

 

Truancy

 無断欠席、 ズル休み、 不登校

 

Truant 

怠け者、サボり生徒、 自分から進んで学校に行かない、 不登校児、 不登校の生徒

 

別の言い方の「 School refusal(拒否・拒絶)」って言っても、ホストマザーやファザーは頭にクエッションマークがついていました。

Truantと言ったら、伝わったようですが、日本の感覚とは違うようです。

 

Truantと言ったら、自分から望んで学校に行かないような感じに聞こえるのかな…難しいです。

 

それくらい、不登校という感覚がないみたいです。

実際に学校に来なかったりする子はいましたが、いわゆるサボりですね。笑

日本のような不登校の子がいるかは、私は、わかりません。でも、冠婚葬祭や体調不良以外の理由で学校を休む生徒は結構います。家族とのイベントや個人的な理由など。

私の仲のいいニュージーランド人の友達がいます。

ある日、今日学校に来てないな〜と思って、

 

今日学校来てないの?

 

と、メッセージを送ると、

 

今日、ちょっとストレスあるから、休んでる

 

と、返信がきました。

 

ストレスで休む。。そんなにストレスができる環境にいたとは思えないし、そのストレスもそんなに重たいようではなかったのですが…わかりません。

 

ストレスで休む。。そんな選択肢があったとは‼️初めて聞いたので、その時はビックリしました〜?

 

また別の日には、お母さんとランチしてたよ〜。と。キャッチアップだそうです。

 

うそやん。。こっちの方がビックリだわ。

 

でも、休むことも大事ですよね。休める環境があるということ。休んでも勉強についていけるということ。日本にもそういう環境が、もうちょっとほしいな〜と思います。

 

ホーム エデュケーション

ニュージーランドでは、ホームエデュケーションが認められています。

学校ではなく家庭で学ぶということです。

 

ホームエデュケーションの理由書などを2〜3枚国政府に提出し、申請すれば、年間約14万円のサポートが国から出るようです。

また、定期的なレポート提出や14万円の使用明細の証明が必要だそう。

 

ホームエデュケーションをしている家庭は結構少ないみたいですが、国から認められているので、その選択肢もありです!

 

 

 

⭐️講演会のお知らせです⭐️

♪マッキーの講演会♪

講演会と聞くと堅苦しい感じがしますが、全然そんなことないです!出来るだけ、楽しい感じにしようと思っています♪

 

「ニュージーランドの高校 留学体験談」

2月29日(土)19:00〜20:30

たらみ図書館 2階研修室

参加無料

 

不登校を経験し、ニュージーランドに3年間高校留学をしたマッキーが体験談を話します。

選択肢がたくさんあることを知ってほしいのと、

ニュージーランドの教育は、ビックリすることばかりだったので、少しでも皆さんにシャアできたら嬉しいです?❣️

この講演会が、これからの社会に向けて、視野を広げられるきっかけになってくれたらいいなと思っています。

来れる方はぜひいらしてください♡マッキーが笑顔でお待ちしておりますっ!

 

 

 

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