原発は、効率がいい(具体的に何の?)。
CO2削減を考えると、これまでの火力発電より、原発が安上がりで、安全だ。
再生可能エネルギーは、まだまだコストがかかるので、それまでは原発で。
と、思っている方も、多いのではないでしょうか?
確かに、経産省のサイトでは、原発のコストが、他のエネルギーよりも安いと書かれています。
原発のコストは、本当に再生可能エネルギーより安いのでしょうか?
朝日新聞で、
大島堅一・竜谷大教授が、詳しく説明してくださっていました。
経産省資料て2030年時点での発電コスト(1キロワット時)
原発→ 10.3円
火力→ 13.4円
石炭火力→ 12.9円
これは、甘すぎる試算です❗️
設計段階で、安全性を考慮した原発を作るという設定がないからです。
例えば、
原発建造費 2基で、3.5兆円
メルトダウンした核燃料を受け止めるための「コアキャッチャー」や、
大型航空機の衝突に耐えるくらいの二重構造の格納庫が必要。
廃炉にする際の費用。
核廃棄物の保管のための費用。
放射能被曝から人体を守るための研究費用。
原発誘致のために、地域に支払う費用。
これらが、いっさい考慮されていないのです。
経産省試算のように、安くできるはずがありません。
その証拠に、
イギリスでは、費用がかかり過ぎると、日立製作所の原発計画が、凍結となりました。
アメリカでさえ、「新しい原発は高くてもう作れない」と言われています。
大島先生は、1キロワットの発電コストを、
どのエネルギーより高い、
17.6円と試算されています。
もはや原発に、コストがかからないというメリットは考えられません。
斜陽産業として、いかに「たたむ」か、
また再生可能エネルギーへと転換していくかを、
考えなければならないフェーズに来ていると思います。
皆さんは、このような事実を読まれてどのように、考えられますか?
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