音楽大好きの ぶろっこり が、気ままに気になる気分のミュージックをお送りする @今週の洋楽 。
今回は、メイキン・フーピー! Making Whoopee!ドクター・ジョン Dr. John feat. リッキー・リー・ジョーンズ Rickie Lee Jones をピックアップ。
ニュー・オーリンズの白い呪術師ドクター・ジョン。以前追悼のブログを書いたときは、歴史的名盤『ガンボ Gumbo』1972年を中心に紹介しました。他にもアルバム『イン・ザ・ライト・プレイス』1973年から「ライト・プレイス、ロング・タイム Right Place, Wrong Time 」、ザ・バンドの解散コンサート映画『ラスト・ワルツ The Last Waltz 』なども紹介してます。今回は、ジャズのスタンダード・ナンバーをカヴァーした『イン・ア・センチメンタル・ムード In A Sentimental Mood 』1989年収録の「メイキン・フーピー!Making Whoopee!」を取り上げます。
アルバムは『ビルボード』ジャズ・アルバム・チャートで初の1位を獲得し、「メイキン・フーピー!」は、グラミー賞最優秀ジャズ・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞している名演です。
In A Sentimental Mood
Makin’ Whoopee! (with Rickie Lee Jones) · Dr. John · Rickie Lee Jones
もともと 1928年上演のミュージカル 『 Whoopee!』 のナンバーですが、ジャズのスタンダード・ナンバーとしていろんなシンガーが歌っています。
Makin’ Whoopee! Dr. john 1989
Another bride, another June
Another sunny honeymoon
Another season, another reason
For makin’ whoopeeA lot of shoes, a lot of rice
The groom is nervous, he answers twice
It’s really killin’ that he’s so willin’
For makin’ whoopeePicture a little love nest
Down where the roses cling
Picture that same sweet love nest
Think what a year can bringHe’s washin’ dishes and baby clothes
He’s so ambitious he even sews
But don’t forget folks that’s what you get folks
For makin’ whoopeeAnother year or maybe less
What’s this I hear? Well, can’t you guess?
She feels neglected and he’s suspected
Of makin’ whoopeeShe sits alone, most every night
He doesn’t phone, he doesn’t write
He says he’s busy but she says, “Is he?”
He’s makin’ whoopeeHe doesn’t make much money
Only five thousand per
Some judge who thinks he’s funny
Says, “You’ll pay six to her”
He says, “Judge, suppose I fail”
Judge say, “Budge, right into jail
You’d better keep her”, yeah, I think it’s cheaper
Than makin’ whoopee
Than makin’ whoopee
Than makin’, makin’, makin’ソングライター: Gus Kahn / Walter Donaldson
Makin’ Whoopee 歌詞 © Wb Music Corp., Larry Spier Music Llc, Gilbert Keyes Music Company
makin’ whoopee 大騒ぎとかバカ騒ぎするとか訳されてますが、スラングで havin’ sex ということみたいです。歌詞の内容からもだいたい想像できますね。スタンダード・ナンバーなので歌詞にもいくつかのヴァージョンがあります。
ということで、いつものぶろっこり訳です。
ある花嫁が ある6月に
晴れ晴れとしたハネムーン
他の季節に 別の理由で
バカ騒ぎすればいいのに
たくさんの参加者に ライスシャワー
花婿は緊張して 誓いの言葉を二度も言う
ほんとにウケる うずうずしてるんだ
バカ騒ぎしたくて
小さな愛の巣を思い浮かべてよ
バラの花が咲き誇っている
その甘い愛の巣は
1年後は どうなっているだろ
旦那は皿洗いに赤ん坊の服まで洗っている
やる気に満々 裁縫までしてる
けど忘れないで 嫁さんとしたいのさ
バカ騒ぎをね
もう1年経ったら いやそんなにかからない
想像つくだろ
嫁さんはほったらかしにされていると思い
旦那は浮気を疑われている
彼女は毎晩 一人で子守り
電話も置き手紙もない
旦那は忙しいと言うが
嫁さんは嘆く
忙しいのは浮気?でしょ
たいした稼ぎはない
年に5千ドルくらいのもの
けれどイカれた裁判官が
奥さんに6千ドル払いなさいという
裁判長 もしはらえなかったらと聞くと
刑務所行きだね
だから 奥さんと別れない方がいい
浮気をするよりずっと安上がり
こちらでは、女性が歌っているからでしょうか、もう少し上品に訳されています。
アメリカ映画『恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』ミシェル・ファイファー
The Fabulous Baker Boys, Makin’ Whoopee – Michelle Pfeiffer
いろっぽいのもいいですが、ピックアップしたヴァージョンもリッキー・リー・ジョーンズの舌足らずの唄い方がドクター・ジョンのだみ声と合わさっていい感じになってます。
テレビ番組での映像でしょうか。最後にクレジットがある所を見るとMVかな。
最後までご視聴いただきありがとうございました。
それでは、また。#348
コメント