?Candy先生?毎日をたのしく生きる、知と学びのブログ
8月7日 Daigo(メンタリスト DAIGO)氏は、
YouTubeで、ホームレスに関して信じられないような発言をしています。
200万人の登録者がいる、
最強のインフルエンサーの一人です。
このような意見を、
若者を中心に、200万人の人々が聞いていることに、
大変な危機感を感じました。
以下、Daigo氏の発言、
「僕は生活保護の人にお金を払うために税金を納めているわけではない。
だったら猫を救ってほしい。
生活保護の人が生きていても、僕は得をしない。
。。。。。
自分にとって必要がない命は軽い。
ホームレスの命はどうでもいい。
ホームレスっていない方が良くない?
邪魔だしさ、プラスになんないしさ、臭いしさ、治安悪くなるしさ。
。。。。。
もともと人間は、自分たちの群れにそぐわない、社会にそぐわない、群れ全体の利益にそぐわない人間を処刑して生きてきてるんですよ。
犯罪者を殺すのだって同じですよ。
犯罪者が社会の中にいるとみんなに害があるでしょ?
だから殺すんですよ。
同じですよ。」
これを、
「1意見だから、個人的な感想だから、それは自由ではないか」
という人もいますが、
それは、大きな間違いです。
それは、「無関心」という名の「悪」です❗️
他者の生きる権利について、自分が判断できるなんて、なんという傲慢でしょうか。
ここに、私は、
「価値なき世界」
の危機を感じます。
「理屈でも理論でもなく、
絶対にしてはいけないこと、
許されないことがある。」
というのは、ユング心理学者、河合隼雄さんの言葉です。
「すべての人に生存権がある」
というのは、議論の余地がない人間の価値です❗️
200万人の登録者がいて、
億万長者になれば、
人の命さえ軽く見る、
自分の役に立たないものは軽く見る、
そのような経済的成功者が絶対だという文化があります。
200万人は、
彼を成功者として崇めて、
彼のようになりたいとフォローしているのだと思います。
Daigo氏の全ての発言の根っこには、
この「役に立つか、役に立たないか」
という考えがあると思います。
現代の、ライフハックや、
効率優先の経済、
経済成長が第一の国の政治、
これらに、無関心でいてはならないと思います。
どんなに、いい人でも、
「無関心」というのは、
自分に得にならないことに「無関心」ということなのです。
また、
ホームレスを作り出す、この社会そのものが問題であることに「無関心」なのです。
小さな政府を作る日本という社会システムは、
「自助努力」
「自己責任」
を大きく掲げ、
失敗した人は、生きていけない社会になってきています。
このDaigo発言をきっかけに、
私たちの社会をさらに生きやす社会にするためには、
どうしたらいいのかを、
ご一緒に考えていきたいと思います。
コメント