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「正しいアドバイスほど役に立たない」と感じることがあります。
教師が自分は正しく、生徒の悪いところを変えてやろうと思っている間は、生徒の成長はないようです。「はい」とうなづいていても、生徒はとにかくこの場を逃れたいと分かったふりをしていることの方が多いですね。
しかし、教師自身がその生徒と出会った意味を自分に問いかけ、自分はこの出会いから、どのような自分の影と直面し、どのように成長しようとしているのかと
自らが変わっていこうとするとき、生徒もともに成長してくれるのだと思います。
成長はインタラクティブです。
カウンセリングや生徒と教師の間では、どちらか片方だけに成長を押しつけている間は、進展はありません。
自分が変わるということは、新しい自分が生まれるという素晴らしいことではありますが、
同時にそれは古い自分の死をいう、苦しみ悲しみを意味するのだと言うこと忘れてはならないと思います。
たとえセルフエスティームが低くて、「自分はだめだ」と思っていても、不平不満を言いながら、変わらずに生きることの方がずっと楽なのです。
自分が変わるということには、勇気とエネルギーが必要なのです。
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