クリスマスの名曲は数多くありますが、日本のクリスマス・ソングの大定番といえばやはりこれでしょう。洋楽のブログですから、今回は、山下達郎 「クリスマス・イブ」のイングリッシュ・バージョンをお届けしたいと思います。
ちなみに、今回のブログは、洋楽オールデイズのラジオ番組「山下達郎のサンデーソングブック」の アラン・オデイ Alan O’Day の追悼特集(2013.5.17に死去)を聞きながら書いております。
アラン・オデイ Alan O’Dayは、山下達郎の英語詞をすべて担当しているアメリカのシンガーソングライターです。プロデュースしていた竹内まりやの英語詞を依頼したのが縁で、山下達郎の英語アルバム Big Wave の歌詞などを担当するようになり、以降 彼の英語詞や歌詞の翻訳を担当。家族ぐるみでのお付き合いをされるようになったという、達郎のよきパートナーです。アラン・オデイ Alan O’Day 自身がソングライターだけに、ロマッテックな英語詞がとても素敵で、達郎の曲のイメージにぴったり合っています。山下達郎はアカペラなどでも英語の歌を歌っていますが、この時に、英語の発音指導なども受けたようで、「英語は歌で覚えただけだったので、徹底的に直された」と、達郎本人が語っていました。
また、この曲と言えばJR東海のCMを思い出す方も多いはず。CMのテーマは”遠距離恋愛”でしたね。『シンデレラ・エクスプレス』CMは、1987年~1992年まで続き、ヒロインは深津絵里・牧瀬里穂・高橋りな・溝渕美保・吉本多香美。2000年にも星野真里のスペシャル Ver. が作られています。
テーマがテーマだけに、見るたびに胸がキュンとくるような切ない気分になってしまいます。いっそう、クリスマス気分が盛り上がりますね。
Candy さんが、このCMとEngrish Version の英語詞と和訳を載せた、素敵な動画をUpしてくれています。ご覧下さい。Candyさん、ありがとうございます。よかったら、Candyさんのチャンネルの登録をお願いします。
「クリスマス・イブ」は1983年12月14日に発売されましたが、このCMの影響もあり発売から6年6ヶ月後に、初めてオリコンチャート1位にランクイン。1991年1月にミリオンを突破すると、オリコン週間シングルランキングでも1987年~2016年の30年間連続でトップ100にランクインし続け、稀に見る超ロングヒットに。誰もが知っているクリスマス・ソングになりましたね。
Season’s Greetings Tatsuro Yamashita 1993
「クリスマス・イブ」のイングリッシュ・ヴァージョンが入っているのがこのアルバム。クリスマス・ソングとアメリカン・スタンダード・ナンバーを、達郎のひとりアカペラとフル・オーケストラのアレンジで歌った楽曲だけで構成されています。当時、さまざまな外国のアーティストが山下達郎の歌をカヴァー。「クリスマス・イブ」もいろいろな英語詞で収録され、多くの英語詞が作られたため、アラン・オデイ Alan O’Day 作詞による原詞にほぼ忠実な公式の英語版を制作したと達郎本人が言っていました。
Christmas Eve Tatsuro Yamashita 1993
All alone I watch the quiet rain
Wonder if it’s gonna snow again
Silent night, Holy nightI was praying you’d be here with me
But Christmas Eve ain’t what it used to be
Silent night, Holy nightIf you were beside me
Then I could hear angels
And I’d give you rainbows
For ChristmasSomewhere far away the sleighbells ring
I remember when we used to sing
Silent night, Holy nightI keep you inside me
Oh the truth is unspoken
So my heart won’t be broken
On ChristmasThey lit the trees along the avenue
Twinkling silver with a touch of blue
Silent night, Holy nightChristmas Eve -English Version 作詞:Alan O Day 作曲:Tatsuro Yamashita
この他にも「山下達郎の英語詞の歌」が、たくさんあります。アラン・オデイ Alan O’Day と一緒に作った素晴らしいものなので、ぜひいちど歌詞をじっくり味わってみてください。
それでは、また。#12
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