先日の公開された「環境白書」では、「SDGs」に対する日本の取り組みについて政府が紹介していました。
「SDGs」とは、「Sustainable Development Goals」の略で、2015年9月に国連サミットで決められた「国際社会共通の目標」のことです。17のゴール(目標)・169のターゲット(具体的な目標)を決めています。
SDGs 達成状況 国別ランキング
では、世界は、日本の取り組みについてどう評価しているのでしょうか。
国連の提唱で設立された国際団体「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)」は、各国(162カ国)の SDGs 達成状況を国別ランキングとして分析しています。(レポート「SDG Index and Dashboards Report」2019年版)
SDG Index 2019
- デンマーク(85.2)
- スウェーデン(85.0)
- フィンランド(82.8)
- フランス(81.5)
- オーストリア(81.1)
- ドイツ(81.1)
- チェコ(80.7)
- ノルウェー(80.7)
- オランダ(80.4)
- エストニア(80.2)
- ニュージーランド(79.5)
- スロベニア(79.4)
- 英国(79.4)
- アイスランド(79.2)
- 日本(78.9)
- ベルギー(78.9)
- スイス(78.8)
- 韓国(78.3)
- アイルランド(78.2)
- カナダ(77.9)
上位3位を北欧3カ国が独占し、その後に欧州勢が続いています。日本は前年と同じく15位でした。
気候変動に対する政府アクション
特に残念なのが、気候変動に対するアクションで、日本は中国やインドネシアと並び「非常に不十分だった」とされています(図の赤で塗られた国)。グレタさんが褒めてくれるわけはないですね。来日したいとの話しもありましたが、コロナの流行で中止に。ほっと胸をなで下ろしている方も多いのではないかと思います。
SDGsの各目標ごとの国別評価もおこなわれています。日本は、目標4「教育」、目標9「イノベーション」で「グリーン」。目標5「ジェンダー平等」、目標12「責任ある消費と生産」、目標13「気候変動」、目標17「パートナーシップ」で、一番評価の低い「レッド」。改善度 SDG TREND の評価で、目標10「不平等」で、逆に後退したことを示す「レッド」。
「三流国としては、頑張っているんじゃない」と、言われそうです。
2020年の評価は、どうなるでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
いっしょに、SDGsの取り組みを進めていきましょう。
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