【子どものスマホ中毒をどうしたらいい?】

教育

私が経営する英会話スクールの保護者面談でのことです。

毎年ですが、

数名の保護者の方が、

「子どもが夜遅くまで、スマホやタブレットで、ゲーム、YouTubeを見てて、困っています。」と言われます。

保護者面談に来られるのは、ほぼ、お母さんたちです。

ここでも、日本の子育てにかかわれない、忙しい男性社会がうかがわれますね。

 

お母さんたちは、本当に、困っていらっしゃいます。

小学生でも、深夜、真夜中まで、スマホを見ていて、睡眠時間が取れず、学校の授業は眠くて、勉強に集中できません。

 

子どもに、「もう、遅いからスマホは、やめて寝なさいと、何度も注意するのですが、

いろいろ言い返してくるので、どうしようもないんですよ。」

と、言われます。

 

ここで、考えていただきたいのは、

ゲームや、YouTubeなどは、Google, Facebook などの、

天才ITエンジニアが考えた、

人を中毒させる、なるべくたくさんの時間を使ってもらえるように作られた、ものなのです。

 

ですから、こどもたちが、自分で判断して、スマホから離れることは、不可能だと考えていいと思います。

 

研究では、麻薬と同じくらいの、脳内快楽物質ドーパミンを引き出すので、

スマホ中毒となり、離れなれなくなるのです。

 

そして、このドーパミンという脳内ホルモンの恐いところは、

「もっと、もっと、大きなシゲキが」欲しくなるということです。

 

なので、

お母さんたちにアドバイスしているのは、

「ここまで!」と、こどもたちを止める壁になってください。

ということです。

 

こどもたちが、どんな理屈をこねようと、

ゲームやお笑い系YouTubeの見過ぎなどで、

失われた時間は、永遠にもどってきません。

 

こどもたちが何を言おうと、

ただ、立ちはだかる壁になって、

「これ以上はだめ」と、全力で止める、男性性を持って欲しいのです。

 

ユング心理学では、

女性性とは、全てを許し、包み込む優しさを表します。

そして、

男性性とは、だめだ!と、切る力を表します。

 

かつては、母親が女性性を持ち、父親が男性性を持って子どもに接していた時代もあったでしょうが、

現代は、時代が変化し、

働く女性、リーダーとなる女性も増え、家庭で家事をする男性も増え、

男性、女性の役割が平等になってきました。

 

女性、男性の役割が、変わってきているのです。

 

なので、

お母さんたち、女性も男性性を自分の中に持つ必要があります。

 

男性も、女性も、一人の人間が、

心の中に、女性生と、男性性の両方の性質を持って始めて、

豊かな人間として、こどもたちを育てることができるのです。

 

こどもたちが、

「いやだー」とぶつかってくるとき、

それを、受け止め、これ以上はダメだ、という壁になるとき、

ぶつかられる大人も、痛いのです。

 

だからこそ、こどもたちに、思いが深いところで伝わっていくのです。

 

 

これからの社会の課題だと思います。

 

 

 

 

 

 

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