映画【ガーンジー島の読書会の秘密〜出会う前から家族のように感じる・そんな出会いを体験したことはありますか? 戦争の傷跡の残る孤島での心温まる傑作】

Candy's Review

映画「ガーンジー島の読書会の秘密」

なんとユニークなタイトルでしょう。

でも英語のタイトルはもっと舌を噛むように長く、

”The Guernsey Literary and Potato Peel Pie Society”

無理して直訳すると、

「ガーンジー文学そしてポテトの皮のパイの会」(笑)

 

まず、ガーンジー島??????

ということで、とっても好奇心が湧きました。

 

そして私の大好きな Lily James が主役をしていることもあり見てみることにしました。

 

 

内容は、とても一言では言えないほど、心に染みる傑作でした。

また私の大好きな映画が1つ増えました。

 

 

2018年制作と新しい映画ですが、

舞台は1946年1月8日から始まります。

 

 

戦争は終わりました。

主人公のジュリエットは、売れっ子の作家です。

ロンドンでとても忙しい日々を過ごしています。

講演会がいくつも、雑誌や新聞のインタビュー、サイン会などなど。

真っ赤な口紅に、素敵な服、お金持ちの恋人と、華やかな暮らしです。

 

 

そんな彼女に、一通の手紙が届きます。

ガーンジー島の読書会に所属している、ドーシーという人物から、

たまたま読んだ古本に、ジュリエットの住所が書いてあったので、

好きな本を買うのに、どの書店に行けばいいのアドバイスをくださいという、

手紙でした。

 

 

このたった一通の手紙から、奇跡の物語が始まるのです。

一冊の本がつなぐ宝物となる人との繋がり。

 

 

ジュリエットは、リッチな婚約者のプロポーズに、イエスと答えてしまいますが、

華やかな生活に、身体や心が拒否反応を起こすこともありました。

両親を失った戦争の傷も癒えていません。

 

 

そして、

ガーンジー島を訪れ、

ドーシーという男性や、

読書会の人々に出会い、何かが心に響くのを感じます。

 

 

また、

ジュリエットは、ガーンジー島に、

深い戦争の傷跡が残っていることに気づきます。

 

 

読書会の人々の、心の中にも、隠された傷があるのです。

 

 

戦争中に、読書会を始めた、

エリザベスという若い勇敢な女性は、

本によって人々の心が豊かになること、

そして、それにも増して、

「読書会」で、

人とつながることがいかに大切なのか

を知っていたのでした。

 

 

しかし、エリザベスの姿は、今はありませんでした。

エリザベスは、生まれたばかりの娘を、ドーシーに任せたまま、

一体、どこに消えていったのか?

 

 

 

その謎を解いていく過程で、

 

戦争がいかに人間性を殺すのか、

残酷さを知り、

 

 

また、

 

ジュリエットは、人々の心の傷を癒していきます。

そして、同時に、ジュリエットの心も癒されていくのです。

 

 

皆さんは、会う前から、

手紙を読んだだけで、

(今なら、LINEか、メールや、SNSもありですね?)

その人を懐かしい、昔から知っている人のよう、

と感じたことは、ありませんか?

 

 

私にも、Facebookの友人で、

遠く離れているのに、

いつも心が繋がっている人がいます。

 

 

ジュリエットは、

本当に自分が望んでいるのは、

 

 

スローライフ、

自分らしい暮らし、

 

 

改めて、確信していきます。

 

 

映画のセリフが、Netflixでも、英語字幕がなく、

はっきりと、聞き取れなかったのですが、

こんな雰囲気でした。

 

 

ジュリエットが、ロンドンに帰った後、

ガーンジー島の読者会の人たちに送った手紙の中の一節です。

 

 

without knowing it

I feel I’ve been searching for the old  familiar faces myself for many years now,

and can’t quite account while I recognize yours.

But I do. 

There are supposed to the ones who was already know each other. 

If so I belong to you.

Or you to me.

That is a good definition of family I know.

Thank you for sharing your story of family with me.


Candy訳

自分でもわからずに、

私は今まで、もう何年もの間、懐かしい親しい人々を探し続けていたんだと思います。

説明はできませんが、出会えたときに感じました。

本当に、私は探してたんです。

出会う前から繋がっている人々がいるのです。

私は、あなた方と繋がっています。

あなた方も。

家族ってそんな意味ですよね。

家族の物語を、私に語ってくださったことを感謝いたします。


皆さんも、是非是非ご視聴されて、感想を教えてください。

 

これから、原作を読みます。

NYタイムズ ベストセラーだそうです。

もっと早く、気づきたかった?????

邦訳も出ていますので、どうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

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