@今週の洋楽 ジョイ・トゥ・ザ・ワールド Joy to the World 喜びの世界 スリー・ドッグ・ナイト Three Dog Night 

今週の洋楽 ぶろっこり

音楽大好きの ぶろっこり が、気ままに気になる気分のミュージックをお送りする @今週の洋楽 。

クリスマス直前に Joy to the World とくれば、「もろびとこぞりて」と思われた方ごめんなさい。曲名は同じですが別の曲です。前回の「サインはピース」に続いて懐かしの70年代もの。「サインはピース」の前に1位だった曲、そう今回は、「ジョイ・トゥ・ザ・ワールド Joy to the World 喜びの世界 」スリー・ドッグ・ナイト Three Dog Night をピックアップ。

「喜びの世界 ジョイ・トゥ・ザ・ワールド」は、スリー・ドッグ・ナイトがアルバム『ナチュラリー』1970年に収録、翌1971年にセカンド・シングルとしてリリスーすると全米1位を獲得、ビルボードの年間チャートで1位の大ヒットとなりました。日本の洋楽チャートでも何週もNo.1を続けました。

スリー・ドッグ・ナイトは3人のボーカル(ダニー・ハットン、チャック・ネグロン、コリー・ウェルズ)を中心とするロックバンド。オリジナル曲ではなく、それぞれが気に入った曲を見つけて二人が賛成するとカヴァーするといった感じだったそうです。No.1ヒットを3曲もだしていますが、全部カヴァーです。「ママ・トールド・ミー」、「ブラック・アンド・ホワイト」。以前紹介した「オールド・ファッションド・ラヴ・ソング」などもカヴァーですね。また、それがとてもいいアレンジやハーモニーなんです。グッジョブ。

アルバム『ナチュラリー Naturally』スリー・ドッグ・ナイト Three Dog Night

「喜びの世界 ジョイ・トゥ・ザ・ワールド Joy to the World」スリー・ドッグ・ナイト Three Dog Night

Joy to the World Three Dog Night 1971

Jeremiah was a bull frog
Was a good friend of mine
I never understood a single word he said
But I helped him a-drink his wine
And he always had some mighty fine wine

Singin’ joy to the world
All the boys and girls, now
Joy to the fishes in the deep blue sea
Joy to you and me

If I were the king of the world
Tell you what I’d do
I’d throw away the cars and the bars and the wars
Make sweet love to you

Singin’ now
Joy to the world
All the boys and girls
Joy to the fishes in the deep blue sea
Joy to you and me

You know I love the ladies
Love to have my fun
I’m a high night flier and a rainbow rider
A straight-shootin’ son of a gun
I said a straight shootin’ son of a gun

Joy to the world
All the boys and girls
Joy to the fishes in the deep blue sea
Joy to you and me

Joy to the world
All the boys and girls
Joy to the world
Joy to you and me

Joy to the world
All the boys and girls
Joy to the fishes in the deep blue sea
Joy to you and me

Joy to the world
Joy to you and me

Joy to the world, yeah yeah
All the boys and girls
Joy to the fishes in the deep blue sea
Joy to you and me

Joy to the world
Joy to you and me

Joy to the world
All the boys and girls
Joy to the fishes in the deep blue sea
Joy to you and me

You know I mean joy to the world
All the boys and girls
Joy to the fishes in the deep blue sea
Joy to you and me

Music & Words:Hoyt Axton

いつものぶろっこり訳です。

エレミアはウシガエル
良い友達だった
何を言っているのか分からなかったけど
一緒にワインを飲んだ
いつも良いワインを持ってたんだ

さあ 歌おう 世界に喜びを
男の子も女の子もみんな
深く青い海の魚たちに喜びを
君と僕に喜びを

もし俺が世界の王様だったら
何をするか教えよう
車も裁判も戦争もすべて捨てて
君と愛し合うんだ

さあ 歌おう 世界に喜びを
男の子も女の子もみんな
深く青い海の魚たちに喜びを
君と僕に喜びを

俺は女好き
お楽しみが大好きさ
夜遊びして 楽しみ尽くす
ストレートのろくでなし
そうさ ストレートのろくでなしさ

さあ 歌おう 世界に喜びを
男の子も女の子もみんな
深く青い海の魚たちに喜びを
君と僕に喜びを

最初の Jeremiah was a bullfrog の Jeremiah は旧約聖書に出てくる預言者エレミアで、もともとはJeremiah was a Prophet「ジェレマイアは預言者」だったようです。が、スリー・ドッグ・ナイトが気に入らず Bullflog ウシガエル になったそうです。また、Bullflog はスラングで ヒモ や 酔っ払い という意味もあるようです。

二番目の the cars and the bars and the wars も語呂合わせだと思います。the Bars は、柵ではなく法廷と訳してみました。a high night flier や a rainbow rider 、a straight-shootin’ もスラングっぽく使われているので意味がわかりません。当時の使い方もよくわかりませんし。

また、歌詞が全体的にむちゃくちゃな感じがするのは、もともとソングライターのホイト・アクストンが子供向けのアニメのために書いた曲だからでしょう。ところが番組が制作中止になり、アクストンがスリー・ドッグ・ナイトの前座を務めたとき、彼らにこの曲を紹介したそうです。最初はいいと思わなかったようですが、アルバム用にもう1曲必要でバンドが盛り上がる曲も必要と思って、歌詞も仮の歌詞だったのに急遽録音したそうです。だから、アルバム「ナチュラリー」の他の曲とは毛色が違いますし、最後に付け足したようになっているのはそのせいかもしれません。ところがわからんもんで、ファースト・シングルの「One Man Band」は全米19位だったのに、セカンド・シングルで出した「喜びの世界」が500万枚を超える特大ヒットになったわけです。

クリスマスソング「もろびとこぞりて」と同じタイトルにしるのもなんだか。

もろびとこぞりて Joy to the World / Pentatonix 和訳付き

もしかすると、こちらの曲からインスピレーションを得たのかもしれませんね。

最近の方は、こちらで知った方も多いようです。

マライア・キャリーがクリスマスアルバムでメドレーでカヴァーしたヴァージョン。

 

最後までご視聴いただきありがとうございました。

それでは、また。#369

コメント

  1. 洋楽担当ぶろっこり 洋楽担当ぶろっこり より:

    この曲をネットで見ていたら、ドラマ「ランチの女王」のエンディング曲として使われていたというコメントがありました。ちょうどサブスクで見ることができたので確認すると、あら懐かしや確かに使われていました。それにしても、映像が時代を感じさせること。俳優さんたちもなんとお若いこと。