• 北欧に学ぶ持続可能な世界・ワークライフハピネス・オンラインスクール

    「SDGs(エスディージーズ)」という言葉を聞いたことがありますか。最近、新聞やテレビでよく見たり聞いたりするようになりました。けれども、日本ではまだまだ多くの人がSDGsがどういうものなのか、私自身を含めてよくわからないというのが現状ではないでしょうか。

    「SDGs(エスディージーズ)」とは、「Sustainable Development Goals」の略で、2015年9月に国連サミットで決められた「国際社会共通の目標」のことです。日本では「持続可能な開発目標」と訳されています。

    といっても、どうしてこのような目標が国連で決められたのか、私たちがどう行動すればいいのか、その歴史的な流れが理解できていないので、なかなかピンときません。そこで「SDGs」の前提となる事柄をいくつか調べてみました。そのあとで、SDGsが掲げている具体的な目標と、実際の取り組みをなどを見ていきたいと思っています。

     

    その1 「Sustainable Society 」「Sustainable Development 」とは

    1980年代ころから、Sustainable という理念が世界で使われるようになりました。「Sustainable 持続すること」とは、この世界が未来に渡って続いていくことができる ということです。こういう言葉が使われるようになった時期とは、逆にいえば、このままだとこの世界は続かないぞ、終わってしまうかもしれない、と言うような一つの国だけでは解決できないようなグローバルな「地球規模の課題 Global Issues」が明らかになってきた時期だと言えます。

    まずは、こちらの動画をご覧下さい。

    ポール・ギルディン 「地球はもう限界です」 2012 TED

    上の動画のはじめのところで、エコロジカル・フットプリントという言葉が出てきます。イラストでの説明があります。

    エコロジカル・フットプリント (サスティナビリティ・イラストレーション 楽しく学習&指導ができるサスティナビリティ・ビデオ)より

    「エコロジカル・フットプリント」とは、人間の今の生活を維持するための土地や水。「バイオ・キャパシティー」とは、土地や水が何人の人間を生活させることができるかと言うことです。これを比べると、私たちが、今の生活を維持するためには、地球が一個じゃ足りない。1.5個も必要だと言うことになります。

     

    「地球規模の課題 Global Issues」

    現在、指摘されている具体的な課題をあげてみます。まだまだありますが、代表的なものだけでもこれだけあります。

    ○深刻な環境問題

    地球温暖化・オゾン層の破壊・酸性雨・砂漠化・熱帯雨林の減少・野生生物種の絶滅など

    ○資源・エネルギー問題

    資源やエネルギーの大量消費 原油・石炭・天然ガス・鉄鉱石・ウラン

    電気エネルギーの発電に使われる燃料 石油・石炭・LPG・水力・原子力・再生可能エネルギー

    ○南北問題

    第二次世界大戦後、先進国の植民地にされていた多くの国が独立した(発展途上国)。しかし、先進国(地球の北側に多い)と発展途上国(南側に多い)の経済的・工業的な格差は拡大し続けている

    ○その他

    核兵器の拡散 民族・宗教の対立 人種・民族による差別 飢餓と飽食 HIVなどの病気 テロ

    これらの地球規模の課題は、お互いに深く関係しているので、ひとりの人間や1つの国だけでは解決することができません。まさに、地球規模の課題なのです。

     

    「地球規模の課題 Global Issues」に向けた動き

    1972年 国連人間環境会議 環境問題の重要性と国際協力の必要性を確認

    1992年 国連環境サミット(地球サミット) 気候変動枠組条約の締結

    1997年 地球温暖化防止京都会議 京都議定書の採択

    当時、多くの人の眼を環境問題に向けさせたスピーチがあります。

    「伝説のスピーチ」セヴァン・カリス=スズキ/リオデジャネイロ 国連環境サミット 1992年

    セヴァン・カリス=スズキは、1979年カナダ生まれの日系4世。環境活動家。9歳でECO(子ども環境NGO)を立ち上げ、地元の環境活動に取り組む。12歳の時、ブラジルで開催された「地球サミット」に自分たちで旅費を集めて参加。最終日に本会議で得た6分間のスピーチは、後に「伝説のスピーチ」として世界中に紹介され、環境活動の象徴的存在となった。

     

    「持続可能な開発 Sustainable Development」の定義

    このような動きの中で、強調されるようになったのが「持続可能な開発 Sustainable Development」という理念です。

    持続可能な開発 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

    持続可能な開発(じぞくかのうなかいはつ、英: Sustainable Development, SD)とは、「将来の世代の欲求を満たしつつ、現在の世代の欲求も満足させるような開発」のこと。「持続可能な発展」と訳されることもある。また、持続可能な開発が行われ持続可能性を持った社会を、持続可能な社会と言う。

    「持続可能な開発」は、現在、環境保全についての基本的な共通理念として、国際的に広く認識されている。これは、「環境」と「開発」を、互いに反するものではなく共存し得るものとしてとらえ、環境保全を考慮した節度ある開発が可能であり重要であるという考えに立つものである。

    Wikiの説明は、1984年国連の「環境と開発に関する世界委員会」(WCED=World Commission on Environment and Development、委員長の名前からブルントラント委員会とも呼ばれる)が1987年に発行した最終報告書『地球の未来を守るために』”Our Common Future”の中で、「将来の世代のニーズを満たす能力を損なうことなく、今日の世代のニーズを満たすような開発」と説明したことを元に書かれています。

    しかしこの定義では、サスティナビリティの意味はわかるものの、わたしたちに具体的な方向性を示してくれてはいません。そこで、科学者が科学的に議論し定義したものを紹介します。

    サステナビリティの科学的定義 (サスティナビリティ・イラストレーション 楽しく学習&指導ができるサスティナビリティ・ビデオ)

     

    次の回では、「地球規模の課題 Global Issues」に向けた活動について、もっと見ていきたいと思います。

     



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