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    「SDGs(エスディージーズ)」という言葉を聞いたことがありますか。最近、新聞やテレビでよく見たり聞いたりするようになりました。けれども、日本ではまだまだ多くの人がSDGsがどういうものなのか、私自身を含めてよくわからないというのが現状ではないでしょうか。

    「SDGs(エスディージーズ)」とは、「Sustainable Development Goals」の略で、2015年9月に国連サミットで決められた「国際社会共通の目標」のことです。日本では「持続可能な開発目標」と訳されています。

    といっても、どうしてこのような目標が国連で決められたのか、私たちがどう行動すればいいのか、その歴史的な流れが理解できていないので、なかなかピンときません。そこで「SDGs」の前提となる事柄をいくつか調べてみました。そのあとで、SDGsが掲げている具体的な目標と、実際の取り組みをなどを見ていきたいと思っています。

    3回目は、いよいよ「SDGs(エスディージーズ)」について、見ていきます。

     

    その3 SDGs(持続可能な開発目標)

    最初に、マイケルグリーンさんの TED Talk をごらんください。

    マイケル・グリーン: 2030年までにより良い世界を作るには | TED Talk

     

    2015年のサミットで、2015年から2030年までの長期的な指針として「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。そして、このアジェンダの中心となる「持続可能な開発目標」を、「SDGs(エスディージーズ)Sustainable Development Goals」と呼んでいます。

    どうして、このような目標にむけて世界中の国が行動するようになったのかは、これまでの記事でおわかりいただけたと思います。

    「持続可能な開発目標」とは

     

    17の目標

    1. 貧困をなくす…「あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる」
    2. 飢餓をゼロに…「飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する」
    3. 人々に保健と福祉を…「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する」
    4. 質の高い教育をみんなに…「すべての人々への包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する」
    5. ジェンダーの平等…「ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う」
    6. 安全な水とトイレを世界中に…「すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する」
    7. エネルギーをみんなに、そしてクリーンに…「すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する」
    8. 働きがいも経済成長も… 「包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する」
    9. 産業と技術革新の基盤をつくろう…「強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る」
    10. 人や国の不平等をなくそう…「各国内及び各国間の不平等を是正する」
    11. 住み続けられるまちづくりを…「包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する」
    12. つくる責任つかう責任…「持続可能な生産消費形態を確保する」
    13. 気候変動に具体的な対策を…「気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる」[注釈 1]
    14. 海の豊かさを守ろう…「持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する」
    15. 陸の豊かさも守ろう…「陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する」
    16. 平和と公正をすべての人に…「持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する」
    17. パートナーシップで目標を達成しよう…「持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する」

    そして、この目標は、政府だけに任せておくものではなく、「地球上のあらゆる種類の人々、大学、政府、機関、組織」が、ともにとりくむことが大切だとされています。つまり、あなたやわたし、あなたの会社や学校・私の住む地域などでいろいな機会に取り組むべき目標だということです。

    もちろん、地球規模の課題ですから、誰かが簡単に解決できることではありませんね。実際に2017年には、SDGsの目標達成の進捗状況について、予定よりも遅れているとの報告がなされています。

    国連報告書、持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた取り組みの加速を要請 2017年07月20日

    国も、そのために法律を制定したり支援・援助、広報などをもっと積極的におこなわなくては、目標は達成できないでしょう。このことについて、マイケル・グリーンさんがこのような提言をしています。

    マイケル グリーン: 社会進歩指数があなたの国を暴く | TED Talk

    SDGs達成に向けた進捗状況を効果的に追跡するために、だれでもアクセスでき信頼できるデータが、いろいろなレベルで必要です。一刻もはやく、国内・国際の統計システムを確率する必要があります。

    特集:国連世界データ・フォーラムに向け、脚光を浴びる統計学者(英文)

     

    次の回では、「17の目標」について、もっと詳しく見ていきたいと思います。

     



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