国連 SDGs(エスディージーズ)って 聞いたことありますか? その16 目標 13 気候変動に具体的な対策を

国連SDGs

「SDGs(エスディージーズ)」という言葉を聞いたことがありますか。最近、新聞やテレビでよく見たり聞いたりするようになりました。けれども、日本ではまだまだ多くの人がSDGsがどういうものなのか、私自身を含めてよくわからないというのが現状ではないでしょうか。

「SDGs」とは、「Sustainable Development Goals」の略で、2015年9月に国連サミットで決められた「国際社会共通の目標」のことです。17のゴール(目標)・169のターゲット(具体的な目標)を決めています。

前回にひきつづき、SDGsの具体的な目標について調べてみました

地球温暖化の原因はわたしたちの出す二酸化炭素

地球温暖化は,わたしたち人間が経済活動の中で出す二酸化炭素が主な原因です。この二酸化炭素が地球の上空をおおい,「温室効果ガス」となってしまうのです。1880年から2012年の132年間に0.85℃上がったといわれており,このペースでいくとさらに上昇することが予想されています。

経済発展が進むと,その分二酸化炭素を出す量が増えていきます。二酸化炭素が出る量を減らして,温暖化にストップをかけることは世界全体の問題です。2015年の「パリ協定」では,世界の国々が一緒になって気候変動に取り組むことを約束しました。

地球の平均気温上昇を産業革命以前に比らべて2℃以内におさえ,できたら1.5℃以内にしようというのが,世界の目標です。そのために各国は「温室効果ガスを減らす2020年以降の目標を作りましょう」ということを取り決めました。

 

(記事・図は東京書籍EduTown SDGsのページより)

 

目標 13 気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる

Goal 13 Take urgent action to combat climate change and its impacts

パリ協定により、 新興市場で気候 変動対策に対応 する投資として 23 兆米ドル に相当するビジ ネスチャンスが 生まれました。

なぜ、この目標が設定されたのですか。

人間の活動に起因する気候変動は、私たちの生活様式や地球の未来を脅かしています。私たちは気候変動に取り組むことにより、あらゆる人にとって持続可能な世界を構築できます。しかし、行動は今すぐ起こさなければなりません。

人間の暮らしは、本当に気候変動の影響を受けているのですか。

はい。異常気象や海水面の上昇は、先進国、途上国の人々と財産に影響しています。フィリピンの零細農家からロンドンのビジネスマンに至るまで、気候変動は貧困層や社会的弱者、さらには女性、子ども、高齢者といった社会の周辺に押しやられた人々を中心に、あらゆる人に影響を及ぼしているのです。

 

国連広報センターのパンフレット SDGs シリーズ「なぜ大切か」より

ターゲット 13.1 全ての国々において、気候関連災害や自然災害に対する強靱性(レジリエンス)及び適応の能力を強化する。

ターゲット 13.2 気候変動対策を国別の政策、戦略及び計画に盛り込む。

ターゲット 13.3 気候変動の緩和、適応、影響軽減及び早期警戒に関する教育、啓発、人的能力及び制度機能を改善する。

ターゲット 13.a 重要な緩和行動の実施とその実施における透明性確保に関する開発途上国のニーズに対応するため、2020年までにあらゆる供給源から年間1,000億ドルを共同で動員するという、UNFCCCの先進締約国によるコミットメントを実施するとともに、可能な限り速やかに資本を投入して緑の気候基金を本格始動させる。

ターゲット 13.b 後発開発途上国及び小島嶼開発途上国において、女性や青年、地方及び社会的に疎外されたコミュニティに焦点を当てることを含め、気候変動関連の効果的な計画策定と管理のための能力を向上するメカニズムを推進する。

 

この目標13は、これまでの目標と比べるとターゲットが大変少ないです。どうして、少ないのか気になるところです。

 

目標 13 の達成現状は?

2019年の国連の経過報告です。

日本やアメリカの行動は、世界的な趨勢に反対するものとしか思えません。

 

 

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