デンマークの教育3回目です。
ニールセン 北村朋子さん、小寺豪さんオーガナイズのセッションの報告です
デンマークでは授業の評価はどのようにされているのでしょうか。
中学校1年生から通知表をもらいます。
それまでは通知表自体がありません。
フィンランドでは、15歳までテストが禁止されています。
それは勉強は競争ではない、
またテストで競争することで心によくないと言う考え方があるからです。
デンマークの
通知表は- 3から+の12までの段階になっています。
+12をもらえれば完璧と言うことです。
ここで、日本ではありえないすごいことがありました。
それはその評価に納得できない生徒がいたら、
生徒自身が先生に抗議をできると言うことです。
そこで、マンツーマンで、
先生と様々なことをその時に話し合うことになります。
自分の評価に抗議をすると言う生徒はそんなに多くはありませんが、
ニールセン北村智子さんの息子さんのホルガ君は英語が得意で、
どうして評価が12ではないのか抗議に行ったことがあるそうです。
そしてそこでは先生から、
「あなたの性格からパーフェクトの12をあげるともう勉強意欲がなくなるんじゃないかと思った」とかたくさんのお話を先生とすることで納得したそうです。
中学生時代から子どもたちが、
自分に対して責任を持つという、
自立している教育環境が見えました。
またとても驚いたことが、
学習指導要領はありますけれども、それほど細かな項目はなく、
なんと教科書の縛りがないと言うことです。
先生たちは自分が選んだ書籍やテキストを教科書として使うことができます。
私はこれはとても大事なことだなぁと思いました。
しかしもし日本でこれをやるとすると、
逆に先生たちの中から何を教えたらいいのかわからないので、
教科書を指定してほしいと言う人も、
大勢出てくるのではないかと思います。
もう50年も前にフィンランドで、
それぞれの教師が自由な教科書で教えるようにと言う文部省の指導に、
先生たちが猛反発をしたと言うことも思い出しました。
私自身は、
自分が本当に感動したこと、自分が面白いと思うこと、
そのようなことしか、
生徒たちの心には響かないと思います。
自分で自分の教科書を選びたいなぁと思います。
皆さんは、どのように考えられますか?
教育④に続く。。。。。。
コメント