@今週の洋楽 McCartney III ポール・マッカートニー Paul McCartney その日を楽しめ Seize the Day

今週の洋楽 ぶろっこり

音楽大好きの ぶろっこり が、気ままに気になる気分のミュージックをお送りする @今週の洋楽 。

先日、次のようなニュースが目に入りました。「アメリカのアナログ・レコード週間売上枚数が過去最高を記録し、CDの週間売上を上回る。」えーっ。いまさら。と思ってニュースを読むと、売り上げを後押ししたのが、このアルバム。ということで今回は、ポール・マッカートニー PaulMcCartney のソロアルバム「McCartneyⅢ」をピックアップ。

「アメリカのアナログ・レコード週間売上枚数が過去最高を記録し、CDの週間売上を上回る。」

米ビルボードによると、アメリカでは12月18日から12月24日までのアナログ・レコードの週間売上枚数が、年末商戦や独立系店舗での売り上げ上昇、ポール・マッカートニーの最新アルバム『McCartney III』のリリースに後押しされ過去最高を記録した。

この週のアナログ盤の売上枚数は184.2万枚に達し、これはニールセン・ミュージック/MRCデータが1991年に音楽売上チャートを開始して以来、1週間のレコード販売枚数としては最大の数字となった。それまでの記録はその1週間前の144.5万枚だ。

2020年12月18日に発売されたポール・マッカートニーのニューアルバム『McCartney III』は、3万2,000枚を売り上げ、アナログ・アルバム・チャートでは週間1位を記録。アナログ・アルバムとしては1991年以来、3番目に高い週間売上となった。前週のアナログ・アルバムの売り上げ1位は2万3000枚を売り上げたテイラー・スウィフトの『folklore』で、このアルバムは、彼女の公式サイトでの様々なカラー盤の発売が後押しをしている。

さらに、今週のアナログ盤の売上は、160.1万枚を売り上げたCDのセールスを上回った。アナログ・レコードの売上がCDの売上を上回ったのは1991年以来4度めで、そのうちの4週はすべて2020年に起きたことだ。

このアナログ・レコードの高い売り上げは、独立系レコード店の売り上げが助けとなっている。それらのレコードショップでの売り上げが73.3万枚という新記録を樹立し、これは1991年に集計が始まって以来、独立系レコード店にとって最大の売り上げの週であり、それまでの記録は2019年4月11日のレコード・ストア・デイの週に販売された67.3万枚であった。

カセット・テープやアナログ・レコードが、ストリーミング全盛のこの時代に、再び見直されているということは知っていましたが、まさかココまでとは。正直驚きです。と言いつつ、ぶろっこりも、未だに処分できないレコードやテープが部屋に沢山あるのですが。

さて、アルバムの方ですが、Apple Music の情報によると

『McCartney III』は言うまでもなくポール・マッカートニーの3作目のソロアルバムではない(実際は18作目)。音楽のスタイルを超えて、今作と、同様に彼の名を冠した前2作と共通しているのは、何かの重大な崩壊に対してのリアクションであるということだ。『McCartney』は突然で苦い経験となったビートルズの解散劇の後に生まれ、『McCartney II』はウイングスが10年に及ぶ活動を終えた1980年に作られ、そして2020年の今作は、彼がイギリスのサセックス州にある自宅のそばのスタジオで大半を一人でレコーディングし、もちろん、(新型コロナウイルスによって)普通の日常生活と社会が崩壊した結果生まれたものだ。「音楽を演奏して、音楽を作って、自分の考えや恐れや希望や愛を注ぎ込むことができたのは本当によかった」と、マッカートニーはApple Musicに語る。「制作にかかった3、4か月の間、そのおかげで救われたようなものだと言わざるを得ないね」

最近は、アルバムのトレーラーもあるんですね。

ピックアップする曲は、ポールがこの曲が一番ビートルズっぽいサウンドといっている Seize the Day。コロナ禍によって生まれた応援ソングという感じです。ポール自身も、「‟Seize the Day”は、辛い時期があっても今を生きるんだと歌う曲だけど、パンデミックを乗り切るためには、良いことに目を向けて、それを掴む努力をした方がいいということを僕自身やこの曲を聴いている人にも思い出させてくれるはずだ。間違いなく僕の助けにもなった」と言っています。

Seize the Day は、そのまま訳すと、「その日を掴め」 ですが、「その日を一生懸命生きて、楽しめ」といった意味だそうです。

Seize the Day Paul McCartney 2020

I don’t care to be bad
I prefer to think twice
All I know is it’s quite a show
But it’s still alright to be nice
Yankee toes and Eskimos can turn to frozen ice
When the cold days come
and the old ways fade away
There’ll be no more sun
and we’ll wish that we had held on to the day
Seize the day

I don’t mean to be wrong
I don’t need to be right
I’m okay on a sunny day
When the world deserves to be bright
Dinosaurs and Santa Claus will stay indoors tonight
When the cold days come
and the old ways fade away
There’ll be no more sun
and we’ll wish that we had held on to the day
Seize the day
Seize the day

I bless the day when you came into my life
And I could finally roll back the blind
You helped me to realize that love was the greatest prize
I only had to open my mind
Seize the day
Seize the day
Seize the day
Seize the day
Seize the day

I don’t care to be bad
I prefer to think twice
All I know is it’s quite a show
But it’s still alright to be nice
Yankee toes and Eskimos can turn to frozen ice
When the cold days come
and the old ways fade away
There’ll be no more sun
and we’ll wish that we had held on to the day
Seize the day
Seize the day

提供元: LyricFind
ソングライター: Paul McCartney
Seize the Day 歌詞 © Kobalt Music Publishing Ltd.

ちょとあやしい、ぶろっこり訳です。

その日その日を楽しめ

悪くても構わない
もう一度 考えたほうがいい
それがかなりのショーだと わかっている
それでも 大丈夫さ
ヤンキーのつま先とエスキモーは凍った氷に変える
寒い日が来ると
古いやり方は消えていく
もう陽は射さない
その日までしっかりと生きよう
その日を楽しもう

間違っていてもいい
正しくなくてもいい
晴れた日は大丈夫
世界は明るくなるのがふさわしい
恐竜とサンタクロースは 今夜部屋にいる
寒い日が来ると
古いやり方は消えていく
もう陽は射さない
その日までしっかりと生きよう
その日を楽しもう
その日を生きよう

あなたと出会えて よかった
ついに闇を打ち破ったんだ
君がいたから 愛が最高の宝だと気付いたんだ
心を開くだけでよかったのさ
その日を楽しもう
その日を生きよう
その日を楽しもう
その日を生きよう
その日を楽しもう

悪くても構わない
もう一度 考えたほうがいい
それがかなりのショーだと わかっている
それでも 大丈夫さ
ヤンキーのつま先とエスキモーは凍った氷に変わることができる
寒い日が来ると
古いやり方は消えていく
もう陽は射さない
その日までしっかりと生きよう
その日を楽しもう
その日を生きよう

Yankee toes and Eskimos can turn to frozen ice と Dinosaurs and Santa Claus will stay indoors tonight は、意味がわからなかったので直訳しています。ポール自身のコメントでも、意味はないっていっています。

農場の家でピアノを弾きながら書き始めた。何についての曲になるのかわからないまま言葉がこぼれ出るにまかせていたら、最終的には「Yankee toes and Eskimos can turn to frozen ice」というフレーズにたどり着いたんだ。これは何のことだ?と思ったんだけど、歌詞はあまり深く考えすぎないほうがいい。だからすごい意味があるというよりも、ちょっとシュールな感じになってしまうんだ。とにかく、それがとても寒い日のことを歌ったコーラスのところにつながって、「寒い季節になったら、その日を楽しもう」ということを思いついて、「carpe diem」の英語にあたる「Seize The Day」という歌になったんだ。

 

このアルバムは、ポールからのエールだと思って聴いています。とても元気づけられます。ありがとう。ポール。

 

最後までご視聴いただきありがとうございました。

それでは、また。#154

 

 

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