@今週の洋楽 ゲット・イット・オン Get It Onコズミック・ダンサー Cosmic Dancer Tレックス T.Rex 映画 リトル・ダンサー Billy Elliot

今週の洋楽 ぶろっこり

音楽大好きの ぶろっこり が、気ままに気になる気分のミュージックをお送りする @今週の洋楽 。

先日、テレビで映画「リトル・ダンサー Billy Elliot 」が放映されていました。確か昔見たことあったと思うのですが、あまり記憶に残っていませんでした。でも、ちょっと気になったのでもう一度見てみました。いや、良い映画じゃないですか。なんで、この良さがわからなかった、若い頃のわたし。と思ったくらい。

ということで今回は、この映画に使われている Tレックス T.Rex の「ゲット・イット・オン Get It On」「コズミック・ダンサー Cosmic Dancer 」をピックアップ。

アルバム「電気の武者 Electric Warrior」1971年。

「リトル・ダンサー Billy Elliot 」は、イギリスの青春映画。1984年、女性のものと考えられていたバレエに夢中になり、バレエ・ダンサーを目指した炭鉱町の少年の成長を描いています。音楽も良いし、ダンスもしびれるくらい、そして感動も。ぶろっこり 3回ぐらい泣きました。

ネタバレですが、wikiによるあらすじの一部です。まだ、ご覧でない方はご注意を。

1984年。イングランド北部・ダーラムの炭鉱町エヴァリントンに住むビリー・エリオットは、炭鉱夫である父・ジャッキーと兄のトニー、そして軽度の認知症を患う祖母と一緒に暮らしている。母・ジェニーはビリーが幼い頃に亡くなっていた。当時のイギリスは炭鉱不況の真っ只中で、父と兄は炭鉱ストライキに参加していた。父はボクシングの熱烈なファンであり、近所のジムにビリーを通わせている。しかしビリー自身は、殴り合うというボクシングの特性に馴染むことができなかった。

そんなある日、ボクシング・ジムの隅でバレエ教室が開かれることになった。もともと音楽が好きであったビリーは、音楽に合わせて優雅に踊るバレエに魅せられ、密かに教室に参加しコーチであるサンドラ・ウィルキンソンに師事し、彼女の指導を仰ぐ。ウィルキンソンはビリーにバレエの才能を見いだし、ビリーもそれに答えるかのようにみるみると上達していく。

 

笑いや感動ありの青春映画ですが、音楽も良かった。Tレックス T.Rex の曲を中心に、ジャム The Jam 、クラッシュ The Clash の名曲「ロンドン・コーリング London Calling 」なんかも効果的に使われています。1984年の炭鉱ストライキがひとつのテーマになっているのでイメージもピッタリな感じ。

ぶろっこりが「えっ」と思ったのは、映画のオープニング。なんと、レコードに針を落とすシーンからはじまるんです。そのレコードがあの名盤「電気の武者 Electric Warrior」。で、流れるのがこのアルバムに収録されている「コズミック・ダンサー Cosmic Dancer 」。言うことありません。しかも、A面2曲目のこの曲をかけるのに、針を落とす場所を間違えるというレコードあるあるの芸の細かさ。このオープニング、音楽好き・レコード好きなら、つかみはOKでしょう。

この映画のテーマ、そのままの曲。俺は12の頃から踊ってる。

Cosmic Dancer T. Rex 1971

I was dancing when I was twelve
I was dancing when I was twelve
I was dancing when I was out
I was dancing when I was out
I danced myself right out the womb
I danced myself right out the womb
Is it strange to dance so soon?
I danced myself right out the womb
I was dancing when I was eight
I was dancing when I was eight
Is it strange to dance so late?
Is it strange to dance so late?
I danced myself into the tomb
I danced myself into the tomb
Is it strange to dance so soon?
I danced myself into the tomb
Is it wrong to understand
The fear that dwells inside a man?
What’s it like to be alone
I liken it to a balloon
I danced myself out of the womb
I danced myself out of the womb
Is it strange to dance so soon?
I danced myself into the tomb
But then again
Once more
I danced myself out of the womb
I danced myself out of the womb
Is it strange to dance so soon?
I danced myself out of the womb

提供元: LyricFind
ソングライター: Marc Bolan

お次は、T. Rex の「ゲット・イット・オン Get It On」。ビリーが体育の授業の時に、ランニングで近道しようとしてトンネルやぬかるみを通ったり、移動図書館?でこっそりバレエの教本を借りたりするシーンのバックで流れた、とてもリズミカルで楽しい曲。曲名が、アメリカのバンド チェイス Chase の「黒い炎 Get It On 」とかぶってしまったので、「Get It On (Bang A Gong) 」というタイトルに変更されてます。ぶろっこり は、チェイスの曲も大好きでしたのでいつかブログでピックアップしたいと思います。

 

Get It On T.Rex 1971

Well you’re dirty and sweet
Clad in black don’t look back and I love you
You’re dirty and sweet, oh yeah
Well you’re slim and you’re weak
You’ve got the teeth of the hydra upon you
You’re dirty, sweet and you’re my girl
Get it on, bang a gong, get it on
Get it on, bang a gong, get it on

Well you’re built like a car
You’ve got a hubcap diamond star halo
You’re built like a car, oh yeah
Well you’re an untamed youth
That’s the truth with your cloak full of eagles
You’re dirty, sweet and you’re my girl
Get it on, bang a gong, get it on
Get it on, bang a gong, get it on (oh)

Well you’re windy and wild
You’ve got the blues in your shoes and your stockings
You’re windy and wild, oh yeah

Well you’re built like a car
You’ve got a hubcap diamond star halo
You’re dirty, sweet and you’re my girl
Get it on, bang a gong, get it on
Get it on, bang a gong, get it on
Well you’re dirty and sweet
Clad in black, don’t look back and I love you
You’re dirty and sweet, oh yeah

Well you dance when you walk
So let’s dance, take a chance, understand me
You’re dirty, sweet and you’re my girl
Get it on, bang a gong, get it on
Get it on, bang a gong, get it on (ow)
Get it on, bang a gong, get it on (ow)
(Get it on)
Get it on, bang a gong, get it on
Get it on, bang a gong, get it on
Get it on, bang a gong, get it on
Get it on, bang a gong, get it on
Take me
For a mean while I’m still thinking

提供元: LyricFind
ソングライター: Brian Raymond Allen
Bang a Gong (Get It on) 歌詞 © Sony/ATV Music Publishing LLC

いつもの ぶろっこり訳です。こんな感じだと思います。よくわからないけど。

ゲット・イット・オン
すごく セクシーで カワイイ
黒い服着て 前を見てる そんなお前が大好きだ
すごく セクシーで カワイイ
見た目は細くて 弱そうだけど
ハイドラの牙が 生えてる
すごく セクシーで カワイイ 俺のものだぜ
やってやる ゴング鳴らせ たのしもう
お前のカラダ イカしたクルマみたいだ
ホイール・カバーがダイヤみたいに光ってる
お前のカラダ イカしたクルマみたいだ
若くて じゃじゃ馬さ
本当さ イーグルのマントを着てるんだ
すごく セクシーで カワイイ 俺のものだぜ
やってやる ゴング鳴らせ たのしもう
口が達者で 手に負えない
靴やストッキングが気に入らないと
口が達者で 手に負えない
お前のカラダ イカしたクルマみたいだ
ホイール・カバーがダイヤみたいに光ってる
すごく セクシーで カワイイ 俺のものだぜ
やってやる ゴング鳴らせ たのしもう
すごく セクシーで カワイイ
黒い服着て 前を見てる そんなお前が大好きだ
すごく セクシーで カワイイ
見た目は細くて 弱そうだけど
ハイドラの牙が 生えてる
すごく セクシーで カワイイ 俺のものだぜ
やってやる ゴング鳴らせ たのしもう
For a meanwhile I’m still thinking

「ゲット・イット・オン」といえば最高にノリノリのベースやギターのリフ。いや最強、魔術的ですね。派手なメイクやキラキラの衣装を着ていたことから、「グラム・ロック」と呼ばれましたが、とてもキャッチーなエレクトリック・ポップなサウンドです。外見に惑わされてはいけません。ぶろっこりの経験から言うとハデハデの見た目でも、しっかりとしたサウンドのバンドが多いです。

さて、曲の最後で For a meanwhile I’m still thinking と歌っていますが、これの意味がまったくわかりませんでした。調べてみると、これはチャック・ベリー Chuck Berry の「リトル・クイニー Little Queenie 」の歌詞の一部。つまり「リトル・クイニー」をレコーディングしようしていた時に思いついたのがこの曲「ゲット・イット・オン」だったということのようです。道理で、歌詞と意味が繫がらないわけだ。

1970年代前半ブームになった「グラム・ロック」の雄と言えば、デヴィッド・ボウイとマーク・ボラン率いる「T・レックス」。このことは年配の方ならご存じだと思います。バンドの名前はもちろん最強の恐竜「ティラノザウルス・レックス」からきているわけですが、実はマーク・ボランがレイ・ブラッドベリが好きで、ブラッドベリの短編小説「ティラノザウルス・レックス」からとったというエピソードも聞いたことがあります。ブラッドベリ好きの ぶろっこり にはうれしい話です。

この映画では他にも、T・レックスの「Children Of The Revolution」「I Love To Boogie 」も流れましたね。そして、「Ride a White Swan」(1970年全英2位)もエンドロールで使われていました。

クライマックスのバレー学校の面接シーンで、エリオットが「電気のように・・・」という台詞を言います。これはもちろん、アルバム「電気の武者 Electric Warrior 」から来てるんでしょうね。どんだけ、好きなんやT・レックス。というのが最後の感想のぶろっこりでした。(^o^)

 

 

最後までご視聴いただきありがとうございました。

それでは、また。#252

 

 

コメント