@今週の洋楽 マナ・マナ Mah-Na-Mah-Na デイヴ・ペル・シンガーズ Dave Pell Singers イヤーワーム Earworm

今週の洋楽 ぶろっこり

音楽大好きの ぶろっこり が、気ままに気になる気分のミュージックをお送りする @今週の洋楽 。

耳について離れない音楽というのがあります。意味不明の呪文のような歌詞やリズム・メロディーが頭の中でぐるぐる。思いついたものでいうと、以前紹介したドクター・ジョン Dr. John の「アイコ・アイコ Iko Iko」、スキャットマン・ジョン Scatman John の「スキャットマン Scatman (Ski-Ba-Bop-Ba-Dop-Bop)」、ロス・デル・リオ Los del Rio の「恋のマカレナ Macarena」、ミー&マイ Me & My の「ドゥビ・ドゥビ Dub-I-Dub」、サイ PSY の「江南スタイル GANGNAM STYLE」、スパイス・ガールズ Spice Girls の「ワナビー WANNABE」などなど、かなり中毒性が高いですよね。そして、この曲なんかもその代表格ではないでしょうか。

ということで今回は、マナ・マナ Mah-Na-Mah-Na デイヴ・ペル・シンガーズ The Dave Pell Singers をピックアップ。

The Dave Pell Singers「マナ・マナ Mah-Na-Mah-Na」1969年

デイヴ・ペル Dave Pell はジャズのサックス奏者として活躍しましたが、その後プロデューサーとしても活躍するようになりました。彼がプロデュースした The Dave Pell Singers 名義のアルバム「Mah-Na-Mah-Na」。この1枚だけなんですが、いい感じのさわやかでおしゃれなソフトロックのアルバムとなっています。ぜひ、アルバムを通して聴いていただきたいですね。

しかし、何と言っても有名なのはタイトル曲の「Mah-Na-Mah-Na」です。ぶろっこりは、テレビ番組のジングル?やCMソングなどに使われていたのを覚えています。あと、教育テレビでマペットが歌うヴァージョンも記憶にあるなあ。最初に聴いたときは、一体何なんだこの曲という感じでしたが、マナ・マナというフレーズは耳に残って忘れられませんでした。

The Dave Pell Singers の「Mah-Na-Mah-Na」は、とぼけた男性ヴォーカルとかわいい女性コーラスのアレンジがなんとも言えない味を出していますよね。オリジナルはイタリアのドキュメンタリー映画「天国か地獄 Sweden: Heaven and Hell」(1968年)の主題歌だということです。そういえば、ぶろっこり 見たことがあるようなないような気がしてきました。

こちらが、オリジナルのドキュメンタリー映画「Svezia、inferno e paradiso」(イタリア語の原題)のサウンドトラック。ピエロ・ウミリアーニ Piero Umiliani のシングル・ヴァージョン。 Mah-Na-Mah-Na (original mono 45) (1969)

イタリア映画の主題歌を「マナマナ Mais Non, Mais Non」としてカヴァーしたのは、フランスのアンリ・サルヴァドールHenri Salvador 。

 

それをアメリカ教育番組「セサミストリート」でマペットたちに歌わせたところ好評で、テレビ番組「エド・サリバン・ショー」でも紹介されてアメリカでも人気曲になりました。それを、NHK教育でぶろっこりは見ていたことになりますね。

そもそも、マナ・マナの意味はというと、なんたら語でなになにを意味する言葉とかいくつか説明が見つかりましたがあまり根拠はなさそうで、諸説あります的なもの。結局はっきりしたことはわかりませんでした。まあ、そんなもんでしょう。

 

ところで、音楽が頭から離れないという経験がある方も多いと思いますが、この現象を「イヤー・ワーム(ディラン効果)」というのだそうです。ちゃんとした名前が付いているんですね。この、曲のワンフレーズがやむことなくリピートして聞こえる現象。耳の中に住み着く細長い虫という意味で、「イヤー・ワーム」とか、実際のアンケート調査の結果、ボブ・ディランの「風に吹かれて」がよく聞こえてくるということから、「ディラン効果」とも呼ばれるそうです。解りますね。

あなたのイヤーワームは、どんな曲でしょうか?教えてください^_^

 

 

最後までご視聴いただきありがとうございました。

それでは、また。#287

 

 

コメント