@今週の洋楽 恋するメキシカン Mexican Divorce  ドリフターズ The Drifters バート・バカラック Burt Bacharach

今週の洋楽 ぶろっこり

音楽大好きの ぶろっこり が、気ままに気になる気分のミュージックをお送りする @今週の洋楽 。

今回は、「恋するメキシカン Mexican Divorce」 ドリフターズ The Drifters とバート・バカラック Burt Bacharachをピックアップ。

ドリフターズThe Driftersの「恋するメキシカン(メキシコでさようなら)Mexican Divorce」は、バート・バカラックがハル・デイヴィッドと組む前んにコンビを組んでいたボブ・ヒリアード Bob Hilliardとの作品。黒人ボーカルグループ、ドリフターズ The Drifters に提供しています。もちろん日本のドリフターズ(いかりや長介や加藤茶・志村けんなどでご存じの)は、このグループ名にちなんだもの。ドリフターズThe Driftersは1953年に結成されてメンバーが入れ替わりながらも現在も活動しているそうです。「Stand by Me」で有名なベン・E・キング Ben E. King も在籍していまして、そのころがもっとも人気がありました。有名な曲としては「Money Honey」「There Goes My Baby」「Save the Last Dance for Me」「Up on the Roof」などのヒットがあります。

この「恋するメキシカン Mexican Divorce」は、ルディ・ルイス Rudy Lewis がリードをとっています。アルバム「Save the Last Dance for Me」に収録され、キャロル・キングの曲「When My Little Girl Is Smiling」のB面としてシングル発売され、全米28位・全英31位とスマッシュヒットしました。

いつものように邦題の「恋するメキシカン」には吹き出してしまいますが、原題は「メキシコで離婚」。60年代のアメリカと違い、メキシコでは弁護士も裁判も要らず簡単に離婚できたということで、当時流行っていたそうです。

Mexican Divorce The Drifters 1962

[Verse 1]
Down below El Paso lies Juárez
Mexico is different, yes, like the travel folder says
Cross the Rio Grande and you will find
An old adobe house, where you leave your past behind

[Chorus]
One day married, next day free
Broken hearts for you and me
Takes no time at all to get
A Mexican divorce

[Verse 2]
As I came home to this empty house last night
Looked at all the windows, yes I did, but I couldn’t find one light
I found you on this road to Mexico
And now, my love, I’m pleading: please, oh please, don’t go

[Chorus]
One day married, next day free
Broken hearts for you and me
Takes no time at all to get
A Mexican divorce

Finding love, it takes so long
Walking out must be wrong
It’s a sin for you to get
A Mexican divorce
You might also like
One day married, next day free
Broken hearts for you and me
Takes no time at all to get…

いつものぶろっこり訳です。

エルパソの下にはフアレス
メキシコは違うんだ 旅行案内が言うように
リオ・グランデ川を渡れば
古い日干しレンガの家
過去を捨て去る所

[コーラス]
ある日結婚し 次の日には別れる
あなたと私の傷ついたこころ
時間はかからない すべて思いのまま
メキシコでの離婚は

[Verse 2]
昨夜 誰もいない家に帰った時
すべての窓に 灯りはひとつもなかった
メキシコへ行く道で あなたを見つけた
愛しい人よ お願いだから
お願いだから 行かないでくれ

[コーラス]
ある日結婚し 次の日には別れる
あなたと私の傷ついたこころ
時間はかからない すべて思いのまま
メキシコでの離婚は

愛を見つけるのはとても時間がかかる
立ち去るのは間違いなのだろう
あなたとメキシコで別れるのは罪だ
メキシコで離婚

結婚した次の日には自由に
あなたと私の傷ついたこころ

時間はかからない そして

バート・バカラックといえば、ディオンヌ・ワーウィック Dionne Warwick というシンガーが思い浮かびますが、この曲の録音の時コーラスで参加したのがきっかけで、デモテープの仮歌シンガーとして契約したそうです。

ぶろっこりがこの曲を知ったのは、バカラックのヴァージョンで、てっきりボーカルはディオンヌだと思っていました。

Mexican Divorce · Burt Bacharach

いろんなミュージシャンがカヴァーしています。それぞれ雰囲気が全く違いますね。

ライ・クーダー Ry Cooder  アルバム「パラダイス・アンド・ランチ Paradise And Lunch 」1974

ニコレット・ラーソン Nicolette Larson アルバム「愛しのニコレットNicolette」1978

最後までご視聴いただきありがとうございました。

それでは、また。#344

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