@今週の洋楽 フランク・ロイド・ライトに捧げる歌 So Long, Frank Lloyd Wright サイモン&ガーファンクル Simon & Garfunkel 

今週の洋楽 ぶろっこり

音楽大好きの ぶろっこり が、気ままに気になる気分のミュージックをお送りする @今週の洋楽 。

今回は、「フランク・ロイド・ライトに捧げる歌 So Long, Frank Lloyd Wright 」サイモン&ガーファンクル Simon & Garfunkel をピックアップ。

「フランク・ロイド・ライトに捧げる歌 So Long, Frank Lloyd Wright 」は、サイモン&ガーファンクル Simon & Garfunkel のアルバム『明日に架ける橋』1970年に収録されているボサノヴァ調の曲。

軽やかなギターとフルートに気だるく囁くようなアート・ガーファンクルのボーカル。夏の庭先でゆったりとくつろいで演奏しいてるような感じです。いい雰囲気。ポール・サイモンはブリッジの部分を歌っています。

So Long, Frank Lloyd Wright Simon & Garfunkel 1970

So long, Frank Lloyd Wright
I can’t believe your song is gone so soon
I barely learned the tune
So soon
So soon

I’ll remember Frank Lloyd Wright
All of the nights we’d harmonize till dawn
I never laughed so long 、
So long
So long

Architects may come and
Architects may go and
Never change your point of view
When I run dry
I stop a while and think of you

Architects may come and
Architects may go and
Never change your point of view

So long, Frank Lloyd Wright
All of the nights we’d harmonize till dawn
I never laughed so long
So long
So long

いつものぶろっこり訳です。

さようなら フランク・ロイド・ライト

さようなら フランク・ロイド・ライト
君の歌をもう聞けなくなるなんて信じられない
やっとメロディを覚えたばかりなのに
早すぎる
早すぎるよ

君のことを忘れない フランク・ロイド・ライト
僕らは一晩中 夜が明けるまでハモって歌い続けた
あんなに長く笑ったことはない
あんなに長く
ずっと

幾多の建築家が 現れては消えていったけど
君はけっして自分の視点を変えなかった
僕が自分を見失った時は
ちよっと立ち止り 君のことを考えるんだ

幾多の芸術家が 現れては消えていったけど
君はけっして自分のスタイルを変えなかった

さよなら フランク・ロイド・ライト
僕らは一晩中 夜が明けるまでハモって歌い続けた
あんなに長く笑ったことはない
あんなに長く

ずっとずっと

さよなら

フランク・ロイド・ライトはアメリカの著名な建築家。ル・コルビュジエ、ミース・ファン・デル・ローエと共に「近代建築の三大巨匠」と呼ばれてるそうです。といっても、ぶろっこりもよく知りませんけど。以前紹介したドラマ「名建築で昼食を」の中でもその作品(建築)が紹介されていました。

帝国ホテル 新館(ライト館)

自由学園明日館

ライトは1959年に亡くなっていますが、コロンビア大学で建築学を専攻したアートがポールにフランク・ロイド・ライトの歌を書いてくれないかと頼んだそうで、ポールはライトがどんな人物かよく知らずにこの曲をつくったそうです。

デュエットが解散する直前のアルバム『明日に架ける橋』に収録された「ニューヨークの少年」とともに、ポールからアートに向けたメッセージが込められていると言われています。アルバムの製作や解散のことを考えると頷けるお話しです。

建築家のことなのか相方のアートのことなのかわかりにくい歌詞ですし、繰り返される so long には、じゃあまた や さようなら という意味にも、とても長い間 とか もう結構 という意味にもとれます。フェイドアウトの So long already, Artie! という声もそれっぽいという訳です。けれど、実はそれはプロデューサーのロイ・ハリーの声で、アートが So Long を延々と繰り返したため、もうすでに So Longだ と言ったのだとか。アート自身はこの意味深な歌詞についてずっと気がついていなかったとポールが後に語っています。

こちらのライブ・ヴァージョンもいいですね。やっぱり好きだわ、S&G。

最後までご視聴いただきありがとうございました。

それでは、また。#361

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