@今週の洋楽 秋はひとりぼっち Forever Autumn ヴィグラスとオズボーン Vigrass & Osborne

今週の洋楽 ぶろっこり

音楽大好きの ぶろっこり が、気ままに気になる気分のミュージックをお送りする @今週の洋楽 。

まだまだ暑いなと思っていたら、あっという間に秋が過ぎて、冬に突入してしまいそうな気候です。もうちょつと秋の雰囲気を楽しみたいということで今回は、ヴィグラスとオズボーン Vigrass & Osborne「秋はひとりぼっち Forever Autumn」をピックアップ。

ヴィグラスとオズボーンの「秋はひとりぼっち Forever Autumn」72年は、アルバート・ハモンドの「落葉のコンチェルト For The Peace Of All Mankind」73年と並ぶ、秋に聴きたい洋楽の定番曲だと思います。ぶろっこりと同世代の方は、当時のこと覚えてませんかね。ラジオでもよくかかっていました。

「秋はひとりぼっち Forever Autumn」シングル

アルバムは『キューズ Queues 』72年 ヴィグラスとオズボーン

このアルバム聴いたことが無かったんですが、なかなかいい感じのブリティッシュ・ポップが詰まってました。Apple Music では見つけられなかったのが残念。

「秋はひとりぼっち」ヴィグラスとオズボーン

まさに秋を感じさせるセンチメンタルなギターのイントロに、さわやかなヴォーカルとハーモニーがしっとりとしたメロディーを歌い上げていく。ストリングスなどのアレンジもいい感じで効果的。日本ではオリコン2位の大ヒット、だけど英米ではまったく。まあ、洋楽あるあるですけどね。

Forever Autumn Vigrass & Osborne 1972

The summer sun is fading as the year grows old
And darker days are drawing near
The winter winds will be much colder
Now you’re not here

I watch the birds fly south across the autumn sky
And one by one they disappear
I wish that I was flying with them
Now you’re not here

Like the sun through the trees you came to love me
Like a leaf on the breeze you blew away

Through autumn’s golden gown we used to kick our way
You always loved this time of year
Those fallen leaves lie undisturbed now
‘Cos you’re not here
‘Cos you’re not here
‘Cos you’re not here

Like the sun through the trees you came to love me
Like a leaf on the breeze you blew away

A gentle rain falls softly on my weary eyes
As if to hide a lonely tear
My life will be forever Autumn
‘Cos you’re not here

A gentle rain falls softly on my weary eyes
As if to hide a lonely tear
My life will be forever Autumn
‘Cos you’re not here

P.Vigrass & G.Osborne

いつものぶろっこり訳です。

時の流れとともに 夏の陽は翳り
闇の日々が忍び寄る
冬の風は寒さを増して
もう 君はここにいない

僕は秋空を南へ向かう鳥たちを見つめる
一羽また一羽と去っていく
僕も一緒に飛んで行きたい
君がここにいないのなら

差し込む木漏れ日のように
きみは現れ 僕を愛した
そして 風に吹かれる木の葉のように
君は 去って行った

秋の金色のガウンを踏み散らして
僕らは散歩したものさ
きみはこの季節を愛した
その落葉は静かに積もっている
君がここにいないから

差し込む木漏れ日のように
きみは現れ 僕を愛した
そして 風に吹かれる木の葉のように
君は 去って行った

泣き疲れた瞳に 雨は優しく降りそそぐ
孤独な涙を隠すように
僕の人生はずっと秋のまま
きみが去った 今は

「秋はひとりぼっち」の元曲は、ジェフ・ウェインがつくったCMのジングルだとか。ゲイリー・オズボーンの父親は大物のコンポーザーのトニー・オズボーンで、ヴィグラスはアートスクールの学生だったそうです。

また、「涙のハプニング」エジソン・ライトハウス を紹介した時に説明しましたが、エジソン・ライトハウスのヴォーカルは最初の2作「恋の炎 Love Grows」「恋のテクニック She Works In A Woman’s Way」はセッション・ヴォーカリストのトニー・バロウズ。3作目以降の「恋するペテューラ It’s Up To You Petula」「涙のハプニング What’s Happening」「恋に恋して My Baby Loves Lovin’」は、ポール・ヴィグラスが歌っています。71年の「涙のハプニング」は日本のみですがNo.1となり、翌年はヴィグラスとオズボーンとして「秋はひとりぼっち」がヒットしたことになります。不思議。

その後、ジェフ・ウェインは大作「宇宙戦争」の中でこの曲も取り上げていますし、ゲイリー・オズボーンは作詞家・プロデューサーとしてメジャーになり、ポール・ヴィグラスは俳優として「ハリー・ポッター・シリーズ」などに出演したとか。あまり話題にはなりませんが。

セカンド・シングル「白い記憶 Remember」

忘れない、9月に咲いた不思議な出来事
忘れない強く優しい冬の愛
約束と夢に充ちた長い冬の夕べ時は意味を失っていた
君と僕のふたりだけ、思い出はこぼれるほどに
11月、おだやかな秋の日のようだった君
君と僕のふたりだけ、思い出はこぼれるほどに
忘れもしない12月、あの日々より強く君を愛したことはない

レコードジャケットの和訳

こちらも、メロディ・ラインがとても美しい曲ですね。秋の雰囲気を感じる曲と言うことではじめましたが、最後は冬の曲になってしまいました。(^_^)

最後までご視聴いただきありがとうございました。

それでは、また。#366

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