音楽大好きの ぶろっこり が、気ままに気になる気分のミュージックをお送りする @今週の洋楽 。
今回は、「悪いあなた You’re No Good」 リンダ・ロンシュタット Linda Ronstadt をピックアップ。
と言うのも、先日『リンダ・ロンシュタット サウンド・オブ・マイ・ヴォイス』というドキュメンタリー映画を見たからなんですけどね。
ウェストコースト永遠の歌姫とも呼ばれるリンダ・ロンシュタット。
リンダ・ロンシュタットは1967年、フォークロックグループ「ストーン・ポニーズ」でレコードデビューするも売れず、ソロ歌手に転向。この時のバックバンドのメンバーであるドン・ヘンリー、グレン・フライ、バニー・リードン、ランディ・マイズナーがイーグルスを結成したのはぶろっこりも知っていました。1972年のサードアルバム『リンダ・ロンシュタット』ではそのメンバーでカントリーロックへ。イーグルスの名曲「デスペラード」がカヴァーされて彼女の代表曲に。
4枚目のアルバム『ドント・クライ・ナウ』1973年では、J・D・サウザーやピータ・アッシャーがプロデュース。アルバム『悪いあなた』からシングルカットされた「悪いあなた You’re No Good」がついに全米1位の大ヒット。
シンガーソングライター全盛の1970年代前半でも、選曲センスと歌唱力で無名のアーティストの曲をカヴァー。ロイ・オービンソンの「ブルー・バイユー」、バディ・ホリー「ザットル・ビー・ザ・デイ」、エルヴィス・コステロの「アリスン」、ストーンズの「ダイスを転がせ」も、リンダのカヴァーで知りました。というかリンダの曲だと思ってましたね。ということで、『風にさらわれた恋』1976年、『夢はひとつだけ』1977年、『ミス・アメリカ』1978年と立て続けにアルバムが全米No.1に。全盛期ですね。
80年代にはパンクやニューウェイブにも挑戦、さらにジャズのスタンダード曲集を発表。ブロードウェイでオペラの舞台に立ち、スペイン語でマリアッチを歌うなどジャンルにこだわらなさがすごいです。
2011年に病気のため惜しくも引退。
ミュージシャンのドキュメンタリーってつまらないものも多くて期待してなかったんですが、この映画で彼女のすばらしさを知ることができました。いや、良かったです。
前置きが長過ぎました。
「悪いあなた You’re No Good 」アルバム『悪いあなた Heart Like A Wheel 』(1974)収録。
シングル「悪いあなた」はトータルで1億枚以上を売り上げて全米1位を獲得しています。
You’re No Good Linda Ronstadt 1974
Feelin’ better now that we’re through
Feelin’ better, ‘cause I’m over you
I learned my lesson, it left a scar
Now I see how you really areYou’re no good
You’re no good
You’re no good
Baby, you’re no goodI’m gonna say it again
You’re no good
You’re no good
You’re no good
Baby, you’re no goodI broke a heart that’s gentle and true
Well, I broke a heart over someone like you
I’ll beg his forgiveness on bended knee
I wouldn’t blame him if he said to meYou’re no good
You’re no good
You’re no good
Baby, you’re no goodI’m gonna say it again
You’re no good
You’re no good
You’re no good
Baby, you’re no goodI’m tellin’ you now, baby
And I’m going my way
Forget about you, baby
‘Cause I’m leavin’ to stayYou’re no good
You’re no good
You’re no good
Baby, you’re no goodI’m gonna say it again
You’re no good
You’re no good
You’re no good
Baby, you’re no goodOh, oh, no
You’re no good
You’re no good
You’re no good
Baby, you’re no good
いつものぶろっこり訳です。
悪いあなた
あなたと別れて スッキリしてる
あなたを忘れて 気分がいいわ
いい勉強だった 傷跡は残ったけど
今の私には あなたがどんな人だったかよくわかる
あなたは 悪いひと
あなたは ヒドい男
あなたは ダメ男
そう あなたは 本当にヒドいヤツ
もう一度言うわ
あなたは 悪いひと
あなたは ヒドい男
あなたは ダメ男
そう あなたは 本当にヒドいヤツ
優しくて誠実なこころを私は壊した
あなたみたいな人のせいで 彼の心を砕いてしまった
膝まづいて許しを乞うわ
もし彼がこう言っても わたしは責めたりしない
あなたは 悪いひと
あなたは ヒドい女
あなたは ダメ女
そう あなたは 本当にヒドいヤツ
もう一度言うわ
あなたは 悪いひと
あなたは ヒドい女
あなたは ダメ女
そう あなたは 本当にヒドいヤツ
今こそ あなたに言ってあげる
私は私の道を行く
あなたのことなんて忘れて
私はここにを出て行くの
あなたは 悪いひと
あなたは ヒドい男
あなたは ダメ男
そう あなたは 本当にヒドいヤツ
もう一度言うわ
あなたは 悪いひと
あなたは ヒドい男
あなたは ダメ男
そう あなたは 本当にヒドいヤツ
オリジナルはディオンヌ・ワーウィックの妹のディー・ディー・ワーウィック Dee Dee Warwick 1963年。でも、リンダのパワフルなヴァージョンの方がずっといい。まさにリンダは、オリジナル以上に魅力的に歌うことができるシンガーのひとりです。当時の他のカヴァーと聴き比べてみてください。
ディー・ディー・ワーウィック Dee Dee Warwick 1963
ベティ・エヴェレット Betty Everett 1963
スウィンギング・ブルージーンズ The Swinging Blue Jeans 1964
最後までご視聴いただきありがとうございました。
それでは、また。#406
コメント